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東日本大震災の対応について

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発生から10日目の3月21日(日)。日赤救護班第4班が出動しました。現地では避難所以外からの多くの人が押し寄せ、長蛇の列となっている被災者の方々を診察し続けました。初日は145名、慢性疾患の処方切れ、風邪、感染性疾患、皮膚炎、破傷風など、さまざまな症状をお聞きしました。
増加し続ける診察に、スタッフは不眠不休で対応。でもそれを可能にしたのは、「自分にできることを精いっぱいやろう!」という熱く強い思いがあったからでしょう。そんな第4班の3日間の報告です。

救護班 第4班
3月21日(月) 13:30
日赤救護班第4班として出動
(岩手県 陸前高田市 第一中学校 救護所にて活動)
3月25日(木) 11:00
帰院
引き継ぎもままならない中、すぐに救護所での活動が始まりました。慌ただしい中での診察で、被災者お一人おひとりとの会話から、今、置かれている状況を把握しました。
日頃の業務とは全く違い戸惑っている私に、「大変やね、遠くから。ありがとう」と手を合わせてくださる被災者の方々。私からは「こちらこそありがとうございます。どうか希望を持って、いつか普段の生活に戻れますように」と願わずにはいられませんでした。
(班長/医師 小畑友里江)
救護所での薬剤師業務は、想像以上の忙しさでした。それでも本院救護班の皆さん、他の救護班の薬剤師の方々の協力のおかげで、救護活動を進めることができました。また、被災地の薬剤師会の尽力により、院外処方箋も発行されるようになりました。少しずつではありますが、患者さんの手元にお薬が行き渡るようになり、まずは安心しております。
(薬剤師 渋谷貞一)
「私には身分を証明するものが何ひとつないのです」。いつものように行き慣れた病院に行ったとしても、すべて流されてしまった被災者の方々にとってはこれが現実です。私は「大丈夫ですよ」と答えながら、現実をかみしめました。今後、この方々はもっと辛い環境となるかもしれません。果たしてその時、私たちはどう支えるべきなのか? 救護活動の合間にそれを問いかけ考え、今も考えている途中です。今回の活動のすべてを通し、いろんな意味で、改めて話を聞くことの大切さを学びました。
(看護師長 堀口朋美)
「救護班のスタッフを無事被災地に送り届けること」。主事としての最初の使命はそこにありました。支部、病院、血液センター、災害ボランティアなど、赤十字の旗の下で働くスタッフも一つのチームです。救護班として参加していないスタッフもチームの一員として、それぞれの部署で協力、カバーしあい、救護班が被災地で活動に専念できるよう送り出してくれたことに赤十字の一致団結力を感じ、感謝しています。何年か後、必ず復興しているであろうあの町を訪れたいと思っています。
(主事 大塚 治)