教育システム
看護教育目的
いつでも、どこでも、災害時でも、看護部の理念に沿った質の高い看護が提供できる看護師を育成します。
継続教育のねらい
  1. 赤十字の看護師としての自覚と役割遂行できる能力の育成
  2. 看護専門職業人としての能力育成
  3. 仕事を通して自己実現していく力の育成
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年6月)

 当院の新卒看護師たちは、配属部署が決まり、最後の「研修生」期間を過ごしています。
 6月の集合教育は、「救急看護」「標準予防策」「抗がん剤の取り扱い」です。
「救急看護」では、心肺停止患者の発見から、一次救命処置を行い、応援を呼ぶ、という一連の流れを講義とシミュレーションで学びました。事例への対応をグループで考え、実施。事前に考えてはいてもなかなか上手くいきません。シミュレーション実施後は、講師の救急看護認定看護師に指導を受けながら、振り返って検討しました。写真はその一コマです。
 突然の心肺停止にいつ遭遇するかはわかりません。驚きとあせりと緊張で身体が固まってしまいそうな場面です。その時、きっとこの研修で学んだことが生かせると思います。
 もう一つの写真は、「標準予防策」研修で防御具を正しく身に付ける方法を実施しているところです。

キャリア開発ラダーレベルの指標と研修内容

レベルⅠ(新人):新卒看護師臨床研修と支援体制

本院では、新卒看護師を就職後3ヶ月間「研修生」と位置づけ、ローテーションを含む臨床研修を行っています。この期間、研修責任者や各部署の指導者・教育委員など多くの看護師が指導に関わり、安全で確実な看護実践を行うための知識・技術修得を支援します。
 その後はプリセプターや部署の教育委員他先輩たちのサポートを受けながら仕事を覚え、業務を担う一員として成長していきます。
「研修生」として入職
  • 配属部署での研修
    配属部署で看護体制を知り、電子カルテの取り扱いなどを学びます。
  • 看護技術研修
    移乗介助や食事介助、導尿、注射など
  • 面接
    研修責任者や師長と面接、支援を受けます。




  • ローテーション研修
    ICUか手術室を含む4カ所を巡り、看護場面の体験を増やします。
  • 看護技術研修
    輸液ポンプの取り扱い、輸血、与薬、救急看護など
  • 面接
    研修責任者やプリセプターと面接、支援を受けます。
  • 配属部署とその関連部署研修
    配属部署とその関連部署(外来、内視鏡室など)でさらに経験を深めます。
  • 研修修了試験
「研修生」から「スタッフナース」へ
  • 研修修了式
    看護部長から修了証が授与されます。
    これからは「研修生」ではなく、一人の「スタッフナース」です。
  • 新入職員宿泊研修
    4月に入職した新入職員全員で宿泊研修旅行に行きます。
    職種を超えて交流し、目標を新たにします。
  • 夜勤開始
    8月中旬から10月、夜勤に入り始めます。
  • 振り返りと面接
    入職後の半年を振り返るカンファレンスと面接
  • 研修
    静脈留置針、多重業務シミュレーションなど
  • 振り返りと面接
    1年間を振り返ってカンファレンス
    師長と面談して自分の成長を評価し、次のステップへ
レベルⅡ基礎2:臨床経験2年目
 看護実践力をさらに高め、部署の中で周囲の状況を把握しながら自分に任せられた仕事を遂行できる力をつけていきます。また、事例研究を通して自分の考える看護を実践し、それをまとめる能力も養います。

***主な研修***
救急看護研修(ICU・OP室と救急外来研修)
救急看護  看護倫理  褥瘡ケア  感染管理  医療安全  糖尿病看護  事例研究  災害看護論Ⅰ
レベルⅡ基礎3:臨床経験3年目
 日々の業務の中でリーダーシップがとれる能力、新卒看護師や学生の指導に関わることができる能力を身につけていきます。さらに、赤十字救急法、災害看護を学び、救護員を取得します。

***主な研修***
看護過程  フィジカルアセスメント  感染管理  プリセプター入門  リーダーの役割  災害看護論Ⅱ
レベルⅢ以上:臨床経験4年目以上
 臨床経験を積み重ね、質の高い看護を実践すると共に組織の中でリーダーシップをとり、学生や経験の少ない看護師を教育指導する能力を高めていきます。また、それぞれのキャリアプランにそった能力開発を支援します。

