メッセージ

研修医の皆様へ

「当院の初期臨床研修体制と病院の概要」

院長より

福井赤十字病院は急性期医療、救急医療、災害救護医療を担う地域の中核病院で、24の診療科を標榜する総合病院です。研修は初期臨床研修医の期待通り、様々な疾患を数多く経験できると思います。医師数は155名(初期臨床研修医を含む)で、各科に研修指導医がいます。入院病床は534床(一般520床、感染4床、結核10床)で、退院患者総数は年間約13,000人、外来患者数は一日約1,250人で、患者さんは「最後まで診て欲しい」という期待を持って病院を訪れます。病院は職員間の交流も良く、大病院特有の風通しが悪いといった短所がなく、初期の臨床研修に適した病院と考えています。

病院は、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、2次救急指定病院、地域周産期母子医療センター、地域災害医療センター、日本医療機能評価機構の認定病院、などに指定されています。病院の運営・診療体制に関しては、日経新聞社が日本医療機能評価機構の認定を受けている全国2,500を超える病院を対象に、情報公開の同意を得た1,159病院をスコア化した「病院実力ランキング」(2010年1月10日記事)を公表しましたが、その中で当院が「高得点ベスト70病院」に評価されましたので、自信と誇りを持っています。

また、院内では「センター化構想」を推進しています。センター化構想とは、同じ専門領域の内科系と外科系の診療科が合同でカンファレンスや業務を行い、お互いの長所を伸ばすと共に弱点を補完して、患者の診断と治療のEBMを共有する考えです。既に、脳外科と神経内科、腎臓内科と泌尿器科、呼吸器内科と呼吸器外科は合同で入院カンファレンスを行っています。腎臓内科と泌尿器科は2009年4月から腎臓・泌尿器科と標榜して、合同で透析センターを運営しています。研修医は、以上の3グループの診療科での研修を選択すると、二つの科をラウンドしているような錯覚を覚えることでしょう。

診療には電子カルテを使用し、PACSシステムなどのIT化が推進され、フイルムレスの診療を行っています。従って、研修医の方は救急外来で診た患者さんの経過を容易にフォローすることができます。また、臓器別に分かれた各科の専門医・指導医による症例カンファレンスや講義も充実してきました。救急部の当直体制は、内科系、外科系、SCU、ICUの4人です。小児救急の福井県輪番体制の当番を週2回担当していますが、その時は小児科医も当直に入ります。研修医はそれらの上級医と一緒に、週1回の当直研修を行います。CTやMRIなど高度の医療機器も24時間利用できる体制です。

最後に、医療に対する倫理観を持った、情熱溢れる研修医の皆さんが集まってくれる事を期待しています。

副院長・プログラム責任者より

当院は、赤十字の理念に基づき、地域の中核病院として質の高い急性期医療と災害時の救護活動の実践に努めています。当院では院内各科医師によるミニ講義を行い、知識向上とともに上級医との交流の機会としています。また、薬剤師や検査技師などによる講義や新規採用者宿泊研修もあり、他職種とも顔馴染みになることができます。こうしたことがアットホームな研修環境を作り、協働するチーム医療につながると私達は考えています。まずは病院見学に、そして卒後臨床研修に当院へお越し下さい。

指導医の声

研修医育成プロジェクトチーム
内科系
循環器内科 部長
皿澤 克彦

経験を共有することで高まる総合的・全人的な診断力。

この2年間は、医師として、また社会人としての基礎を築く重要な期間。担当した患者さんは一人ひとりが永く記憶に残り、その病態理解・診療経験は、全てが貴重な財産となります。“Strike while the iron is hot.”この時期に多くの患者さんと出会い、様々な症例を経験し、それを共有することで、総合的・全人的な診療力を高めていけるようサポート・指導していきたいと考えています。ともに「善い医者」になれるよう、切磋琢磨していきましょう。

研修医養成プロジェクトチーム
外科系
外科 部長
吉羽 秀麿

他職種と連携し育む知識と技術と人間力。

患者さんを最善な方向に導くこと、それは医師一人でできる事ではなく、病院内の様々な専門職員とのチームワーク、さらには地域の社会資源との連携によって実現されます。自分が困った時、周りには相談できる人がたくさんいます。多くの患者さん、医療スタッフとの出会いの中で、医師としての基礎的な知識・技術を身に付けることはもちろん、社会人、そして医療チームの一員としての振る舞い方を学んでいけるよう、指導・サポートします。

