研修医の日々

当院研修医の日々(2024年1月)

1月1日、石川県能登半島で発災した地震。当院からは、1月2日に救護班第1班、コーディネート班が出動。1月8日に救護班第2班、DMAT班、1月17日に救護班第3班が出動しました。

実は、第2班と第3班には、手を挙げた研修医が各1名、救護活動に加わりました。

「困っている人のために、何か自分にできることはないか・・・」

と考え、手を挙げた研修医。

1月15日時点(発災から2週間)で1万9千人超が約390カ所で避難生活を送っている中、厳しい寒さや断水など過酷な環境下での生活に体調を崩す被災者が相次いでいる状況。救護班は、「災害関連死」を防ぐためにも避難所を訪れ、巡回診療を行いました。

研修医として災害医療に携わることは非常に重要で、災害時の医療対応は、普段の診療業務とは違います。また、医師、看護師、薬剤師、事務などがone teamとなり常に協力して行動を共にします。自分の衣食住やトイレまでもがままならない環境です。

救護活動から帰ってきた研修医は少し疲れていましたが、そこには「良い経験となった」と話す、一回り大きくなった姿がありました。

 

 

当院研修医の日々(2023年12月)

研修医のオフショットコーナー★

休日は、有意義に過ごすことでリフレッシュできる貴重な時間ですよね。普段の業務から離れ、福井を満喫している研修医の休日の過ごし方をいくつか紹介します。是非参考にしてみてください!

~~釣り・スキー・恐竜博物館などなど~~

当院研修医の日々(2023年11月)

11月、美しい紅葉を楽しめる京都で、「第59回日本赤十字社医学会総会」が開催され、発表者として研修医3名が参加しました。

始めて発表に挑戦する研修医は、大変緊張していました。ドキドキ・・・

しかし発表が始まると、初めての発表とは思えないほど上手に発表出来ており、一緒に参加した指導医の支援も心強かったようです。抄録提出に始まり、スライドやポスター作成、発表の練習等、実り多き学会発表となりました。お疲れ様でした。

当院研修医の日々(2023年11月)

11月3日、災害対応訓練が行われ、研修医も「医師役」や「患者役」で参加しました。

例年訓練を行っておりますが、実災害では様々な要因が複雑に絡み合ってその対応を難しくさせます。災害対応マニュアルには、配置されるエリアやするべきことが詳しく記載されていますが、実災害時は必ずしもマニュアル通りの配置や動きになるとは限りません。

初めて参加した研修医からは、「もしこんなことが起こったらどのように行動すれば良いのだろうと考える場になりました。」との感想がありました。

当院研修医の日々(2023年9月)

内視鏡外科手術トレーニングがありました。講師は、外科の平崎先生で、外科の小林先生も実技指導にきてくださいました。

このトレーニングは、ボックストレーナーを用いて剥離・縫合・結紮などの手技の習得を目標としています。

 

針を持つ、持ち替え、クルクルまわす、Cループ、逆Cループ、Double half knot、連続縫合など、やってみるとどれも難しく、最初はできないことが多いですが、研修医室の近くには、24時間いつでも自由にトレーニングを行える場所(FRESTA)があります。

その部屋では、こっそり何度も練習して努力する人をよく見かけます。

そういう人は実力がぐんぐん伸びていきます。

当院研修医の日々(2023年7月)

7月中旬に新入職員65名で3ヶ月振り返り研修に参加しました。研修医11名も参加し、他職種との交流を行いました。入職してから3ヶ月間を振り返り、研修医たちは、人の命に関わる責任を感じつつ、日々知識や技術の向上に励んでいるようです。

そして、看護師、医療技術職、事務職で構成されたグループでこれからの病院を考えるグループワークを行いました。配属部署や職種の違う人が集まる中で様々な視点から「どのような医療人になりたいか」のアイディアがたくさん出ました。1~2ヶ月でローテート科が変わる研修医にとっても他職種との協働は大切なことです。

ブレイクタイムには、サプライズでケーキバイキングが用意されており、リフレッシュができたとともに、たくさんの同期の和ができたことでしょう。

 

当院研修医の日々(2023年6月)

