先輩看護師インタビュー
25科の診療科があり、緩和ケアや救急看護など様々な認定看護師の方がいらっしゃるため、貴院でなら人道と博愛の精神のもと、質の高い技術と知識を身につけ、日々向上していけると考えたからです。また、地域医療に特化している点にも魅力を感じました。
実習の経験から、自身の看護師像や、自身がしたい看護について考え、病院の特徴に合った就職先を選ばれるとより良いかもしれません。実際に現場に立つと、自身の看護観が変わったりするので、看護の世界は未知でおもしろいです。大変な毎日だとは思いますが、私はこれほど誰かの人生に携われる素敵な役職はないと思っています。ぜひ、みなさんと一緒に働けることを楽しみにお待ちしています。
当院に入職を決めた理由は?
”患者さんの意思を尊重し、その人らしさに寄り添う”という当院の方針が、自分が目指す看護師像だったからです。また、当院は災害拠点病院であり救護活動に力を入れています。私は高校生のころから災害看護に関心があったため、当院で多くのことを学びたいと思い選びました。
新人研修プログラムの感想は?
入職してからの約3か月間は、色々な部署を回るローテーション研修があります。様々な分野の部署で研修を行うことで、関心のある分野を見つけることができ、病棟の雰囲気も分かるので、配属前に自分に合った病棟を知ることができます。また、定期的に面談があるため自分を振り返る機会が多く、成長につながると感じています。
複数の部署にローテーションにまわりながら、基本的な看護技術や業務を身に着けていくことができるため、部署ごとの特徴や雰囲気などを知ることができ、自分の技術にも自信をつけることができました。また様々な先輩看護師と関わったことで、目標とする先輩を見つけることができました。
私の部署は、脳卒中センター(SCU)も併設しており、脳卒中の急性期治療に24時間対応できる体制が整っています。また、専門看護師や認定看護師など、様々な知識や技術をもった先輩方が多く、日々学ぶことばかりです。スタッフも約50名と、ほかの部署に比べてスタッフが多く、個性も豊かで、日々賑やかな病棟です。
幼少期の頃、当院に入院したことがきっかけで看護師を目指しました。自分が辛いときに寄り添ってくれた当院の看護師さんを今でも忘れられません。私も患者さんに勇気を与えられるような看護師になるため、入職を決めました。今は偶然ですが、幼少期に看てくれていた看護師さんと同じ病棟で一緒に働いています。
入職後1年目は、自分の看護観を深めるとても大切な1年になると思います。自分の理想とする看護師像をもう一度思い描き、その目標に向かって頑張ることができる環境に身を置いてください。自分らしさを発揮し、やりがいを持って看護をできるような職場環境に出会えることを願っています。
糖尿病の指導と様々な科の化学療法を主に行っています。糖尿病の指導では、患者さんによって病気の捉え方が様々であったり、高齢になってから糖尿病を発症する方も多く、理解度を確認しながら指導を進めていくことを心がけています。化学療法では、薬の管理だけでなく、患者さんができるだけ苦痛なく治療が受けられるように、副作用症状の観察や必要時には多職種と連携して闘病生活を支えられるよう心がけています。
必要な看護技術は全体研修で学び、病棟で実際に先輩看護師さんに見てもらいながら実践し、手厚い指導の下学べることができたことはとても印象に残っています。また、最初の3か月間は研修生という立場で看護を学べることもより学びが深まったと思います。
所属部署の雰囲気はどう?
私が勤務している消化器内科病棟は、先輩後輩関係なく仲の良い病棟だと思います。配属したての何も分からない私たちに臨床看護の基礎を1から丁寧に教えてくれました。また、教育体制が整っているため、入職後業務時間内に講義等を行ってくれ、仕事と私生活をしっかり分けることができました。メリハリのある生活を送れるのは当院の魅力かと思います。
これから就職活動を行う看護学生のみなさんへのメッセージ
看護師になっても日々勉強です。つらい時もありますが患者さんがみるみる元気になっていくお手伝いができる、とてもやりがいのある仕事だと1年通して感じることができました。看護師になる道のりは大変ですが、是非福井赤十字病院に就職し、私たちと働きましょう。
採血や注射などの基礎看護技術は技術練習を行い、教育委員の先輩看護師に合格をもらってから、臨床現場でも先輩看護師の指導の下、患者さんに対して行います。初めてのときは緊張しますが、先輩看護師が側にいてくれる安心感がありました。看護技術以外にも接遇研修やカルテ研修、メンタルヘルス研修など、勤務するにあたり必要な教育プログラムがたくさんあります。
就職活動をするにあたり、調べて情報を得ることは大切なことですが、実際に興味のある病院に出向き、実際の様子を見たり聞いたりと自分の五感をもって就職先を選ぶことが大切であると思います。近い将来、看護師・助産師として働く自分の姿をイメージしながら、みなさんが素敵な職場と出会えることを願っています。
自分が福井赤十字病院を受診することが多く、その際の看護師さんたちの対応にあこがれたため。就職活動時どのようなときも対応できる看護師になることを目指したいと思っていて、看護師育成の体制が整っており看護師として成長しやすい環境だと感じた当院に入職を志望した。
8月から夜勤開始で最初の2回はプリセプターの先輩が後ろからついてきてくれてアドバイスをもらいながら業務を行いました。夜勤はフリーの看護師1人、チームの看護師2名です。私の病棟はフリー業務が複雑なため、チーム業務から開始します。最初から一人で自分のチームの患者を見ることはとても大変でした。
手術室での業務は大きく分けて器械出しと外回り業務があります。器械出しは術式を把握し器械を医師に渡し、スムーズに手術を進行できるようにします。外回りは患者さんのバイタルサインや術中記録など、手術全体を把握しサポートする役割があります。直接患者さんと関わる時間が限られているため、短い関わりの中で患者さんの思いに寄り添うことが大切となってきます。不安を抱えながら手術室に来られ泣いてしまう患者さんもいます。手術室看護師は患者さんの僅かなサインを見逃さず短い関わりの中でも患者さんに寄り添うことの大切さを学びました。
就職活動を行うときに病院が主催する説明会やインターンシップなどに参加し、実際の看護現場や雰囲気を体験することが一番自分の働きたい環境が見つかるのではないかと思います。実際に自分が看護師として働くことを想像して参加することも重要だと思います。看護学校はたくさんのことに追われて課題や実習など辛いことも多いかもしれませんが応援しています。