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くすりのQ&A

脳梗塞ってどんな病気ですか?
脳梗塞は血栓(血の塊)や脂肪の塊などにより、血管が詰まってしまい、脳細胞に充分な血液が届かなくなることで脳細胞が死ぬ(壊死)病気です。脳梗塞には次の3つのタイプがあります。
  • ラクナ梗塞
    高血圧の人に多く、脳の細い血管が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。
  • アテローム血栓性脳梗塞
    生活習慣病の糖尿病、高血圧、高脂血症による動脈硬化で脳の太い動脈や頚動脈が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。
  • 心原性塞栓症
    心房細動、急性心筋梗塞、心臓弁膜症により心臓内にできた血栓が血流により脳に運ばれ、脳血管をふさいだ時に突然の発作としておこるタイプです。
脳梗塞どのような症状があるのですか?
脳梗塞の30%の人に一過性能虚血発作(TIA)と呼ばれる前触れ発作が見られます。
 感覚障害 : 片方の手足のしびれ、片足を引きずる、急に力が抜ける、つまずきやすい、急なめまい
 知覚障害 : 片方の目が一時的に見えなくなる、物が二重に見える
 言語障害 : 言葉が出ない、理解できない
上記のような症状を放置すると、脳梗塞が発症し半身不随、半身麻痺、しびれ、感覚の低下、手足の運動障害、意識障害、言語障害、昏睡などを起こすおそれがあります。
脳梗塞はいつ起こりやすいのですか?
脳梗塞は夏に起こりやすいといわれています。夏は汗をかくため体の水分量が低下し、夏はエネルギーを消耗するため、心臓の動きも低下します。そのため、血液がドロドロになりつまりやすくなります。また、クーラーの効いた寒い部屋に入ると、一気に血管が収縮し血液の流れが悪くなるため、起こりやすくなるといわれています。
脳梗塞を予防するために大事なことは何ですか?
  1. バランスのとれた食事
  2. 適度な運動(30分以上のウォーキングを、週に3回以上程度が目安です)
  3. 水分の摂取(発汗状況に合わせて、こまめな水分摂取を心がける)
上記のポイントを踏まえ、生活習慣を改善し、動脈硬化を予防することが大事です。
脳梗塞にはどのような治療薬があるのですか?
  • 血栓溶解薬 : アルテプラーゼ、ウロキナーゼ
       →つまった血の塊を溶かします。
  • 脳保護薬 : エダラボン
       →脳細胞を保護し、脳梗塞の症状を改善します。
  • 抗脳浮腫薬 : ヒシセオール、マンニットールS、イソソルビド
       →血液の浸透圧を上げて浮腫を抑制します。
  • 抗血小板薬 : アスピリン、チクロピジン塩酸塩、クロピドグレル硫酸塩、シロスタゾール、オザグレル
  • 抗凝固薬 : ワルファリンカリウム、ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩、リバーロキサバン、アピキサバン
  • 抗トロンビン薬 : アルガトロバン、ヘパリン
       →血液をサラサラにするお薬です。