教育システム
看護教育目的
いつでも、どこでも、災害時でも、看護部の理念に沿った質の高い看護が提供できる看護師を育成します。
継続教育のねらい
  1. 赤十字の看護師としての自覚と役割遂行できる能力の育成
  2. 看護専門職業人としての能力育成
  3. 仕事を通して自己実現していく力の育成
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年9月)
 9月6日、「留置針の刺入実技試験」と「アナフィラキシー対応」「7-8月の振り返り」の研修を行いました。
 留置針の刺入実技試験では、物品を取りやすい位置に配置し、駆血帯を巻く、針を刺す、点滴セットに繋ぐ、という身体の動きが見違えるようにスムーズになっていました。そして、全員合格しました。
 この後、7-8月を振り返っての語り合いとアナフィラキシーショック対応のシミュレーションを行ないました。
 シミュレーションでは、抗菌薬の点滴開始後に患者が息苦しいと訴えてきた、という設定で対応を検討し、実施しました。やってみて振り返り、こうした急変場面で何が必要で、どんな行動をとるべきなのかを考えました。
 当院の新卒看護師たちは、今、夜勤を開始し始めたところです。まだまだ不慣れではありますが、一歩一歩、着実に前進しています。

キャリア開発ラダーレベルの指標と研修内容

レベルⅠ(新人):新卒看護師臨床研修と支援体制

本院では、新卒看護師を就職後3ヶ月間「研修生」と位置づけ、ローテーションを含む臨床研修を行っています。この期間、研修責任者や各部署の指導者・教育委員など多くの看護師が指導に関わり、安全で確実な看護実践を行うための知識・技術修得を支援します。
 その後はプリセプターや部署の教育委員他先輩たちのサポートを受けながら仕事を覚え、業務を担う一員として成長していきます。
「研修生」として入職
  • 配属部署での研修
    配属部署で看護体制を知り、電子カルテの取り扱いなどを学びます。
  • 看護技術研修
    移乗介助や食事介助、導尿、注射など
  • 面接
    研修責任者や師長と面接、支援を受けます。




  • ローテーション研修
    ICUか手術室を含む4カ所を巡り、看護場面の体験を増やします。
  • 看護技術研修
    輸液ポンプの取り扱い、輸血、与薬、救急看護など
  • 面接
    研修責任者やプリセプターと面接、支援を受けます。
  • 配属部署とその関連部署研修
    配属部署とその関連部署(外来、内視鏡室など)でさらに経験を深めます。
  • 研修修了試験
「研修生」から「スタッフナース」へ
  • 研修修了式
    看護部長から修了証が授与されます。
    これからは「研修生」ではなく、一人の「スタッフナース」です。
  • 新入職員宿泊研修
    4月に入職した新入職員全員で宿泊研修旅行に行きます。
    職種を超えて交流し、目標を新たにします。
  • 夜勤開始
    8月中旬から10月、夜勤に入り始めます。
  • 振り返りと面接
    入職後の半年を振り返るカンファレンスと面接
  • 研修
    静脈留置針、多重業務シミュレーションなど
  • 振り返りと面接
    1年間を振り返ってカンファレンス
    師長と面談して自分の成長を評価し、次のステップへ
レベルⅡ基礎2:臨床経験2年目
 看護実践力をさらに高め、部署の中で周囲の状況を把握しながら自分に任せられた仕事を遂行できる力をつけていきます。また、事例研究を通して自分の考える看護を実践し、それをまとめる能力も養います。

***主な研修***
救急看護研修(ICU・OP室と救急外来研修)
救急看護  看護倫理  褥瘡ケア  感染管理  医療安全  糖尿病看護  事例研究  災害看護論Ⅰ
レベルⅡ基礎3:臨床経験3年目
 日々の業務の中でリーダーシップがとれる能力、新卒看護師や学生の指導に関わることができる能力を身につけていきます。さらに、赤十字救急法、災害看護を学び、救護員を取得します。

***主な研修***
看護過程  フィジカルアセスメント  感染管理  プリセプター入門  リーダーの役割  災害看護論Ⅱ
レベルⅢ以上:臨床経験4年目以上
 臨床経験を積み重ね、質の高い看護を実践すると共に組織の中でリーダーシップをとり、学生や経験の少ない看護師を教育指導する能力を高めていきます。また、それぞれのキャリアプランにそった能力開発を支援します。

