医療技術部

概要

医療技術部は、栄養課と臨床工学技術課で構成されています。
栄養課には管理栄養士と調理師が所属し、食事提供、栄養管理、栄養指導を通じて疾病改善に尽力しています。チーム医療では栄養サポートチームで栄養状態の改善を目指しています。福井県産こしひかりや地産地消を基本に、アレルギーに配慮した安全で美味しく満足できる食事を提供するよう努めています。
臨床工学技術課では臨床工学技士が医療機器の専門家として、人工呼吸器などの生命維持装置や輸液ポンプ、心電図モニター、麻酔器や手術のナビゲーションなど高度化された医療機器の管理を行い、チーム医療では呼吸ケアサポートチームで専門性を発揮しています。血液浄化業務、心血管カテーテル業務、ペースメーカー業務では、安全かつ円滑な業務の遂行に貢献しています。看護師などスタッフへの研修も行い、24時間対応しています。

医師紹介

代表部長

吉田 博之 (よしだ ひろゆき)

免許取得年
昭和62年
資格
日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、福井大学臨床教授

業務紹介

栄養課

理念

患者さんの栄養管理を行い、健康と生活の質の向上に寄与するようにサポートします。

基本方針

  1. 医師の指示に基づく食事基準を遵守し、衛生的で安全な食事を提供します。
  2. 患者さんに喜ばれる食事を提供します。
  3. 病態、症状、治療法や療養指導の方法について新しい知識を習得し、患者さんに最新情報を提供します。
  4. 患者さんとその家族に、栄養療法の正しい知識を伝達・生活に沿った目標設定、行動変容をサポートします。
  5. 他職種と協働して患者さんの栄養状態の維持・向上に努めます。
  6. 災害時においても患者さんの食事を提供します。

病院食について

食物アレルギーや嗜好など聞き取り、病状や年齢に合った食事提供をしています。また、治療食提供のない患者さんには週3回選択食の実施、行事食や郷土料理の提供、産後の御祝い膳などバラエティに富んだ四季を感じる食事提供を目指しています。

栄養管理業務

入院支援センター常駐管理栄養士、病棟担当管理栄養士が、入院前からスクリーニングとアセスメントにより栄養状態を把握し、適切な栄養補給ができるようサポートしています。低栄養状態の患者さんについては栄養サポートチーム(NST)と連携し、栄養状態の改善に取り組んでいます。また、病態や食生活に応じて栄養指導を実施しています(個人指導:外来・入院〔1回30分・予約制〕、集団指導:糖尿病教室・母親教室・心臓病教室・高血圧教室)。

チーム医療への参画

栄養サポートチーム、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム、糖尿病サポートチーム、摂食嚥下支援チーム

臨床工学技術課

私たち臨床工学技士は医学と工学の知識をかねそなえた「いのちのエンジニア」です。

医療機器管理業務

医療用ポンプ(輸液ポンプ・シリンジポンプ・経腸栄養ポンプ・携帯用シリンジポンプ)・人工呼吸器・ネーザルハイフロー・心電図モニタを中央管理し貸し出し、点検業務を行っています。

血液浄化業務

透析センター及び集中治療室での血液浄化療法(血液透析・血液吸着・血漿交換・血漿吸着・持続的腎代替療法・腹水濾過濃縮再静注法)を行っています。

中央手術室・集中治療室業務

内視鏡手術、ペースメーカ挿入時やロボット支援手術のサポートなど中央手術室と集中治療室における臨床業務を行っています。

また手術前の医療機器の点検や機器のトラブルに対する対応も行っています。

心血管カテーテル業務

心血管造影室で行われる心血管カテーテル検査や治療のサポート業務を行うと共にカテーテル検査や治療で使用される医療機器の操作や点検を行っています。