先輩の声
部署紹介46(緩和ケア病棟(エキナケア)) 2020/6/17(水)

緩和ケア病棟(エキナケア)に入院している患者さんにとって体と心の辛さが和らぐ様な体験はとても貴重です。
今回は、日常のささやかなエピソードをご紹介します。

病棟内のデイルームの棚に一つの水槽があります。今は小さなエビが数匹気持ちよさそうに飛び回っています。
その様子を毎日楽しみに見ておられる患者さんのUさん。
ある日、「わーすごい!」と言って看護スタッフを呼びに来られました。水槽の中にはなんと、多くのエビの赤ちゃんが誕生していたのでした!これには、私たちもビックリ!!「おなかに卵を抱えていたんや」と、Uさんは嬉しそうに教えて下さいました。
あまりの小ささに写真にはうまく納まらなかったけど、ほっこりする出来事でした。
  


6月1日のブログにもある様に、私たちの病棟にもすずらんの贈り物がANAグループ様から届きました。
患者さんお一人お一人に一輪ずつのすずらん、幸せの香り付きしおり、そして鉢植えのすずらんまで頂きました。
本当に有難いことです。新型コロナウイルスの事で航空会社さんも大変だろうにと思いながらお部屋の患者さんに心を込めてお届けしました。
Sさんは、酸素吸入をしながら目をつむっていました。少し意識が朦朧としていて、息もつらくなるのであまり動けません。そんなSさんに私は、幸せを感じられる香りを伝えたいと思い、しおりを擦って、そっと酸素マスクの下へ近づけました。なんと、Sさんはしっかりと目を見開き「いい匂いがする」と呟いたのです。小瓶に挿したすずらんも見て頂きゆっくり頷かれました。
数日後、Sさんは、飛行機が飛ぶもっと上の青い空へ旅立って逝かれました。すずらんの香りがここで過ごした思い出の一つになっていただけたら幸いです。

福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2020年5月)


 今年は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、不安と期待を抱きながら4月に25名の新人看護師が入職しました。感染予防対策として、研修が制限される中で、とても大変だったとは思いますが、一人も体調を崩すことなく頑張っています。
 入職してから3ヶ月間は「研修生」としての若葉色の名札をつけて、臨床研修を行っています。研修期間ではありますが、実際に患者さんに接して、上司や先輩看護師に指導を受けながら、看護師として多くの知識、技術、態度を学んでいます。
 今年は、例年より少し早くなりましたが、5月の終わりには配属先が決定し、「研修生」としての期間も残り1ヶ月、どんどん成長していってくれることを期待しています。

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