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くすりのQ&A

関節リウマチとはどんな病気ですか?
関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が持続して腫れや痛みが生じ、最終的には関節が破壊され、変形してしまう病気です。このため治療をしないで放っておくと、10年後には関節破壊の進行とともに半数の方が寝たきりになってしまいます。
関節リウマチになるとどんな症状が現れますか?
関節のこわばり(特に朝)や腫れ・痛みなどの関節症状が現れることがあります。また微熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状や、肺・眼・皮膚などにも症状が現れることがあります。様々な症状がありますので、自分で判断せずに、気になる方はまず専門医に相談しましょう。
関節リウマチの治療薬にはどんなものがありますか?
下記に関節リウマチに用いられる治療薬を表します。
  1. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)・・・・痛みや炎症を抑えるための薬剤です。
    • 特長
      痛みや炎症を軽くしますが、リウマチの進行を抑えることはできません。このため、抗リウマチ薬と組み合わせて使われます。
    • 主な薬剤
      セレコキシブ、ロキソプロフェンなど
  2. ステロイド薬・・・・強い抗炎症作用と免疫抑制作用を持っています。
    • 特長
      炎症を迅速にかつ強力に抑えることから、リウマチの治療にも使われます。しかし、ステロイド薬のみでは関節破壊を完全に抑えることはできないので、抗リウマチ薬と一緒に使われます。
    • 主な薬剤
      プレドニゾロンなど
  3. 抗リウマチ薬・・・・免疫の異常を改善し、関節炎の進行を抑えます。
    • 特長
      効果が出るまでに服用後1ヶ月前後を要するため非ステロイド性抗炎症薬やステロイド薬と一緒に使います。最近では、比較的作用の強い薬剤を早期から積極的に使用する傾向にあり、その効果と副作用を定期的に確認することが大切です。
    • 主な薬剤
      メトトレキサート、タクロリムス、サラゾスルファピリジンなど
  4. 生物学的製剤・・・・炎症の悪化や関節の破壊を促進する物質を抑制します。
    • 特長
      主に点滴や注射で投与され、速効性と高い有効性が期待できます。さらに、関節破壊の進行を抑えたり、関節破壊を未然に防止することができるため、新しいタイプの薬剤として注目を集めています。
    • 主な薬剤
      インフリキシマブ、アダリムマブ、トシリズマブなど