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くすりのQ&A

骨粗鬆症とはどんな病気ですか?
人間の骨は常に古い骨を分解し、分解した部分を修復することで、丈夫で健康な状態を保っております。これを「骨の破壊と再生」といいます。このバランスが崩れることで骨がもろくスカスカになり、骨折しやすくなる病気が骨粗鬆症です。骨粗鬆症は患者さんの健やかな日常生活を悪化させる原因となります。そのため、骨粗鬆症と診断された場合はしっかり治療する必要があります。現在、骨粗鬆症にはビスホスホネート薬というお薬が、最も多く使われています。
ビスホスホネート薬とはどんな薬ですか?
ビスホスホネート薬は骨を破壊する細胞の働きを抑え、破壊と再生のバランスを整えて骨を丈夫にする薬です。多くの骨粗鬆症の患者さんが服用しているお薬ですが、服用方法が他の薬と比べ特殊であるため、正しい飲み方をしないと効果が下がったり、副作用が出たりしやすいお薬ですので注意する必要があります。
この薬は毎日飲むのですか?
このお薬は長期間飲み続けるお薬であり、患者さんの負担を減らすために、服用回数を減らす改良がされてきました。「毎日飲む製剤」・「週に1回の製剤」・「4週に1回の製剤」などがあり、患者さんに合わせた薬剤を選ぶことができます。決められた服用間隔をしっかり守り、正しく服用しましょう。

「当院採用のビスホスホネート薬」

毎日服用 アレンドロン酸ナトリウム錠5mg
週に1回 アレンドロン酸ナトリウム錠35mg
リセドロン酸ナトリウム錠17.5mg
4週に1回 ミノドロン酸錠50mg
薬はいつ飲むのですか?
このお薬は食べ物などの成分と合わさると、効果が下がってしまうため、胃の中が空っぽな朝起きたときに飲む必要があります。また、薬を飲んだ30分間は水以外を食べたり飲んだりはしてはいけません。お茶やミネラルウォーターの成分とも相性が悪いので、水道水で薬を飲むようにしましょう。
どのような副作用があり、それを防ぐにはどうすればいいのですか?
このお薬で胃や食道が荒れることがあるので、コップ1杯ほど(約180ml)の多めの水で服用しましょう。また、薬を飲んだ後にすぐに横になると、薬が食道に残ったり、胃から戻ることがあるので、服用後の30分間は横にならないようにしましょう。
薬を飲み忘れたらどうすればいいのですか?
何かを食べた後に薬の飲み忘れに気づいたら、その日は飲まずに翌日に飲みましょう。食後に飲んだり、1度に2回分飲んだりはしてはいけません。 長期間飲み忘れた際や、次回服用日近くまで飲み忘れた際は医師・薬剤師に相談してください。
他に注意することはありますか?
このお薬による「あごの骨」への副作用を防ぐために、口の中は清潔にしましょう。歯科や口腔外科にかかる際は、このお薬を服用していることを必ず伝えるようにしましょう。
骨粗鬆症の薬には他にどんなものがあるのですか?
ビスホスホネート薬以外には以下のようなお薬があります。
  1. 女性ホルモンを補う薬
    女性ホルモンであるエストロゲンは、カルシウムを骨につなぎ止めるコラーゲンを助ける働きや、骨を形成する細胞を助ける働き、骨を破壊する細胞を抑える働きがあります。
  2. カルシウム剤
    体に吸収されやすい形になっており、食事からのカルシウムの不足を補います。
  3. ビタミンD製剤
    ビタミンDはカルシウムの吸収を促進させます。
  4. ビタミンK製剤
    骨に存在するたんぱく質を活性化し、骨の形成を促進させます。
その他不明な点や、気になることは医師・薬剤師に相談してください