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2013年7月31日
3年間の温かな心遣いに感謝 ~福井赤十字病院 病院長より感謝状を贈呈~


当院では、一般の方が積極的に運営・業務に関して協力いただいた場合は、『顕彰制度』という規程により、感謝状をお渡しします。今までは、院内ボランティアの方々が対象者として表彰されてきましたが、今回はじめて外来患者さんへ感謝状をお渡しすることになりました。

今回の表彰対象者である藤田武司(ふじたたけし)さんは、長年、糖尿病によるインスリン療法の治療のため当院へ通院されていました。インスリン療法中の患者さんは、たくさんの針や薬剤などを持ちかえる必要があります。藤田さんは、他の患者さんが病院で用意された無機質なビニール袋で物品を持ちかえる姿をみて、カレンダーなどの古紙を利用した手作りの紙袋を当院へ寄付されるようになりました。様々な大きさの紙袋を丁寧に作り、ご自分で撮られた写真をシールにして貼るなど、様々な工夫をされました。紙袋をもらった多くの患者さんが、辛い治療の中でほっと癒されるようにと願われ、コツコツと作り続けました。

藤田さんの手作りの紙袋に物品を入れてお渡しすると、多くの患者さんは笑顔になり、中には大切に繰り返し、使っている方もおられました。

藤田さんは、「紙袋を作っていると気が晴れる。いつまで出来るか分からないが、出来るうちはやりたい」と、ご自分の容態が芳しくなくても、積極的に作り続けました。創作された年月は、3年以上にもなりました。

残念ながら、藤田さんは今年2月にご逝去されました。藤田さんの手作りの紙袋により、多くの患者さんばかりでなく、関わった職員も癒されました。寄付された紙袋は、今も多くの糖尿病の患者さんに大切に使われています。

この度、当院より感謝の意を込めて、藤田さんの奥様 藤田敏子(ふじたとしこ)さんへ、病院長より感謝状を贈りました。