エコーレクチャーがありました。

放射線技師からの説明の後に、放射線科指導医のもと、研修医同士で被験者になり実際にエコーをあてて研修を行いました。

研修医は、熱心にプローベを動かして一生懸命に習得しようと頑張りました。被検者になってくださった方もありがとうございました。グリグリ押されて・・・

腹部エコーの一連の流れは教えて頂けたので、今後は数をこなして自分のものにしていきましょう。

当院研修医の日々(2023年5月)

今月は、外科医師による縫合手技についての実技研修がありました。

指導医が手技を細かく指導するため、研修医を5-6名ずつに分けて実施しました。講師は吉羽部長です。皮膚縫合練習パッドを使用して練習します。縫い目の幅や間隔をそろえるようにと指導されましたが、なかなか難しい。写真のように、吉羽先生から一人一人手元で見本を見せてもらったり、手を取って教えてもらったりしました。最後に、皮膚の下に埋め込んで薬剤投与するために使用するCVポートについても、練習キットを用いて、装着手順や注意点を学びました。

当院研修医の日々(2023年5月)

全診療科の代表部長と新採用研修医の交流会がありました。

お互いの顔と名前を覚えるのはもちろん、新採用者から部長たちへ「どうやって進む診療科を決めましたか?」「忙しい日々の中でどうやってリフレッシュしていますか?」「おすすめの美味しいご飯屋さんはどこですか?」など、他にもユニークな質問もあり、部長たちからは具体的な知恵が伝授され、和やかな雰囲気の会になりました。

当院研修医の日々(2023年4月)

さてさて、早いもので4月!新採用の研修医12名が当院にきてくださいました。

全職種の新採用者は、合計約70名です。心新たに、お互い刺激しあって頑張っていきましょう!

入社式後は、他職種と共に3日間の新入職員研修を受け、社会人として必要なマナーや病院職員として必要な知識などを他職種と交流しながら学びました。6日からは研修医のみで、研修医として動いていくために必要な様々な知識や電子カルテ操作の研修や注射の研修を行いました。写真はその時の様子です。

アンプルカット、輸液ポンプ・シリンジポンプの扱い、そして互いを相手に採血と静脈路確保を行いました。1回で上手くできた人もできなかった人も、これからの研修で自分のものにしていくことと思います。

 

当院研修医の日々(2023年3月)

福井県の合同説明会に参加しました。ここ数年オンラインでの参加となっていましたが、今回は現地での開催となり、いつもより学生さんと個別性の高い相談を行うことができました。熱心に研修について聞いてくださりありがとうございました。興味のある方は是非、当院の見学にお越しください。

当院研修医の日々(2023年3月)

研修医を対象にした整形外科の研修会が行われました。研修医にとっては、整形外科の先生から指導いただきながら骨折のシーネ固定法などを学べる貴重な機会です。夜間の当直中に困らないように少しでも多くの技を習得しました。

 

当院研修医の日々(2023年3月)

修了証授与式が院長室で行われました。無事、医科10名と歯科1名の初期研修修了が承認され、一人ずつ修了証を院長から授与されました。写真に写っているのは修了者全員と院長とプログラム責任者です。

初期の2年間は医師人生の基盤をつくる大切な時期だったと思います。これからは専門研修が始まり、色々と大変なことも待っているかもしれませんが、様々な経験を今後の臨床に生かして欲しいと思います。

当院研修医の日々(2023年3月)

厚生労働省の「臨床研修の到達目標」で研修医が身に付けるべき手技とされる、「導尿、尿道カテーテル留置」の基本的な手順や安全上の注意点について、教育研修推進室の内田看護副部長からレクチャーを受けました。今年から研修医のために練習用のシミュレータを大幅に増やしていただいたので、いつでも練習を行えます。救急でも日常診療でも必須の手技、習得の巻でした。

 

当院研修医の日々(2023年3月)

17日に福井大学の臨床参加型実習が無事終わりました。毎年受け入れているこの実習は、4週間2クールに渡る長期の実習で、今回1月~3月は24名の学生さんが来てくれました。

大学外実習はこれまでの知識技術を統合して取り組む大事な実習です。せっかく選んで来てくれたので、なるべく研修医たちと気軽に話ができるようにと思い交流会を行いました。写真はその時の様子です。

学生さんたちにはささやかなプレゼントを。実習の緊張もほぐれて研修医たちと話がはずんでいました。

大きな事故もなく終わり、ほっとしました。皆さんお疲れ様でした。

当院研修医の日々(2023年1月)

