教育システム
看護教育目的
いつでも、どこでも、災害時でも、看護部の理念に
沿った質の高い看護が提供できる看護師を育成します。
継続教育のねらい
  1. 赤十字の看護師としての自覚と役割遂行できる能力の
    育成
  2. 看護専門職業人としての能力育成
  3. 仕事を通して自己実現していく力の育成
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2019年7月)

 当院の新卒看護師たちは、「研修生」を卒業する研修修了式を行い、他職種の新採用新卒者とともにあわら温泉へ宿泊研修に行ってきました。
 看護師、初期研修医、薬剤師、検査技師、事務職員など様々な職種とともに、入職してからの日々を振り返り、グループワーク。「こんな医療人になりたい」というテーマで語り合い、まとめて発表しました。どのグループでも、とても熱心にそして楽しそうに取り組んでいました。
 職種を越えて同じ病院で働く同期入職者との交流を深め、これからの目標を考えることもできたと思います。いっしょに、元気に、がんばっていきましょう。

キャリア開発ラダーレベルの指標と研修内容

レベルⅠ(新人):新卒看護師臨床研修と支援体制

本院では、新卒看護師を就職後3ヶ月間「研修生」と位置づけ、ローテーションを含む臨床研修を行っています。この期間、研修責任者や各部署の指導者・教育委員など多くの看護師が指導に関わり、安全で確実な看護実践を行うための知識・技術修得を支援します。
その後はプリセプターや部署の教育委員他先輩たちのサポートを受けながら仕事を覚え、業務を
担う一員として成長していきます。
「研修生」として入職
  • オリエンテーションと病棟での研修
    電子カルテの取り扱い、移送、清潔面の援助技術など基本的な
    ことを学びます。
  • 看護技術研修
    移乗介助、食事介助、導尿・膀胱留置カテーテル挿入、注射など
  • 面接
    研修責任者や師長と面接し、支援を受けます。




  • ローテーション研修
    4つの病棟と手術室および集中治療室を巡り、看護場面や技術の体験を積み重ねていきます。
  • 看護技術研修
    輸血、与薬、輸液ポンプの取り扱い、一次救命処置など
  • 面接
    研修責任者と面接し、支援を受けます。
  • 配属部署決定・研修
    希望を加味して配属が決まり、その部署での研修を行います。
  • 研修修了試験
    これまでの研修と経験で習得できたことを試験で確認します。
「研修生」から「スタッフナース」へ
  • 研修修了式
    看護部長から修了証が授与され、「研修生」を終えて、業務を
    担う一人の「スタッフナース」となります。
  • 新入職員宿泊研修
    4月に入職した新卒職員全員で宿泊研修に行きます。
    グループワークで目指す医療人を考え、多職種と交流します。
  • 夜勤開始
    8月中旬から10月、夜勤に入り始めます。
  • 振り返りと面接
    入職後の半年を振り返るカンファレンスと面接
  • 研修
    静脈留置針、多重業務シミュレーションなど
  • 振り返りと面接
    1年間を振り返ってカンファレンス
    師長と面談して自分の成長を評価し、次のステップへ
レベルⅡ基礎2:臨床経験2年目
 看護実践力をさらに高め、部署の中で周囲の状況を把握しながら自分に任せられた仕事を遂行できる力をつけていきます。また、事例研究を通して自分の考える看護を実践し、それをまとめる能力も養います。

***主な研修***
救急看護研修Ⅰ(ICUと救急外来研修)
救急看護  看護倫理  褥瘡ケア  感染管理  医療安全  糖尿病看護  事例研究
災害看護論Ⅰ
レベルⅡ基礎3:臨床経験3年目
 日々の業務の中でリーダーシップがとれる能力、新卒看護師や学生の指導に関わることができる能力を身につけていきます。さらに、赤十字救急法、災害看護を学び、救護員資格を取得します。

***主な研修***
救急看護研修Ⅱ(OP室研修)
看護過程  フィジカルアセスメント  感染管理  プリセプター入門  リーダーの役割
災害看護論Ⅱ
レベルⅢ以上:臨床経験4年目以上
 臨床経験を積み重ね、質の高い看護を実践すると共に組織の中でリーダーシップをとり、学生や経験の少ない看護師を教育指導する能力を高めていきます。また、それぞれのキャリアプランにそった能力開発を支援します。

***主な研修***
新卒看護師教育についての研修  看護研究  退院支援  がん看護シリーズ
糖尿病看護など
赤十字本社管理者研修  語学研修  国際救護員養成研修など

***院外での研修など***
各種学会参加・研修やセミナー参加の支援
大学院進学・認定看護師研修への支援

継続教育の構造

当院では、赤十字医療施設のキャリア開発ラダー(実践者ラダー等)を採用しています。
これは、看護職がそれぞれ自分なりの目標を持って成長することを支援し、その到達状況をお互いに認め合い、評価するシステムです。


<看護実践者ラダーの概要>

看護師たちのいま

福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2019年6月)

