教育システム
看護教育目的
いつでも、どこでも、災害時でも、看護部の理念に沿った質の高い看護が提供できる看護師を育成します。
継続教育のねらい
  1. 赤十字の看護師としての自覚と役割遂行できる能力の育成
  2. 看護専門職業人としての能力育成
  3. 仕事を通して自己実現していく力の育成
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年5月)

 当院の新卒看護師たちは、現在「研修生」として多様な看護実践の経験を積み重ねています。
 先日、DVT予防と弾性ストッキングについての研修が行われました。皮膚を傷つけない楽な履かせ方を学び、お互いにやってみました。コツがわかれば楽に履かせることができました。
 また、30日には毎年恒例の看護互助会歓迎会が行なわれました。新卒看護師たちは、美味しい食事を食べつつ、先輩たちが工夫を凝らしたクイズやゲームを楽しみました。普段はなかなか話す機会のない院長や看護部長(副院長)と同じテーブルに着席。写真は、新卒看護師が緊張しつつもクイズの答えを院長といっしょに考えているところです。
 残り1ヶ月の「研修生」期間、さらにがんばって体験と勉強を積み重ねていきます。

キャリア開発ラダーレベルの指標と研修内容

レベルⅠ(新人):新卒看護師臨床研修と支援体制

本院では、新卒看護師を就職後3ヶ月間「研修生」と位置づけ、ローテーションを含む臨床研修を行っています。この期間、研修責任者や各部署の指導者・教育委員など多くの看護師が指導に関わり、安全で確実な看護実践を行うための知識・技術修得を支援します。
 その後はプリセプターや部署の教育委員他先輩たちのサポートを受けながら仕事を覚え、業務を担う一員として成長していきます。
「研修生」として入職
  • 配属部署での研修
    配属部署で看護体制を知り、電子カルテの取り扱いなどを学びます。
  • 看護技術研修
    移乗介助や食事介助、導尿、注射など
  • 面接
    研修責任者や師長と面接、支援を受けます。




  • ローテーション研修
    ICUか手術室を含む4カ所を巡り、看護場面の体験を増やします。
  • 看護技術研修
    輸液ポンプの取り扱い、輸血、与薬、救急看護など
  • 面接
    研修責任者やプリセプターと面接、支援を受けます。
  • 配属部署とその関連部署研修
    配属部署とその関連部署(外来、内視鏡室など)でさらに経験を深めます。
  • 研修修了試験
「研修生」から「スタッフナース」へ
  • 研修修了式
    看護部長から修了証が授与されます。
    これからは「研修生」ではなく、一人の「スタッフナース」です。
  • 新入職員宿泊研修
    4月に入職した新入職員全員で宿泊研修旅行に行きます。
    職種を超えて交流し、目標を新たにします。
  • 夜勤開始
    8月中旬から10月、夜勤に入り始めます。
  • 振り返りと面接
    入職後の半年を振り返るカンファレンスと面接
  • 研修
    静脈留置針、多重業務シミュレーションなど
  • 振り返りと面接
    1年間を振り返ってカンファレンス
    師長と面談して自分の成長を評価し、次のステップへ
レベルⅡ基礎2:臨床経験2年目
 看護実践力をさらに高め、部署の中で周囲の状況を把握しながら自分に任せられた仕事を遂行できる力をつけていきます。また、事例研究を通して自分の考える看護を実践し、それをまとめる能力も養います。

***主な研修***
救急看護研修(ICU・OP室と救急外来研修)
救急看護  看護倫理  褥瘡ケア  感染管理  医療安全  糖尿病看護  事例研究  災害看護論Ⅰ
レベルⅡ基礎3:臨床経験3年目
 日々の業務の中でリーダーシップがとれる能力、新卒看護師や学生の指導に関わることができる能力を身につけていきます。さらに、赤十字救急法、災害看護を学び、救護員を取得します。

***主な研修***
看護過程  フィジカルアセスメント  感染管理  プリセプター入門  リーダーの役割  災害看護論Ⅱ
レベルⅢ以上:臨床経験4年目以上
 臨床経験を積み重ね、質の高い看護を実践すると共に組織の中でリーダーシップをとり、学生や経験の少ない看護師を教育指導する能力を高めていきます。また、それぞれのキャリアプランにそった能力開発を支援します。

***主な研修***
新卒看護師教育についての研修  看護研究  退院支援  がん看護シリーズ  糖尿病看護  メディエーション
リフレクション  赤十字本社管理者研修  語学研修  国際救護員養成研修

***院外での研修など***
各種学会参加・研修やセミナー参加の支援
大学院進学・認定看護師研修への支援

継続教育の構造

当院では、赤十字医療施設のキャリア開発ラダー(実践者ラダー等)を採用しています。
これは、看護職がそれぞれ自分なりの目標を持って成長することを支援し、その到達状況をお互いに認め合い、評価するシステムです。


<看護実践者ラダーの概要>

看護師たちのいま

福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2018年4月)
 この4月に当院は、28名の新卒看護師・助産師たちを迎えました。
 彼・彼女たちは、これから6月末まで「研修生」として各部署を廻って看護実践能力を高める臨床研修を行なっていきます。当院が新卒看護師の教育にこの制度を導入し始めてから今年で10年目となりました。看護師ばかりでなく、リハビリテーション科や検査部など他部署の職員もこの制度をよく理解して接してくれます。
 「2年目の先輩の動きがすごい!私も1年後あんなふうになれるのでしょうか?」という不安を口にする新卒看護師もいます。でも、実は「すごい」と見られている先輩も同じような不安をこの時期に抱いていました。
 1年間で大きく成長します。みんなで支え、導き、育てますよ。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年12月)