1月、研修医全員が発表する研修医症例発表会が行われました。今年で9回目の開催です。

人数が多いため2年次研修医と1年次研修医は別の日に開催し、合計19名が発表しました。

1人ずつ5分発表・5分質疑応答です。集まった指導医や上級医により質疑応答が活発に行われました。研修医皆緊張していましたが、指導医のバックアップもあり、発表も質疑応答も非常にしっかりしており、大変素晴らしかったです。

今年度は当院の2年次・1年次ともに3名ずつ表彰され、そのうち、各年次1名が見事「優秀賞」を受賞しました。

当院研修医の日々(2022年12月)

12月17日に当院でJMECC (ジェイメック:Japanese Medical Emergency Care Course)が開催され、研修医も希望者3名が参加しました。こちらの講習会は、専攻医の内科プログラムの修了要件となっていますが、当院では、希望すれば研修医も早い段階でJMECC講習会を受けることが出来ます。

インストラクターが熱心に指導してくださり、日常臨床で遭遇する予期せぬ容体悪化に対応する能力を実践型教育によって習得しました。

 

当院研修医の日々(2022年8月)

8月、福井県南越前町で発生した大雨災害によって被災した地域へ救護班が出動し、研修医も希望者1名が参加しました。

救護班は、今庄診療所において、外来受診者の診察・処置や発熱外来への対応を行います。また、訪問診療を2班に分かれて実施したほか、ボランティアセンターにおける体調不良者の対応や避難所生活者に声をかけて回るなどの活動に当たりました。

研修医の先生は、医師として、地域におけるかかりつけ医の役割などを学び、また、自宅で療養する人の生活状況を把握し、在宅ケアを支えるチームにおける医師の役割を考えることができました。地域の方々との交流や今庄診療所の先生・スタッフとの交流が良い刺激になり、後日、地域医療研修先として今庄診療所を希望するほど良い経験となりました。

当院研修医の日々(2022年8月)

今年度採用の新採用職員入職後3ヶ月の振り返り研修に参加しました。

4月以来、久々に新採用者(62名)が集い、共通の課題に取り組みました。

セッション1では「おもしろ村」というゲームをグループごとに解きました。一人ひとりが課題に取り組み、助け合わないとゲームを解くことができません。「とても面白い~~~」

セッション2では、「こんな医療人になる!」というお題で、グループで出し合った意見を発表しました。

最後は、入職から3ヶ月が経ち、走り抜けてきた道のりを一度振り返ることで、今後の自己目標を明らかにすることができました。

こういう機会があることで、職種は違いますが、ともに共同し高めあえる仲間づくりができます。

研修医からは「多職種と交流でき楽しい時間だった」「病棟でも看護師やコメディカルスタッフに声をかけやすくなった」「同期とコミュニケーションがとれて視野が広がった」との感想がありました。

当院研修医の日々(2022年6月)

6月11日に行われた院内ICLSコースに1年次研修医希望者が参加しました。

受講生が2つのグループに分かれ、「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標に、1日かけて研修を行います。

胸骨圧迫や除細動器の使用方法を学び、チームとしてどのように蘇生を行うか、さらに効果的な介入方法はないかなど、医師や看護師などで構成されたチームでメンバーがそれぞれ意見を出し合いながらシナリオを遂行していきました。

当院研修医の日々(2022年5月)

5月は、外科の吉羽先生の指導のもと、実際の針と糸などを使用し、縫合のレクチャーを受けました。

針の向きを変えるのに、右・左・右・左と交互に針を持ち替える作業が難しかったようです。

しかし救急部で縫合する機会はいきなり来ます。

その時までにしっかり練習あるのみということで、レクチャー終了後も、空き時間を利用し糸の結び方や縫合の仕方など自主練習する姿も見られました。

 

当院研修医の日々(2022年4月)

今年は、1年目11名、2年目8名の19名で研修がスタートしました!また、京大病院では当院採用たすきがけ研修医が各学年2名ずつ研修をスタートしました。

こちらは4月1日、辞令交付式の様子。皆緊張した面持ちで、気持ち新たにスタートを切ります。

4月前半2週間はオリエンテーション。

院内で動いていくために必要な様々な知識や電子カルテ操作の研修、注射の研修を行いました。アンプルカット、輸液ポンプ・シリンジポンプの扱い、そして互いを相手に採血と静脈路確保を行いました。1回で上手くできた人もできなかった人もいましたが、皆で協力し、助言しあって技術を習得しました。

これからの臨床研修でもこうして互いに支え合い、教えあい、ともに成長していきます。

 

ヘリポートで実はいろんなポーズで撮ってみました。かっこいいです(^^)

2年間の研修ファイト!!

