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脳卒中からの生還のためには

脳卒中の種類
脳の血管による疾患を脳卒中と呼びます。脳卒中には血管が閉塞しておきる「脳梗塞」、脳内の細かな血管が切れる「脳内出血」、太い脳動脈にできたふくらみの脳動脈瘤が破裂する「くも膜下出血」の3種類があります。
脳卒中の症状
くも膜下出血は突然の頭痛。脳出血や脳梗塞では頭痛は少ないようですが、急に手足が動かなくなるというような突然の脳の働きの障害が典型的です。
脳卒中になったら
「Time loss is brain loss (遅れるほど脳をなくす)」、これはアメリカでのテレビ広告標語です。受診が早ければ早いほど脳卒中の後遺症を少なくすることになるのですぐに病院を受診するよう警告しています。
最近はいろいろな診断方法が開発されてきていますので、受診後すぐに脳卒中かどうか、またどのタイプの脳卒中かを診断することができます。
脳卒中の治療
  1. くも膜下出血
    突然の激しい頭痛が症状です。発症後は再出血を繰り返して死にいたる可能性の高い疾患です。診断後はすみやかに再出血予防の点滴と手術が行われます。再出血は24時間以内が多いとされています。疑われたらすぐに病院を受診してください。
  2. 脳内出血
    出血した脳の反対側の手足の麻痺が特徴です。高血圧が原因で脳内の血管から出血するので、すぐに病院で血圧を下げる必要があります。場合によっては出血そのものを取り除く緊急手術が行われます。
  3. 脳梗塞
    つまった脳血管の場所によって症状は異なります。発症後4.5時間以内の人に限り使用することができる血栓そのものを溶かす注射薬が使用できるようになりました。 またカテーテルを使った機械的血栓回収療法は非常に高い再開通率を達成できるようになっています。
    4.5時間を過ぎても、大きな血管が詰まっている場合でまだ助かる可能性がある場所が残っていれば、このカテーテル治療の適応になる可能性があり、FAST(*後述)で異常を認めれば、すぐに救急要請してください。

*FASTとは

FACE(顔の麻痺)、ARM(腕の麻痺)、SPEECH(言葉の障害・ろれつが回らない)、が急に起こったら脳卒中の可能性があります!
TIME(いつ、その症状が起こったか?) が非常に重要ですので、救急隊にかならず伝えてください!

ということを略したものです。

そのほか、血をサラサラにする薬を飲んでいるかどうかや、大体の体重、最近手術を受けたことがあるか、胃潰瘍やケガなどで最近出血したことがないかどうか、脳出血やクモ膜下出血になったことがあるかどうかなどが非常に重要で、必ず救急隊や医師から聞かれますので、受診する前に整理しておくと治療までの時間がより早まります!

いずれの治療でも、入院から急性期治療、その後のリハビリにかけて専門の医師や看護師などのスタッフによる高度な治療が必要になります。また上記のような症状に当てはまる場合は1分1秒でも早く救急車を呼んで、すぐに受診してください。