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東日本大震災の対応について

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発生から2日目の3月13日(日)。
まだ被災状況の把握が難しい中でしたが、日赤救護班2班は出発予定を1日早めて出動しました。
今回は、救護所や巡回診察で活動した救護班メンバーの感じたことを中心にご報告いたします。

救護班 第2班
3月13日(日) 17:35
日赤救護班第2班として新たに薬剤師を追加した計7名が出動
(岩手県 、その他巡回診療で翌日10:50より活動開始)
3月17日(木) 2:40
帰院
ライフラインが破壊されたうえに、非常に寒い環境の中においても、被災者の方々はめげることなく、前向きな姿勢で頑張っておられました。発生から2日目というまだ情報不足のままでの出動ではありましたが、被災者の方々の気持ちに凄さを感じ、それが私たちの励みになっていたと思います。
人や物資の支援はもちろん、今後も引き続き出来ることしていくべきだと感じました。
(班長/医師 池田篤志)
薬剤師の役割は、医師の診察時の処方設計に関する助言や調剤、服薬指導を行うことです。医師の指示のもと、限られた薬剤類で対応しなければならないので、いつも以上に専門性を発揮せねばならないという使命を痛感いたしました。そして一人でも多くの方を診療できるよう、時間などにも気をくばりました。
(薬剤師 青柳哲治)
糖尿病や高血圧などの慢性疾患の方が多くおられました。薬剤類をお渡ししたくても数に限界があり、長期は無理な現状でした。それに当時は急性期の病状の方は少なかったものの、これから下痢や発熱、感染症などの症状が出てくるのではないかと予想されます。それらの状況を考えると、今後の課題は救護のシステム作りではないかと思われます。
また、なかなか心のケアまでは至りませんでした。久しぶりに逢えた被災者の方々が喜ぶ横で、家族を失って泣いている女性が居たり、親と会えないままの子どもたちが言葉を発することができなかったり…。今後、さらなる心のケアが本当に必要になってくるはずです。
(看護師長 井上和子)
あまりに凄惨な現実に直面しつつもなお、ともに手を携えながら今日を生きようとする被災者の方々の姿は、例えようもないほど心に響き、熱くこみあげるものがありました。今はまだ「祈りの時」とも言われますが、近い将来、必ず復興に向け歩み始めるものと信じています。そのために私たちがやるべきことは己の無力を嘆くのでなく、微力な自分には何ができるのかを考えることを止めないことなのです。
(長谷川公二)