代謝・内分泌内科

代謝・内分泌内科について

代謝・内分泌疾患を中心とした内科疾患を担当しています。

糖尿病・高脂血症をはじめとする代謝疾患と内分泌ホルモン臓器の疾患を中心に入院・外来の診療をしています。特に糖尿病・高脂血症は現在、メタボリックシンドローム（代謝症候群・肥満に高血糖・高血圧症・高脂血症を伴うもの）として国を挙げて対策を求められています。

そこで私たちは、生活習慣改善の方法について検査や薬物治療などだけではなく、知識・情報の取得から健康観の変革、ひいては生活習慣・行動の変化のため、一人ひとりの患者さんに適合した方法を一緒に考えられるような療養指導を目指しています。

連携医の先生方へ

代謝・内分泌領域を中心とした診療を行っています。糖尿病全般・甲状腺機能障害をはじめ、各種内分泌代謝疾患の精査・加療や、診断困難・治療困難例なども含め紹介をお待ちしております。

主な疾患

• 糖尿病：初回診断と治療導入、合併症の検索や治療法、特に腎臓内科（透析）・眼科と連携して。糖尿病緊急時の対応と治療、新規治療法の導入、患者さんのセルフケア重視、行動変化への促しなど。
• 甲状腺疾患：各種機能亢進状態、機能低下状態の診断と治療、専門性の高い治療技法、耳鼻咽喉科・産婦人科ほかと連携して。
• 副腎疾患：原発性アルドステロン性、クッシング症候群、褐色細胞腫の診断と治療、特に泌尿器科・外科と連携して。
• 下垂体疾患：先端肥大症、プロラクチノーマ、下垂体性クッシング症候群や、下垂体機能低下症などの確実な診断と治療確立、特に脳神経外科と連携して。

特色

初診について

内科系疾患はそれぞれの専門分野に分かれて診療しています。ご紹介のある患者さんはそれぞれ該当の診療科で専門的な診療を行います。

紹介状を持たない患者さんや診断名の確定しない患者さんについては総合診療科で診療を受けていただきます。

糖尿病教室

医師・看護師・栄養士・薬剤師・検査技師・理学療法士の専門職スタッフでチームをつくり、参加される皆様が糖尿病や治療について正しく理解し、「わかる」「実践できそう」「やってみよう」と思って頂ける教室を目指しています。入院患者さんを対象に月1回開催しております。

ここ数年コロナ流行があり、集団での教室やバイキング栄養指導教室などを行えておりませんでしたが、2024年度より復活させつつあります。今後また開催回数増加やバイキングの復活を試みてまいります。

糖友会

糖友会とは

本院の糖尿病の患者さんで作られた会です。患者さん同士の交流を深め、糖尿病の治療や予防に関する知識の普及と向上、福祉の増進を図ることを目的に昭和60年に発足されました。

医師や看護師、栄養士、薬剤師、検査技師、理学療法士がチームで皆様をサポートします

患者会の役割

糖尿病による合併症の発症や進行を抑えるには患者自身が自立して日々の生活における困難や障害を乗り越えて血糖コントロールを続けていく事が必要となります。

決して一人で悩むことなく、同じ病気をもつ患者さん同士でお互いに励ましあい、情報を交換し問題解決していくことがとても大切です。

活動内容

糖友会研修会

1. 交流会及び研修会・・・コロナ流行以来中止を余儀なくされておりました。今後の検討課題です。
2. 患者さんと医療スタッフと連携し、糖友会新聞を年に1回発刊しています。
3. 機関誌「さかえ」を毎月配本しています。
4. 糖友会に入会しますと、自動的に県の糖尿病協会に入会することになりますので、福井県の糖尿病協会「福糖会」の行事や日本糖尿病協会の総会に参加することができます。

★★今後、時代の流れを反映し、オンラインでの会合や研修ほかについて計画してまいります。

外来担当医表

備考

新患受付11：30まで

糖尿病教室（予約必要）
日時：原則、第4週 月曜日〜金曜日 14:00〜16:00 【変更の可能性あり】
内容：糖尿病について/合併症について/治療について/食事療法について/運動療法について
　　　日常生活の注意点についてなどの体験型講習会