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くすりのQ&A

湿布剤にはどのような種類がありますか?
冷感や温感があるいわゆる冷湿布、温湿布があり、更に痛みや炎症を抑える成分が含まれているものもあります。また、材質により、白地に泥状の薬剤が施されている分厚い布タイプと、肌色で薄いテープタイプの2種類に分類されます。
布タイプの湿布剤の特徴は?
  • 水分が多い。
  • 粘着性が低いため皮膚への刺激が少なく、皮膚症状が起こりにくい
  • 湿布特有のにおいある(においが少ないものもある。)
  • 剥がれやすい→背中や腰など広くて動きが少ない部位に適している
テープタイプの湿布剤の特徴は?
  • 伸縮性があり、比較的粘着性が強い。
  • 剥がれにくい→肘や膝、指、手足関節などの動きの激しい部位や、指や手首関節など比較的小さく曲がった部位に適している
  • 目立ちにくく、においが少ない
  • 毛深い場所には向かない
  • 皮膚が弱い人にはかぶれや発疹の副作用が出やすい
湿布剤を使用する際に注意する点はありますか?
  • 1日の使用回数、使用枚数を守って貼りましょう。
  • 使用前には患部を清潔にし、汗などでぬれている場合はよく拭き取りましょう。
  • 怪我をしている部位や湿疹・発疹の部位、粘膜には使用しないようにしましょう。
  • 温感タイプの湿布剤を使用している場合は入浴の30分以上前にはがし、入浴後直ちに使用はしないようにしましょう。
  • 貼り替え時には、剥がした後すぐに貼らず、少し時間をあけて皮膚を休ませてから貼りましょう。
  • 処方された本人以外は使用しないようにしてください。
湿布剤の副作用にはどのようなものがありますか?
  • 飲み薬の痛み止めと比較して胃腸障害(胃もたれ・胃痛など)や腎障害などの全身への副作用が出にくいのが特徴です。
  • 皮膚かぶれや光線過敏症など湿布剤を貼った部位に副作用が現れることがあります。
  • 湿布剤に含まれる痛みを抑える成分は、貼り付けた皮膚から血液中に取り込まれて全身に回るため、決められた使用回数・枚数を超えて大量に使用すると、飲み薬と同じように全身への副作用が出ることもあるため注意が必要です。特にロコアテープは全身への副作用が出やすいため注意して下さい。
光線過敏症とはなんですか?
光線過敏症とは、日光アレルギーとも呼ばれ、日光に対する過敏な反応になります。日光を浴びた際に、湿布剤を貼った部位が赤くなる、水ぶくれ、かゆみを伴う発疹が現れるなどの異常な皮膚症状が起こります。モーラステープ(パップ)に含まれている「ケトプロフェン」という痛みを抑える成分の副作用で起こることがあります。予防には、湿布を貼っている部分を衣服やサポーターなどで隠し、紫外線が当たらないようにすることが大切です。特に夏場など紫外線の強い時期は注意が必要です。また、剥がした後でも、4週間程度は皮膚に浸透した成分が残るので、同じような注意が必要です。