 

当院研修医の日々(2022年3月)

初期臨床研修医の修了証授与式を行いました。

当院ではA・B・Cプログラム計10名の修了を認め、代表者が院長より修了証を手渡されました。

研修医のみなさんは2年間大変お疲れ様でした。

4月からそれぞれの道に歩みだす皆さん。ここで学んだことを糧に、今後も医療人として患者さんと真摯に向き合って、信頼される医師を目指して日々精進していかれることを期待します。

当院研修医の日々(2022年3月)

1日と2日に初期研修医の症例発表会が行われました。研修医が1年間の成果を発表するこの会は、今年で8回目になります。

研修医全員が発表したい症例を取り上げて、指導医に指導や助言を受けてまとめたものを、1人5分でプレゼンテーションしました。当院の医師も約25名が参加し、研修医は発表についての質問や改善点などのアドバイスをたくさんいただきました。

優秀作が1年目2年目の各3人ずつ表彰され、賞状と副賞をもらいました。

当院研修医の日々(2021年10月)

10月にドクヘリ・防災ヘリの合同訓練があり、救急科をローテートしていた研修医も参加しました。

 

【参考】令和3年5月から福井の空にドクターヘリがやってきました。

防災ヘリは以前からありましたが、ドクターヘリとの大きな違いは、フライトDr.とNs.が搭乗しているか否かです。フライトDr.とNs.が搭乗しているドクターヘリは、現場に到着した時点から迅速に診療が開始されます。運用は基地病院である県立病院が中心となりますが、当院の救急医もフライトDr.に参加する予定です。

今回の訓練に参加した研修医は、ドクヘリ・防災ヘリの受け入れ医療機関の研修医として、貴重な体験ができたのではないでしょうか。

 

当院研修医の日々(2021年9月)

今回はレクチャーの様子を紹介します。

昨年4月に当院に着任した救急部の医師より1年目研修医はエコーレクチャーを受け、研修医同士でエコー検査の練習をしました。

プローベの持ち方、走行の仕方、体位変換などの基本的な内容から、エコーをあてるときのコツについて学びました。

このレクチャーは数あるレクチャーの一部です。研修医は日々様々な研修を受けて、知識を深めています。

 

当院研修医の日々(2021年3月,6月)

今回は医学生の実習についてです。

福井大学の実習が無事終わりました。毎年受け入れているこの実習は、4週間に渡る長期の実習で、今年は3クールに分かれて28名の学生さんが来てくれました。

学生最後の年に行う大学外実習はこれまでの知識技術を統合して取り組む大事な実習です。

せっかく選んで来てくれたので、なるべく研修医たちと気軽に話ができるようにと思い交流会を行いました。写真はその時の様子です。

学生さんたちは、実習の緊張もほぐれて研修医たちと話がはずんでいました。

大きな事故もなく終わり、ほっとしました。皆さんお疲れ様でした。

 

当院研修医の日々(2021年8月)

内視鏡外科手術トレーニングを紹介します。

講師は、外科の平崎先生です。

実技の前に、実際の手術時の映像を用いて説明してくださいました。

 

内視鏡外科手術とは従来の大きく切開する手術と異なり、最新の機器を使用しながら数㎝以下の小さな傷で行う外科手術法です。

腹腔、胸腔、後腹膜腔などにビデオカメラ(径10㎜)を挿入し、腔内の状態をテレビモニターで確認しながら細径の鉗子(径5㎜)や特殊な手術器具を用いて行います。

 

研修医室の近くには内視鏡外科手術のシミュレーターを用いて、24時間いつでも自由にトレーニングを行える場所FRESTAがあります。上達のコツは、何度も練習すること。

針を持つ、持ち替え、クルクルまわす、Cループ、逆Cループ、Double half knot、連続縫合など、やってみるとどれも難しい。最初はできないことが多いですが、指導医のサポートを得ながら少しずつ出来ることを増やしていきます。