***主な研修***
新卒看護師教育についての研修  看護研究  退院支援  がん看護シリーズ  糖尿病看護  メディエーション
リフレクション  赤十字本社管理者研修  語学研修  国際救護員養成研修

***院外での研修など***
各種学会参加・研修やセミナー参加の支援
大学院進学・認定看護師研修への支援

継続教育の構造

当院では、赤十字医療施設のキャリア開発ラダー(実践者ラダー等)を採用しています。
これは、看護職がそれぞれ自分なりの目標を持って成長することを支援し、その到達状況をお互いに認め合い、評価するシステムです。


<看護実践者ラダーの概要>

看護師たちのいま

福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年5月)

 当院の新卒看護師たちは、現在、「研修生」としてOP室・ICUを含む各部署を廻りながら、先輩たちの指導を受けて看護実践力を磨いています。
 去る22日、毎年恒例の看護互助会新採用者歓迎会が行なわれました。看護部以外からは院長や副院長、事務部長に出席していただき、職員同士の親睦を深めます。普段あまり接することのない院長、看護部長といっしょに笑顔でピースサイン。美味しい食事と出し物で楽しい1時間を過ごしたことと思います。
 新卒看護師たちは、各部署ローテーション研修やこうした催しを通してこの病院の中に顔なじみを増やしていきます。それは、仕事と職場に馴染むことを後押ししてくれる大きな力となるのです。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年4月)

 4月、新卒看護師・助産師たち23名が当院に入職してきてくれました。
 彼・彼女たちは、これから6月末まで、「研修生」として各部署を廻って研修を行います。先輩たちの指導の下で、注射や導尿を含む処置ケアを行ないつつ、実践力を高め、当院に馴染んでいく期間です。黄緑色の名札が「研修生」という立場を表わしています。
 当院がこの研修制度を開始したのは、2009年。今年は、もう9年目となりました。指導するスタッフも慣れており、それぞれの部署で教育計画を立てて指導を行っています。その指導の下、これから3ヶ月間、しっかり学んで成長していってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年2月)
 そろそろ「新卒」と呼ばれた1年間が終わろうとしています。1月末、この1年間を振り返る研修を行いました。
 まず、受けてきた研修を思い出したり、看護技術経験チェック表の自己評価を見て習得した技術を確認したりして、改めて自分の1年間の歩みを振り返りました。次に、グループに分かれて「私の心に残った看護」というテーマで書いたレポートを発表し合いました。忙しい毎日の中ではなかなか語れなかった看護のこと、悔いが残ったり、うれしかったりしたこと、そうした互いの経験とその時の気持ちに耳を傾けました。各グループとも真剣に、興味深そうに、そして楽しそうに進めていました。
 この看護部の研修が終わった後、他職種の新卒者を交えての振り返り研修を行いました。7月の宿泊研修でのグループに分かれ、各自の目標達成状況を語り合いました。短い時間でしたが、「またがんばっていこうと思えた」という声がたくさん聞こえてきました。
 当院では、この他職種とともに行なう1年間の振り返り研修を、1年目、2年目、3年目に行い、同期入職の者同士の交流の場を作っています。
(写真は、1年目振り返り研修のものが撮れなかったので、2年目のものです)
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年12月)
 学生から社会人へ、免許を持った看護師・助産師へと、新卒看護師たちにとって大きな変化の1年が終わろうとしています。夏ごろは、まだまだ身体全体から緊張やぎこちなさが感じられ、スタッフの中にあってもすぐに新卒看護師だと見分けがつきましたが、今ではずいぶん動きがスムーズになり、スタッフに溶け込むようになりました。
 12月になり、当院のエントランスや各病棟には、写真のようにクリスマスツリーが飾られています。また、クリスマスにちなんだいくつかの催しも予定されています。多くの看護師が参加するキャンドルサービスは、22日夕方開催。キャンドルを持って歌いながら各病棟を巡ります。新卒看護師たちも多数参加することでしょう。
 6日の研修では、「チームメンバーの役割」として、デイパートナー方式でのパートナーシップのあり方を学びました。また、7月からの約半年の振り返りをしました。新卒看護師たちは、できるようになったこととこれからの課題を明らかにして、次のステップへと登っていきます。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年11月)

 先日、「多重課題への対応と報告・相談」研修を行いました。
 広い講堂にベッドと床頭台を置き、自動輸液ポンプやポータブルトイレなども設置、病室にしました。病衣を着用し、リストバンドや酸素カヌラも付けたりした師長や教育委員が患者役です。3人の患者の検温とケアに訪室するという設定で、どの患者からどのように関わっていくかを考え、シミュレーション。そして、そう考えた根拠を出しながらグループで検討しました。
 次いで、患者が思わぬことを言ってきたり、危険な行動をしたりなどとハプニングが起こるケースも実施。どうすればよかったのか?何を優先すべきなのか?も考えました。
 最後に、転倒や急変などの突発事項への対応をシミュレーションし、その時の報告・相談のやり方もやってみました。
 優先順位を付けて看護を行なっていくこと、的確に報告・相談すること、現場でさらに学んでいってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年9月)