 「研修生」期間も今月末まで。残り少なくなってきました。
 先日、標準予防策の研修を行いました。すでに学校で学習していますが、臨床の場で実践すべき技術を学びました。一つの写真は、ビニールエプロンやマスク、ゴーグルの着脱を行っている様子です。そして、もう一方は、蛍光塗料とブラックライトを用いてベッド周囲の拭き残しを確認しているところです。これらは、注射などに比べれば特別な技術を必要としないように見えますが、汚染された部分をしっかり認識できなければなりません。そして、確実に実施することが大切な技術です。
 忙しい業務を行う中でもしっかり実践していってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2019年5月)

 5月29日、当院看護互助会主催の新人歓迎会が行われました。
 めったにしゃべる機会のない病院長、副院長、事務部長、看護部長(副院長)と共にテーブルを囲み、楽しい時間を過ごしました。先輩たちが工夫をこらして作ったクイズをそうした病院幹部とともに解き、様々な賞品をもらいました。上は、美味しい食事とデザートも食べ、笑顔いっぱいで院長、事務部長とともに撮った写真です。
 翌日は、輸液ポンプ、シリンジポンプの研修。「研修生」として徐々に侵襲的な処置、難しい観察、ケアにも関わり、看護実践力を高めています。そして、多くの職員と交わり、当院という職場に適応しつつあります。
 「研修生」期間は、残り1ヶ月。さらに知識と技術を磨いてほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2019年4月)

 今年も当院に新卒看護師・助産師たち、35人が入職しました。
 現在、「研修生」として看護実践能力を高める臨床研修中です。若葉色の名札を付けています。先日、注射の研修を行いました。「えー!実際に注射するんですか!?」との声が聞こえましたが、有資格者になったのですから、実際に、します。皮下注射、筋肉内注射、採血、翼状針での点滴、と4つ手技をお互いを相手にして実施しました。研修生3人に1人の先輩看護師が付いて丁寧に指導してもらい、ずいぶん落ち着いて注射器や針を扱えるようになりました。月末に実技試験を行い、合格したら、患者さんへの実施を開始します。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2019年2月)
 年度末、そしてまた新しい職員を迎える4月が近づいています。
 当院の新卒看護師たちは、1月24日にこの1年間を振り返って次年度の目標を考える研修を受けました。
 写真のピンク色の紙は、集合教育(研修)の受講票です。これだけたくさんの研修を受け、勉強しました。白い紙は、基礎看護技術のチェック表。節目ごとにプリセプターや先輩に見てもらって、チェックしました。入職時には一人で「できる」といえる技術はほんの少しでしたが、今では、多くが「できる」ようになっています。
 この日は、看護部の研修後に、他の職種の新採用者とも1年間の振り返り研修をしました。「他の職種の仕事内容と大変さがわかった」「同期入職者みんなで、またがんばろうと思った」などの声がたくさん聞かれました。
 とても大変だったけど、大きな成長の1年でしたね。さらなる高みを目指して、2年目も前進していきましょう。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年9月)
 9月6日、「留置針の刺入実技試験」と「アナフィラキシー対応」「7-8月の振り返り」の研修を行いました。
 留置針の刺入実技試験では、物品を取りやすい位置に配置し、駆血帯を巻く、針を刺す、点滴セットに繋ぐ、という身体の動きが見違えるようにスムーズになっていました。そして、全員合格しました。
 この後、7-8月を振り返っての語り合いとアナフィラキシーショック対応のシミュレーションを行ないました。
 シミュレーションでは、抗菌薬の点滴開始後に患者が息苦しいと訴えてきた、という設定で対応を検討し、実施しました。やってみて振り返り、こうした急変場面で何が必要で、どんな行動をとるべきなのかを考えました。
 当院の新卒看護師たちは、今、夜勤を開始し始めたところです。まだまだ不慣れではありますが、一歩一歩、着実に前進しています。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年8月)

 8月3日、当院の新卒看護師たちは、終日、研修でした。
 まず「赤十字概論」研修では、赤十字の理念や事業について講義を受けました。赤十字マークがもつ国際的に重要な意味など赤十字への理解を深められたことと思います。
 夕方からは、全職種の新採用者が集まっての研修でした。本来は7月上旬に県外宿泊施設で実施予定だったのですが、今年度は大雨のため中止となってしまいました。そこで残念ながら宿泊はなしですが、この日に研修を行いました。初期研修医、薬剤師、事務職員などとともに多職種で、「こんな医療人になりたい」をテーマにグループワークを行いました。どのグループも熱心に、そして楽しそうに話し合っていました。
 職種に関わらず新人としての辛さは共通のようです。互いに支えあい、励ましあって、乗り越えていってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年6・7月)
 当院の新卒看護師たちは、3ヶ月間の臨床研修(「研修生」としての期間)を修了しました。
 6月29日には、臨床看護実践に関する知識試験を行い、全員の合格を確認しました。そして7月6日は、副院長(看護部長)から修了証を授与される修了式でした。写真はその修了証を持ってびしっと整列する前の様子です。それぞれうれしそうに修了証を眺めたり、掲げたり、おしゃべりしたりしています。副院長の隣は、遠慮して一つ空いてしまいました。
 入職して3ヶ月間、5箇所を巡り、様々な看護実践を体験しました。知識・技術を高め、新卒看護師同士の絆ができ、そしてこの病院に馴染んだことがこの臨床研修の大きな収穫です。それを基に、これから各部署のスタッフとして成長していきます。