当院研修医の日々(2021年7月)

7月頭、1年目研修医は「新人3ヶ月振り返り研修」に参加しました。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、宿泊研修ではなく院内にて研修を行いました。就職後3ヶ月の体験を振り返って、「私たちはこんな医療人になりたい」をテーマに、看護職・医療技術職・事務職の1年目職員が入り混じってグループワークに取り組みました。どのグループも楽しそうに熱心に取り組んでいました。

正解のないテーマなので、ルールは「相手の意見を否定しないこと」。

意見をまとめて発表するのって、結構難しいですが、みんな上手に発表できていました。

 

 

写真は、チームを代表して研修医が発表している写真と、発表終了後にチームメンバーで撮った写真、上位に入賞したチームの表彰式後の写真です。

 

 

他職種の同期と不安や悩み、目標を共有することによって、このコロナ禍で「自分だけじゃない」「みんなも頑張っている」と励みに変わりました。多職種で過ごした経験をチーム医療に生かすことができればいいなと思います。

 

当院研修医の日々(2021年5月)

縫合レクチャーを開催しました。講師は、外科の吉羽先生です。

縫合する際の手順から使用する針糸について、先生からのアドバイスのもと、繰り返し縫合の練習をしました。縫合は基本的手技として必要な場面も多いため、しっかり練習しました。1.5時間のセミナーでは時間がたりなかったです。

現場での研修は忙しいですが、レクチャーにも積極的に参加し頑張っています。

当院研修医の日々(2021年4月)

令和3年度の研修医10名が入職しました!よって、当院の研修医は1年目と2年目あわせて18名となりました。

今年度も、コロナウイルス感染対策を行いながら、全職種合同で新採用職員研修を実施。

上の写真は、4月1日辞令交付式とその後の研修医のみの電子カルテ研修のものです。

下の写真は、毎年恒例のヘリポートでの写真です。カメラ好きのY君の案でヘリポート角でパシャリ。構図が素敵です。

同期でオリエンテーション期間を終え、4月2週目より研修生活をスタートしました!!

当院研修医の日々(2021年3月)

3月4日(木)と5日(金)に、初期臨床研修医の症例発表会を開催しました。昨年度は開催が中止となったため、約2年ぶりの開催となりました。

計22名の研修医が、5分間にまとめたスライドで症例を発表。先生からの質問にも堂々と対応している姿に頼もしさを感じました。

上級医師も多数出席し、発表後の質問やコメントをたくさんもらい、大変活発な会となりました。審査員の先生からは、個々にお褒めの言葉も頂きました。

 

 

 

 

 

研修医の先生たちが真剣に患者さんや家族と向き合っている姿がよく分かりました。これからも、患者さん、家族の「どうしたいか」を支える総合的な医療を期待します。

採点を行い、高得点の優秀者となった2年目3名と、1年目3名には賞状と賞品が授与されました。

 

 

 

 

当院研修医の日々(2020年12月)

12月12日に、当院で開催されたICLS講習会に研修医も参加しました。

医療従事者のための心肺蘇生トレーニングコースで、緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。

与えられたシナリオに沿って、グループで協力して急変した患者さんの命を救い出します。

研修医を含む受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、約1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけました。

緊急事態で焦る中、冷静な判断をする訓練は難しいですが、医療に従事するうえで必ず身に付けておいたほうが良いものです。今回の研修を終えて、蘇生の基本的事項に少しは自信がついたのかなと思います。

    

日本救急医学会では、一定の基準を満たしたコースに対して「コース認定」を行っています。当院では、このICLSコースを含めBLS・ACLSコースと、認定基準を満たしたコースを年に何回か開催しており、病院からの受講料半額助成制度もあるため、積極的に活用してどんどん実技を吸収していきます。

  

当院研修医の日々(2020年11月)

感染管理室の担当者を講師に招き、防護服の脱着、手指等の消毒方法等に関する講習会を研修医向けに複数回に分けて開催してもらい、参加しました。

今までにも感染対策についての講習会には何度も参加しておりますが、改めて正しい手順での防護服の脱着、手指や施設設備等の適切な消毒方法などを学ぶことでき、感染対策への意識を高めることができました。

 

