お知らせ職員による個人情報の第三者への提供について
今般 、当院医師から患者様の情報が第三者に提供されているのではないかと外部から指摘があり、事実関係を調査したところ、以下1、2のような事実が判明しました。事後対応と再発防止に向けた取り組みを併せてご報告させていただきます。
患者様、ご家族の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
1.経緯
医療機器メーカーから学術・技術向上を目的に当該医師へ 、手術動画及び評価レポートの提供依頼がありました。
当該医師は関係法令、院内規程に基づいた手続きを行わないまま、患者様に同意を得ることなく当該メーカーへ手術動画及び評価レポートを提供していました。
2.提供した情報の内容
眼内レンズの手術動画(術中眼球、手術実施日時のみが記録されたもの
・2019年10月から12月に手術をした約100事例
・2020年10月から12月に手術をした約100事例
氏名、生年月日、住所、電話番号、患者ID 等の直接ご本人を特定できる情報は含まれておらず、外部からの照合は不可能と判断しています 。
3.事後対応
該当する患者様を確認し、個別ご報告及びお詫びの対応を早急に行います。
当該医師に対しては、職員就業規則に照らし 、厳正に処分を検討します。
4.再発防止に向けた取り組み
当院では、これまでも個人情報の保護・管理の重要性・対策等の周知、研修を行ってまいりましたが、このたびの事態を重く受け止め、職員、従事するスタッフに対し再度、以下の点について対策等を検討、実施し、再発防止に全力で取り組むとともに、皆様からの信頼回復に努めてまいります。
・手術動画の管理及び医療機器メーカーへの提供について、実態調査を実施します。
・手術動画の院内管理体制について、見直し ます。
・個人情報の第三者への提供に おいて、予め患者様の同意を得ることを含め、関係法令、院内規程等の周知及び注意喚起を行います。
・個人情報保護、情報セキュリティに関する研修を実施します。
令和4年5月16日
福井赤十字病院 院長