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フロアガイド
形成外科では顔や体表の「変形・醜状」を主に外科的手段を使って治療しています。「変形・醜状」ができる原因には大きくわけて3つあります。1つめは外傷(けが)、2つめは先天異常(生まれつきの変形)、3つめは腫瘍(できもの)やその手術後の欠損などです。
1. 外傷
顔面骨折、ケガ、ヤケドなどの初期の治療や、その後の「きずあと」が目立たないようにする治療を行っています。
手術の傷あとやその痛み・痒み、変形、ひきつれ、ケロイドに対する治療も行っています。
ケロイド外来について
褥瘡(じょくそう・床ずれ)や糖尿病性潰瘍などのなかなか治らない傷(潰瘍)についても相談を受け付けております。
2. 先天異常
口唇口蓋裂などの口の異常、耳やまぶたの異常、臍突出、手足の奇形といった先天性の体表異常について、成長に伴う機能的・心理的側面にも配慮した治療プランを立てています。
<対象疾患>
:口唇裂、口蓋裂、鼻咽腔閉鎖不全、顔面裂、小耳症、埋没耳、折れ耳、副耳、耳瘻孔、眼瞼下垂、眼瞼内反症、臍ヘルニア、多指症・多趾症、合指症・合趾症 など
学童外来について
3. 皮膚腫瘍など
皮膚の良性・悪性腫瘍(皮膚癌)などの皮膚外科治療を行なっています。また、手術に伴う組織欠損・変形(例えば乳癌の手術後)などに対して見た目をきれいに戻すような治療も行います。
[保険診療として行っています。美容外科ではありませんので、きれいにする治療として特別料金が発生する事はありません。]
特に眼瞼や鼻、口、耳など、顔面に生じた腫瘍は、切除に伴う傷跡や変形が問題となりやすい部位です。閉鎖方法に問題があればひどい変形が残る事もあります。また、変形を少なくするために不充分な切除で終わってしまう危険性もあります。
形成外科ではこのような事が起こらないように、腫瘍の充分な切除はもちろんの事、いろいろな閉鎖方法の中から、変形や手術跡が極力目立たない方法を一人一人の個人差に合わせて選択しています。
なお、乳がんについては同時再建を積極的に行なっています。外科で切除を行い形成外科で乳房再建を行ないますので当院外科で適応についてご相談いただく事をお勧めします。
再建外来について
美容・レーザー治療は扱っておりませんが、眼瞼下垂や腋臭症(ワキガ)など保険診療でも適応となるものもありますのでご相談下さい。
当院形成外科は北陸地方では数少ない認定施設(日本形成外科学会)のうちの1施設に認定されております。 2008年の診療では福井県で最も多くの手術実績(読売新聞調べ:病院の実力北陸版)がありました。
専門外来 (予約制)
○ 木曜日 PM2:00〜PM4:00
乳幼児・学童外来
主として顔面や手足の先天異常の患者様を対象に完全予約制の外来を設けています。一般外来と比べて1人当たりの診察時間を長く取ってありますので、充分に時間をかけて説明をさせて頂くことが出来ます。
(初めて受診される方は小児科などから紹介状を頂くか、前もって一度電話でご相談ください。)
<口唇裂の治療例1>
唇顎口蓋裂を認めます。口唇裂は生後3ヶ月・6kgの頃を目安にして手術を行います。成長障害を考慮して初回治療ではなるべく軟骨操作を加えないようにしているため鼻変形は残ります。口蓋裂は1歳3ヶ月頃に行います。鼻の手術は成長をみて治療時期を決定します。
術前
術後
<口唇裂の治療例2>
両側の完全唇顎口蓋裂を認めます。当院では両側例については両側を同時に形成する手術法を取っています。
術前
術後
唇裂・口蓋裂手術の他、顎裂の骨移植、鼻咽腔閉鎖機能不全、唇裂術後変形、唇裂鼻変形などの治療も行なっています。
元の施設への通院が困難になった、他院で治療を受けたが変形が気になる、など以前に他院で治療を受けた方・大人の方でも相談を受け付けております。
<埋没耳の治療例>