当院では『うつらない・うつさない・拡げない』ことをモットーに、全職員をあげてCOVID-19と闘っています。

全職員が常にサージカルマスクを着用し、手指消毒剤を個人携帯しています。又、患者さんに対応する際はフェースガードの着用を徹底しています。職員自身が感染しないためには、個人防護具を正しく着脱できることが重要であるため、感染管理認定看護師が実際に現場に行き、着脱方法を指導しています。

正しく感染防御をすることが、職員の不安の軽減に繋がっているとの声も聞かれています。

今後も職員と病院に訪れるすべての人を感染から守るために、感染防止対策の強化に努めていきます。

~看護部ブログ感染管理室からのメッセージ引用~

当院研修医の日々(2020年10月)

今月は救急診療のレクチャーを紹介します。

救急外来で遭遇する症例について、福井大学の寺澤先生と当院の救急部嶋田部長、成山医師が月1回ずつレクチャーしてくださっています。

寺澤先生の講義では、1年目の研修医は1人ずつ、救急診療で出会った症例について発表します。今回は1年目北田研修医による「高齢者の全身倦怠感・食欲不振」についてでした。

寺澤先生からは、鑑別診断の考え方についての講義を写真を提示しながらわかりやすく解説してもらいました。

 

救急の専門医や指導医より直接、救急外来での初期対応や当直時に直面する各科の課題について対応できる知識を学び、月4回の日当直を経て経験を積んでいきます。

当院研修医の日々(2020年7月)

今回は、内視鏡外科手術トレーニングについて紹介します。

研修医室の近くには内視鏡外科手術のシミュレーターを用いて、24時間いつでも自由にトレーニングを行える場所FRESTA(内視鏡外科手術トレーニングアカデミー)があります。

当院外科の藤井先生の講義を聞き、練習機を用いて内視鏡手技の練習を行いました。

  

実際にやってみることが上達への近道だということで、研修医も挑戦。糸を巻く、紙を切るなど様々な練習を体験し内視鏡手術の難しさともどかしさを実感することができました。外科の先生方の指導もあり、終わりのほうではある程度自分の思い通りに鉗子を扱えるようになりましたが、時間が足りなくて残って練習する熱心な研修医もいました。

当院には外科、泌尿器科、産婦人科にもこの技術認定医がおり、数多くの内視鏡手術を行っています。

 
 

当院研修医の日々(2020年7月)

7月は外科の吉羽先生を講師として縫合の研修をしました。

まずは、糸の結び方の練習。右と左のどっちが上かこんがらがりながらやっていました。

研修医室に糸結びを練習した跡がぶら下がっているのを思い出しました。

結び方ができたら、いよいよ針や持針器を使って模擬皮膚の縫合練習です。

縫い方のコツを学びました。

終った後は、糸結びの練習紐と模擬皮膚・針を今後の練習のためにお持ち帰りしていました。

 

 

  

当院研修医の日々(2020年6月)

放射線科の医師よりエコーのレクチャーを受けました。エコーは当直で救急外来の患者さんを診るのに必須スキルですね。2人1組で、患者さんと医師の役になり、お互いにエコーをしてみました。

当院では、このエコーレクチャーなど基本的な事項については教育研修推進室が研修・レクチャーを企画し、さらに研修医からの要望に応じて調整を行い様々な研修を行っています。

次は7月に縫合レクチャー、内視鏡縫合レクチャーを予定しています。

 

~病院見学について~

昨今の新型コロナウイルスの蔓延状況を踏まえ、病院見学の受け入れを中止しておりましたが、5月25日より病院見学の受け入れを再開しております。

ご関心をお持ちの方は是非一度担当者までお問合せいただければと思います。

当院研修医の日々(2020年4月)


4月になり新しく1年目になる研修医たちが入職しました。

今年度も無事に全員国家試験に合格し、1年目初期研修医13名が採用になり、2年目とあわせて当院の研修医は22名になりました。去年に引き続き、最多人数更新中です。

昨今の新型コロナウイルス対策で大変な日々を過ごしていますが、コロナに負けず、研修を開始。感染防止対策を出来る限り行い、新人研修では、カルテ記載やオーダー発行方法など一生懸命学びました。そして各診療科での研修がいよいよスタート。