研修医の声

初期臨床研修医2年目
田宮 真輝人
(岡山県出身 関西医科大学卒)

手技や症例など希望に沿った研修内容で知識と経験を養う。

私は専門科に進む前にプライマリーケアをしっかりと学びたいと思っていたため、1年目を市中病院で、2年目を大学病院で研修したいと考え当院のプログラムを選びました。

当院での研修の特徴としては、手技や経験したい症例など個々人の希望により研修内容を変えられる点にあると思います。また病院全体の雰囲気もよく、医師やコメディカルとの距離も近いため、病棟業務や当直の際など困ったときに相談しやすい環境は研修をするにあたってとても助かっています。

平成31年度初期臨床研修修了
稲葉 真衣子
(福井県出身 福井大学卒)

フレンドリーな環境が研修への意欲や知識の向上に繋がる。

当院には先生方、看護師さん方をはじめ親切で優秀な職員の方々がとても多く、フレンドリーに接してくださります。小さな疑問も聞きやすい雰囲気があり、日々ストレスなく知識を増やしていけます。講義だけでなく実際に手技をさせていただける回数も多く、自分が興味を持っている科もそうでない科も回る科1つ1つが魅力的に思える病院です。また、各研修医一人ひとりの将来の志望科にあわせて柔軟かつ熱心に研修内容を考えてくださるので、充実した研修生活を送れています。

平成31年度初期臨床研修修了
宇佐見 絢
(東京都出身 弘前大学 平成29年度卒業)

バランスの良い指導でさまざまな角度から医療と向き合える。

当院には熱心に指導してくださる先生方が多く、親切なコメディカルスタッフに囲まれて、良い環境で研修生活を送らせていただいています。指導医の下での手技の機会が多いだけでなく、患者さん一人ひとりとしっかりと向き合う時間もあり、バランスが良く、初期研修医に必要な能力を身につける十分な機会を与えて頂いています。また、各研修医の希望に合わせて研修内容を考えてくださるため、個々人の目標に沿った研修をすることができると思います。

平成30年度初期臨床研修修了
平野 晃大
(福井県出身 福井大学 平成28年度卒業)

それぞれの目的に応じた柔軟な対応と幅広い知識の習得。

当院での初期研修の特徴は、指導してくださる各診療科の先生方やコメディカルの方々との間の垣根が低く、様々な角度から包括的な知識を学べる点にあると思います。また、将来希望する診療科に応じて各科での研修内容を柔軟に変更していただける点も当院ならではの特徴です。研修中に希望があれば、講義や実技実習なども追加していただけるので、各々の期待するワークライフバランスにあった初期研修を行うことができると考えます。

平成30年度初期臨床研修修了
柴田 春香
(東京都出身 福井大学 平成28年度卒業)

学びやすい雰囲気と充実した研修内容で自分自身を高められる。

私はこの病院で初期研修という大切な時間を過ごせて、とても良かったと思っています。どの科の先生も研修医を温かく指導してくださり、手技をさせて頂く機会も多いです。医師だけでなく他の職員の皆さんも優しく、わからないことを聞きやすい雰囲気があります。研修医に当てられる仕事量もちょうど良く、忙しい中でも日常の診療について自分自身で振り返る時間をしっかり取ることが出来、充実した研修生活を送れています。

平成29年度初期臨床研修修了
宮原 孝輔
(福井県出身 福井大学 平成27年度卒業)

それぞれの目的に柔軟に対応する充実した研修体制。

当院での研修の特徴は研修医に合わせた柔軟な研修体制にあると考えます。市中病院である以上、大学病院のようにシステマチックな研修体制がない分、自由な研修ができるように感じます。各科で研修医に合わせたプログラムを組んで頂き、希望科ローテートの際は前期研修の域を超えた診療への参加も可能でした。各科で多くの診療を経験した上で専門を決めたい方、すでに進む科が決まっておりそれに合わせた初期研修を送りたい方、どちらにも自信を持ってお勧めできる研修病院です。