 当院の新卒看護師たちは、9月7日、留置針刺入の実技試験を受けました。そして、全員合格しました!
 この実技試験の後は、グループに分かれて7月からの振り返りとアナフィラキシーショック対応シミュレーションを行いました。
 振り返りでは、辛かったこと、ちょっとうれしかったことなどを一人ひとりが話し、それに皆が耳を傾けて聴く、ということをしました。それぞれの部署でそれぞれが奮闘している様子がよくわかり、がんばろう、という気持ちになったのではないかと思います。
 アナフィラキシーショック対応は、昨年と同様、人形(シミュレーター)を用いてバイタルなど実際例そっくりに再現して行いました。人形とはいえ、辛そうな呼吸や咳嗽をし、頻脈と血圧低下が進む事態に思うように動けません。振り返って、意見を出し、再度実施、と繰り返しました。患者急変時の動きが少しはイメージできたでしょうか。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年8月)

 8月は、4日に「赤十字概論」、26日に「静脈留置針留置と輸液管理、振り返り」研修を行ないました。
 「赤十字概論」では、赤十字という思想や組織について基本的なことを学び、赤十字原則と日常の仕事とのつながりを考えるグループワークをしました。日々、何気なく見ている赤十字マークがもつ意味を知り、思いを新たにしたことと思います。
 静脈留置針の研修では、お互いの腕に22G留置針の刺入・留置を行いました。一つ一つの動作がとても自然に無駄なくできており、ぐっと成長したことがわかりました。
 その後、5人ずつに分かれて、7、8月の仕事の中で、つらかったことやうれしかったことを振り返りました。覚えることが多くて、一つ一つに手間取って辛かったこと、でも先輩の「できるようになったね」「任せるね」などの言葉を受けてうれしかったことなどが語られました。それぞれの場でそれぞれなりに奮闘していることを確認しあい、またがんばろうという気持ちになったのではないかと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年7月)

 7月8日、3ヶ月間の「研修生」期間修了ということで、修了式を行いました。全員が無事修了し、これからは部署のスタッフの一員として業務を担っていきます。
 この修了式の後、他職種の4月新採用者とともに滋賀県雄琴温泉の旅館へ宿泊研修に出発しました。看護師、初期研修医、薬剤師、放射線技師、検査技師、事務職員が混ざり合ってグループワーク。どのグループも熱心に楽しげに取り組んでいました。同じ病院の中で働いていても、話す機会がなかなかもてない他の職種といっぱい話をして楽しかった、刺激になった、という感想を聞きました。研修後は長浜を散策しました。
 入職して3ヶ月、まだまだ慣れなくて辛いことも多い日々。でも、この研修で同期入職者同士の絆が深まって、互いに支えあいながら成長していってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年6月)

 当院の新卒看護師たちは、6月上旬に配属部署が決まり、現在はそこで「研修生」としての最後の期間を過ごしています。
 写真は、6月24日の感染防止研修で、手洗いの成果をブラックライトで見ているところです。いつもの調子で洗ったら、あらあら指の間や親指に洗い残しが・・・。手指衛生は感染防止のための基本の基本。その重要性は大学や専門学校でも、本院入職時の研修でも学びました。でも、日々の動きの中で適切に実践できているかどうかが、このブラックライトで照らし出されました。改めて、しっかり手指衛生をやらなければ、と思ったことでしょう。
 「研修生」は6月末で終わり。7月からは業務を担う一人の「看護師」「助産師」になる、という緊張感と高揚感が彼女たちの頬を染めています。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2016年5月)

 5月2日(金)、当院の新卒看護師(研修生)と外部病院の新卒看護師、合わせて20名は、注射・採血の実技試験を受け、全員合格しました!4月22日に注射の研修を行った時には、恐々でとても時間がかかっていましたが、少し上達しました。次は、先輩に見てもらいながら、患者さんに注射や採血をします。
 5月13日(金)は、集中ケア認定看護師から気管吸引の講義を受けました。
 そして5月24日は、互助会の新採用者歓迎会が催されました。新卒看護師(研修生)や4月に昇進した師長、係長を招待者として迎え、職員相互の懇親を深める会です。看護部以外からは院長や副院長、事務部長に出席していただきました。写真からおいしい料理やデザートと楽しい雰囲気がおわかりいただけるでしょうか。
 このように当院の新卒看護師は、看護実践力を高め、組織の一員として馴染んでいく「研修生」期間を過ごしています。