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産婦人科

 福井赤十字病院新本館が平成16年3月1日に完成しましたが、旧入院病棟の改修さらに駐車場(構内430台)や玄関前の庭園増設などにさらに2年を有し、このほど平成18年4月にようやく全工程の完成をみました。
 病院建物は主に新本館、3病棟、5病棟、栄養管理棟の4棟から構成されています。新本館は地上8階建てで、1階と2階に診療各科外来が設けられています。2階の東側に位置する産婦人科外来には、福井が生んだ偉大な芸術家「いわさきちひろ」のほのぼのと温かみのある絵画が随所に飾られており、室内にはリラクシングミュージックも流れ、患者さんの緊張感を和らげるよう配慮されています。

 新本館4階に位置する婦人科病棟は、救急外来、産婦人科外来と直接エレベーターで連絡され、緊急入院の際の患者さんの動線に工夫が凝らされています。病室はピンクとベージュで彩られ明るさのなかにも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。それぞれの個室も快適な造りになっていますが、4床室にも各部屋にウォッシュレット付きトイレ、洗面化粧台が設置されています。
 またお見舞いの方々との会食も各階に設けられた光溢れんばかりのダイニングルームでおとりいただくことが可能です。さらにプライベートな空間としての個室も用意されており、個室入院でなくとも快適な空間が確保されるよう工夫され、プライバシー保護が図られるよう配慮されています。また晴れた日にサンルームから眺められる、四季折々の白山連峰は圧巻です。

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子育てサポートについて


部長:田嶋 公久

婦人科診療について

 癌治療拠点病院の一つとして、悪性腫瘍の診療に力を入れており、他科と協力による拡大手術はもちろんのこと、放射線科との協力による動注化学療法、放射線照射などによって根治性を高める努力をしています。さらに外来化学療法のシステムもとりいれており、患者さんのQOLの向上に努めています。ちなみに当科における平成17年のがん新患症例数は子宮頸癌30例、体癌11例、卵巣癌12例となっています。
 また悪性腫瘍以外にも、子宮脱に伴う泌尿器科的トラブル(頻尿、排尿困難、尿失禁など)に対して泌尿器科との協力のもと、手術療法を含め積極的にアプローチしています。さらに低浸襲性の腹腔鏡下手術も徐々に増加し、平成18年は、年間100例を越すペースで手術をこなしています。
腹腔鏡下手術とは…?

産科診療について

 高度な医療を患者さんに提供するのはもちろんですが、現在母児に優しい病院をめざして、極力ご本人の希望に沿った出産、育児のお手伝いをさせていただくということを基本方針にしています。具体的にはLDRの導入、フリースタイルでの分娩介助、カンガルーケアー、母児同室制を取り入れた出産直後からの育児支援、母乳育児推薦などです。
 また月3回開かれる母親教室では、妊婦の方々の指導や教育もさることながら、普段の診療時間中に聞けなかった疑問や要望にお答えする時間を設け、医療者側と患者さんの間のより密接な意思疎通が図られるように努めています。
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当院で分娩を予定し通院中の患者様へ

 帝王切開術は、妊娠中や分娩中に胎児の状態が悪くなった時や妊娠中毒症やさまざまな合併症、さらに母体疲労など母体の調子が思わしくない場合など、普通のお産では母児を救うことが難しいと判断されれば行われます。
 私たちは、母体と胎児の状態をあらゆる面から十分に検討した上で、帝王切開術が必要と判断した時に、細心の注意をはらって施行しています。あらかじめ予定されている帝王切開術の場合は、手術前に担当医師から手術についての説明があり、十分な理解と同意の上で書面をもって同意をとらせていただきます。
 しかし、母児の状態で緊急性が極めて高い場合は、本人もしくは家族への口頭での説明と同意を持って手術に臨む場合があることをご理解ください。

専門外来

○ 第2・4水曜日
レディース外来(予約制)
「男性医師に話しづらい」「診てもらうのは恥ずかしい」など、女性の健康に関する様々な悩みに女性スタッフが対応いたします。 女性のための専門外来です。

○ 毎週火曜・木曜日 9:00〜11:30
助産師外来
正常な経過をたどっている妊婦さんを対象に、助産師が妊婦健診や保健指導を行うシステムです。
助産師と医師が連携して、妊娠経過をサポートいたします。

母乳外来
母乳で育てていく上での心配や疑問に助産師が相談に応じます。お母さん方が、楽しく安心して母乳育児ができるように支援させていただきます。

マザークラス

自信を持ってお産に臨めるよう、産後スムーズに赤ちゃんを迎えることが出来るよう、また妊婦さん同士の仲間作りのためにも、お母様方には受講をぜひお薦めします。
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診療実績

手術の種類 平成26年 平成27年 総計
内視鏡の手術 310 351 661
  子宮鏡 21 34 55
腹腔鏡 289 317 606
  附属器切除 107 107 214
  子宮全摘出 93 100 193
  子宮筋腫 45 51 96
  脱手術 29 30 59
  子宮外妊娠 10 13 23
  その他 5 9 14
  悪性腫瘍 7 7
婦人科開腹術 47 39 86
  子宮全摘 25 14 39
悪性腫瘍 8 15 23
附属器切除 6 5 11
その他 7 3 10
子宮筋腫 1 2 3
婦人科膣式手術 40 26 66
  子宮頸部円錐切除 33 20 53
脱手術 3 4 7
その他 3 2 5
子宮全摘出 1 1
産科手術 131 124 255
  帝王切開 86 84 170
  初回帝切 52 48 100
  再帝切 34 36 70
子宮頚管縫縮術 4 3 7
その他 2 4 6
中絶、流産、胞状奇胎 39 33 72
その他の手術 3 1 4
合計  531 541 1072
     
  平成26年 平成27年 総計
分娩数 315 315 630
初産 164 178 342
経産 151 137 288
双胎 6 1 7
早産(22〜36週)
   早産率(%)
31 22 53
9.8% 7.0% 8.4%
正期産(37〜41週)
   正期産率(%)
283 293 576
89.8% 93.0% 91.4%
過期産(42週〜)
   過期産率(%)
1 0 1
0.3% 0.0% 0.2%
帝王切開数 86 84 170
帝王切開率(%) 27.3% 26.7% 27.0%
出生数 321 316 637
男児 177 180 357
女児 144 136 280
死産(分娩数に含まない) 1 1 2