耳介の上端が埋没しております。このままでは見た目だけでなく将来メガネやマスクがかけづらいなどの支障を伴います。幸い早期の受診をされたため手術を行わずに治療ができました。適切な治療時期を過ぎてしまった場合は手術的治療を行ないます。
治療前
治療後
<眼瞼下垂症の治療例>
先天性眼瞼下垂症を認めます。眼瞼挙筋の短縮手術を行うと楽に目を開ける事ができるようになります。
治療前
治療後
○ 月曜日 PM3:00〜PM4:00
再建外来
顔面の皮膚癌や口腔癌の切除手術が必要となったり、乳癌の切除後または切除予定となった方に対して、変形・欠損などに対する治療の相談を行います。
傷跡や変形が目立たなくなるような工夫(再建)について、よりよい治療を目指しております。
(初めて受診される方は院内・院外の皮膚科や外科などから紹介状を頂くか、前もって一度電話でご相談ください。)
<顔面の皮膚悪性腫瘍の治療例>
右下眼瞼の皮膚悪性腫瘍の切除を行いました。生じた大きな欠損には周囲からの皮弁を移動して閉鎖しました。単に被覆するだけの皮膚移植(植皮)とは違い術後の傷跡はほぼわからなくなります。眼瞼の変形も認めません。
腫瘍切除直後
術後
<乳房再建例>
乳がんの切除と同時に再建を行ないました。切除によって平坦になってしまう胸を腹部からの再建により再現します。乳輪乳頭についてはバランスを考慮する必要があるため約1年経ってから手術を行います。(この方は現時点では貼り付けるタイプの人工物で代用されています。)
術前
乳がん切除後
再建術後
○ 金曜日 PM3:00〜PM4:00
ケロイド外来
傷跡・ケロイドの治療の相談・治療を行なっています。痛み・かゆみがなかなか治まらない方や、目立つ事に悩んでおられる方はご相談下さい。
ステロイド剤や貼付剤による治療や手術的治療など、病状に応じて治療法を使い分けています。
<耳介ケロイドの治療例>
ピアスの穴から発生したケロイドです。このように、きっかけのはっきりしているケロイドの多くは、手術できれいに治せる可能性があります。
術前
術後
※写真の掲載につきましては、患者様のご了解をいただいております。
年間の患者数及び手術件数
手術内容区分(他科入院症例・合同手術症例・外傷の縫合を含む)
2007年
2008年
2009年
1.新鮮熱傷
4
3
11
2.顔面骨骨折
31
38
19
3.顔面軟部組織損傷
100
79
88
4.口唇裂
2
6
2
5.口蓋裂
3
0
5
6.手・足の先天異常
1
0
2
7.手・足の外傷
31
33
24
8.その他の先天異常
12
15
10
9.母斑・血管腫・良性腫瘍
129
132
157
10.悪性腫瘍及びそれに関連する再建
31
22
26
11.瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド
28
33
23
12.褥瘡、難治性潰瘍
16
18
24
13.その他
26
38
28
計
414
417
415
医師 :
神野 千鶴
卒業年次 : 平成15年
日本形成外科学会形成外科認定医
医師 :
荻野 秀一
卒業年次 : 平成16年
10番ブース
月
火
水
木
金
3診
荻野
荻野(紹介)
荻野
5診
神野
(紹介)
神野
(1・3・5週)
神野
(紹介)
午後
再建外来
学童外来
ケロイド外来
備考
・月曜日 14:00〜16:00 再建外来(完全予約制)
・木曜日 14:00〜16:00 学童外来(完全予約制)
・金曜日 14:00〜16:00 ケロイド外来(完全予約制)
・火曜日、木曜日8:30受付可(手術日)
〒918-8501 福井県福井市月見2丁目4番1号
TEL.0776-36-3630(代) FAX.0776-36-4133 E-mail
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