***主な研修***
新卒看護師教育についての研修  看護研究  退院支援  がん看護シリーズ  糖尿病看護  メディエーション
リフレクション  赤十字本社管理者研修  語学研修  国際救護員養成研修

***院外での研修など***
各種学会参加・研修やセミナー参加の支援
大学院進学・認定看護師研修への支援

継続教育の構造

当院では、赤十字医療施設のキャリア開発ラダー(実践者ラダー等)を採用しています。
これは、看護職がそれぞれ自分なりの目標を持って成長することを支援し、その到達状況をお互いに認め合い、評価するシステムです。


<看護実践者ラダーの概要>

看護師たちのいま

福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年8月)

 8月3日、当院の新卒看護師たちは、終日、研修でした。
 まず「赤十字概論」研修では、赤十字の理念や事業について講義を受けました。赤十字マークがもつ国際的に重要な意味など赤十字への理解を深められたことと思います。
 夕方からは、全職種の新採用者が集まっての研修でした。本来は7月上旬に県外宿泊施設で実施予定だったのですが、今年度は大雨のため中止となってしまいました。そこで残念ながら宿泊はなしですが、この日に研修を行いました。初期研修医、薬剤師、事務職員などとともに多職種で、「こんな医療人になりたい」をテーマにグループワークを行いました。どのグループも熱心に、そして楽しそうに話し合っていました。
 職種に関わらず新人としての辛さは共通のようです。互いに支えあい、励ましあって、乗り越えていってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年6・7月)
 当院の新卒看護師たちは、3ヶ月間の臨床研修(「研修生」としての期間)を修了しました。
 6月29日には、臨床看護実践に関する知識試験を行い、全員の合格を確認しました。そして7月6日は、副院長(看護部長)から修了証を授与される修了式でした。写真はその修了証を持ってびしっと整列する前の様子です。それぞれうれしそうに修了証を眺めたり、掲げたり、おしゃべりしたりしています。副院長の隣は、遠慮して一つ空いてしまいました。
 入職して3ヶ月間、5箇所を巡り、様々な看護実践を体験しました。知識・技術を高め、新卒看護師同士の絆ができ、そしてこの病院に馴染んだことがこの臨床研修の大きな収穫です。それを基に、これから各部署のスタッフとして成長していきます。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年5月)

 当院の新卒看護師たちは、現在「研修生」として多様な看護実践の経験を積み重ねています。
 先日、DVT予防と弾性ストッキングについての研修が行われました。皮膚を傷つけない楽な履かせ方を学び、お互いにやってみました。コツがわかれば楽に履かせることができました。
 また、30日には毎年恒例の看護互助会歓迎会が行なわれました。新卒看護師たちは、美味しい食事を食べつつ、先輩たちが工夫を凝らしたクイズやゲームを楽しみました。普段はなかなか話す機会のない院長や看護部長(副院長)と同じテーブルに着席。写真は、新卒看護師が緊張しつつもクイズの答えを院長といっしょに考えているところです。
 残り1ヶ月の「研修生」期間、さらにがんばって体験と勉強を積み重ねていきます。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年4月)
 この4月に当院は、28名の新卒看護師・助産師たちを迎えました。
 彼・彼女たちは、これから6月末まで「研修生」として各部署を廻って看護実践能力を高める臨床研修を行なっていきます。当院が新卒看護師の教育にこの制度を導入し始めてから今年で10年目となりました。看護師ばかりでなく、リハビリテーション科や検査部など他部署の職員もこの制度をよく理解して接してくれます。
 「2年目の先輩の動きがすごい!私も1年後あんなふうになれるのでしょうか?」という不安を口にする新卒看護師もいます。でも、実は「すごい」と見られている先輩も同じような不安をこの時期に抱いていました。
 1年間で大きく成長します。みんなで支え、導き、育てますよ。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年12月)

 今年も残り少なくなりました。当院の新卒看護師たちは、元気に勤務を続けており、先日は、「認知症の人とのコミュニケーション」と「チームメンバーの役割」という二つの研修を受けました。
 認知症看護認定看護師からの講義では、まだまだ余裕がなくて認知症の方の訴えに十分耳を傾けられない自分たちの関わりを振り返り、どうしたらよいのかを考えました。また、「チームメンバーの役割」では、当院のデイパートナー方式でのパートナーシップのあり方を学び、チームで看護をしていく上のメンバーシップをゲームを通して検討しました。
 当院に就職して8ヶ月余り、先輩たちの指導を受けながら、ようやく日勤でも夜勤でもチームの一員となることができるようになりました。これからさらに成長を続け、より質の高い看護ができるように成長していくことと思います。