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がん種類別取組/子宮がん

子宮がん(子宮頚がん、子宮体がん)について

1.子宮がんについて
 子宮頸がんは子宮の入口の頸部にできる癌であり、ヒトパピローマウイルスの感染が癌の発症と関係しています。30歳~40歳代で多くは診断されており、2005年度の報告では1年間に約8500人が診断されています。ウイルスの感染を予防するワクチンが開発されがんの予防に有効であると考えられています。

子宮頸がん

子宮体がん
 子宮体がんは子宮体部の内膜より発症する癌で女性ホルモンに依存していることが多く、糖尿病、高血圧といった成人病とも関係し、50歳代以上に多く発症します。2005年度の報告では1年間に約8200人が診断されています。従来は日本人には子宮頸がんが多く、子宮体がんは欧米人に多かったのですが、最近は食生活の欧米化に伴い子宮体がんを発症される方が非常に増加しております。
2.治療の特色
 チーム医療の推進と患者さんひとりひとりへの最適な治療の提供を常に心がけています。週に2回の産婦人科でのグループ検討会や、他科、他部門との合同検討会により患者さんそれぞれに適した治療方針をガイドラインに沿って決定しています。もちろん子宮頸がんの治療ではもっとも大切な早期発見のためのがん検診、子宮を温存できる早期治療、予防接種の推進には積極的に取り組んでいます。特に早期の子宮頸がんには福井県内では当院だけの特色である子宮頸部レーザー円錐切除により子宮の温存療法に力を入れています。
 子宮体癌は最近増加していますが子宮の温存を強く望まれる方にはホルモン療法なども施行しています。また子宮頸がん、体がん共に進行がんであれば他科との協力による拡大手術や放射線科との協力による動注化学療法や放射線照射などにより根治性を高めています。手術後や再発がんなどの抗癌剤の投与が必要な場合には患者さんの生活の質を落とさないように、がん化学療法認定看護師を中心とした外来化学療法にも力をいれ、がんと上手に付き合っていけるように配慮しております。
 また当院産婦人科は腹腔鏡手術に非常に力を入れていますが保険適応の関係もあり現時点では進行がんには腹腔鏡手術はおこなっておりませんが、今後の導入に向けて検討中です。