 今年も残り少なくなりました。当院の新卒看護師たちは、元気に勤務を続けており、先日は、「認知症の人とのコミュニケーション」と「チームメンバーの役割」という二つの研修を受けました。
 認知症看護認定看護師からの講義では、まだまだ余裕がなくて認知症の方の訴えに十分耳を傾けられない自分たちの関わりを振り返り、どうしたらよいのかを考えました。また、「チームメンバーの役割」では、当院のデイパートナー方式でのパートナーシップのあり方を学び、チームで看護をしていく上のメンバーシップをゲームを通して検討しました。
 当院に就職して8ヶ月余り、先輩たちの指導を受けながら、ようやく日勤でも夜勤でもチームの一員となることができるようになりました。これからさらに成長を続け、より質の高い看護ができるように成長していくことと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年9月)

 暑かった夏も少しずつ遠ざかり、秋になってきました。当院の新卒看護師たちは、8月下旬から、ぼつぼつと夜勤に入り始めました。
 9月8日、「留置針の刺入実技試験」と「アナフィラキシー対応」の研修を行いました。
 留置針の刺入実技試験には、全員が合格。物品の配置や自分の立ち位置を自然に調整し、処置をする動きがとてもスムーズになりました。
 この実技試験の後、グループに分かれて、7-8月を振り返っての語り合いとアナフィラキシーショック対応のシミュレーションを行ないました。語り合いでは、各々の今の辛さを話し、共有しました。またシミュレーションを行なうことによって、急変時の対応が少しでもイメージできたのではないかと思います。
新卒看護師たちは、少しずつ、でも着実に成長しています。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年7月)

 7月7・8日、当院の新卒看護師たちは、他職種の4月採用新卒者とともに滋賀県へ宿泊研修に行ってきました。
 この研修は、2011年度から毎年実施しています。社会人になって3ヶ月、仕事をする大変さにちょっと疲れた頃に、新卒者同士がこれまでを振り返り、今後を考えるとともに他職種と交流するための研修です。今年は、「こんな医療人になりたい」というテーマでグループワークを行ないました。みんなで熱心に取り組みました。
 夜は、いっしょに夕食、そして温泉に入って、語り合い。翌日はグループワーク成果の発表を行なった後、長浜を散策しました。楽しい交流の時間となり、仕事をがんばる力を得てくれたことと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年6月)

 当院の新卒看護師たちは、配属部署が決まり、最後の「研修生」期間を過ごしています。
 6月の集合教育は、「救急看護」「標準予防策」「抗がん剤の取り扱い」です。
「救急看護」では、心肺停止患者の発見から、一次救命処置を行い、応援を呼ぶ、という一連の流れを講義とシミュレーションで学びました。事例への対応をグループで考え、実施。事前に考えてはいてもなかなか上手くいきません。シミュレーション実施後は、講師の救急看護認定看護師に指導を受けながら、振り返って検討しました。写真はその一コマです。
 突然の心肺停止にいつ遭遇するかはわかりません。驚きとあせりと緊張で身体が固まってしまいそうな場面です。その時、きっとこの研修で学んだことが生かせると思います。
 もう一つの写真は、「標準予防策」研修で防御具を正しく身に付ける方法を実施しているところです。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年5月)

 当院の新卒看護師たちは、現在、「研修生」としてOP室・ICUを含む各部署を廻りながら、先輩たちの指導を受けて看護実践力を磨いています。
 去る22日、毎年恒例の看護互助会新採用者歓迎会が行なわれました。看護部以外からは院長や副院長、事務部長に出席していただき、職員同士の親睦を深めます。普段あまり接することのない院長、看護部長といっしょに笑顔でピースサイン。美味しい食事と出し物で楽しい1時間を過ごしたことと思います。
 新卒看護師たちは、各部署ローテーション研修やこうした催しを通してこの病院の中に顔なじみを増やしていきます。それは、仕事と職場に馴染むことを後押ししてくれる大きな力となるのです。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年4月)

 4月、新卒看護師・助産師たち23名が当院に入職してきてくれました。
 彼・彼女たちは、これから6月末まで、「研修生」として各部署を廻って研修を行います。先輩たちの指導の下で、注射や導尿を含む処置ケアを行ないつつ、実践力を高め、当院に馴染んでいく期間です。黄緑色の名札が「研修生」という立場を表わしています。
 当院がこの研修制度を開始したのは、2009年。今年は、もう9年目となりました。指導するスタッフも慣れており、それぞれの部署で教育計画を立てて指導を行っています。その指導の下、これから3ヶ月間、しっかり学んで成長していってほしいと思います。
福井赤十字病院 新卒看護師たちのいま(2017年2月)
 そろそろ「新卒」と呼ばれた1年間が終わろうとしています。1月末、この1年間を振り返る研修を行いました。
 まず、受けてきた研修を思い出したり、看護技術経験チェック表の自己評価を見て習得した技術を確認したりして、改めて自分の1年間の歩みを振り返りました。次に、グループに分かれて「私の心に残った看護」というテーマで書いたレポートを発表し合いました。忙しい毎日の中ではなかなか語れなかった看護のこと、悔いが残ったり、うれしかったりしたこと、そうした互いの経験とその時の気持ちに耳を傾けました。各グループとも真剣に、興味深そうに、そして楽しそうに進めていました。
 この看護部の研修が終わった後、他職種の新卒者を交えての振り返り研修を行いました。7月の宿泊研修でのグループに分かれ、各自の目標達成状況を語り合いました。短い時間でしたが、「またがんばっていこうと思えた」という声がたくさん聞こえてきました。
 当院では、この他職種とともに行なう1年間の振り返り研修を、1年目、2年目、3年目に行い、同期入職の者同士の交流の場を作っています。
(写真は、1年目振り返り研修のものが撮れなかったので、2年目のものです)