写真は、ヘリポートでポーズをとる研修医達です。

今年はコロナの影響がとても大きく学生の皆さんも色々と大変でしょうが、現場への影響もとても大きいです。今は病院見学に来てもらうことは難しいですが、事態が収束に向かったら是非当院に見学に来て下さい。

当院研修医の日々(2020年3月)

初期臨床研修医の修了証授与式を行いました。当院ではA・B・Cプログラム計12名の修了を認め、代表者が院長から修了証を授与されました。

フルマッチした年のメンバー全員が研修を無事修了することができました。先生方おめでとうございます。そして2年間お疲れ様でした。当院だけでなく地域の様々な病院でも研修を受け、たくさんの方のご協力のおかげで研修を終えることができました。入職時から比べると大きく成長した研修医たち。2年前のヘリポートで撮影した集合写真がとても懐かしいです。

研修医は、2年間様々な診療科を回り、広い分野について勉強を行い、日常の一般的な診療に適切に対応できる基本的な診療能力を身につけました。長かったようで短かった2年間だったと思います。それぞれの思いを胸に、新しい勤務先でのご活躍を期待しております。

当院研修医の日々(2020年1月)


今月は、整形外科領域についての救急のレクチャーを受けました。「骨折を見落とさないコツ」や、救急で遭遇しそうな症例・見落としがちな症例についても学びました。

また、救急外来でよく出合う捻挫・脱臼・骨折の対応が出来るように、ライトスプリント(水硬化性樹脂)による固定法やシーネ固定法など、研修医同士を相手にして練習しました。

当院研修医の日々(2019年12月)


来年度採用内定者との懇親会が開かれ、内定者が先輩研修医に診療科のことやプライベートの過ごし方など、様々なことを質問していました。

春にはたすきがけ採用含め、13名が当院で1年目の初期臨床研修医となります。4月の辞令交付式で元気な顔を見せてくれることを楽しみにしています。(今回は、たまたま当日病院見学に来ていた医学生も参加頂き、当院のことをよく知ってもらう良い機会となりました。)

当院研修医の日々(2019年11月)

今月9日に防災訓練を行いました。当院は災害拠点病院に指定されています。

大規模災害が発生した際に、病院には在院患者の安全確保、新たな傷病者を受け入れるための病院機能の維持及びスペースの確保といった役割が求められます。そのため災害時の具体的な対応策を、病院の各部門・各スタッフに理解され浸透されるよう毎年行う防災訓練ですが、研修医は、トリアージ現場の医師や傷病者などの役を与えられ、様々な角度から災害時の対応を経験していました。

このような経験を通じて、平時より予期せぬ災害時に医療人として行動する心構えができたかなと思います。

当院研修医の日々(2019年7月)

~新人職員宿泊研修in芦原温泉~

1年目研修医は研修が始まって3か月が過ぎました。全員各診療科のスケジュールに従って研修を行っており、2年目の先輩とともに救急外来当直も開始し、みんな地道に経験を積んでいるところです。

そんな初夏の7月に、毎年恒例になった全職種合同の新入職員宿泊研修に行ってきました。芦原の宿泊施設に到着後、早速会議室に移動し、多職種が集ったグループでグループワークを開始。多職種でのワークは刺激的で様々な気付きがあったようです。

1年目研修医は、入職後慣れないことや分からないことだらけで悪戦苦闘の毎日だったと思いますが、宿泊研修中は同期と飲んだり美味しい夕食を食べながら、楽しく過ごしていました。2年目の先生方に負けないくらい、個性的で仲のよい同期に恵まれたと思います。

今後、知識や技術を高め、同期との絆を大切にし、上級医の先生方の指導・支援の下、毎日頑張っていってほしいと思います。

当院研修医の日々(2019年6月)

6月17日(月)と24日(月)に、1年目研修医11人が2グループに分かれて縫合研修を行いました。

写真は、糸結びや縫合練習キットを用いて、講義の後に実技の練習をしているところです。

毎回熱心に指導してくれる外科の吉羽先生と約1時間半かけて実習を行いました。実際に患者さんの縫合ができるよう、これからの成長に期待が高まります。

当院研修医の日々(2019年6月)

毎年恒例の福井大学医学部卒前実習生と当院医師・研修医との交流会を行いました。

今年は、去年に比べ実習生の人数が増え、4週間ずつを2クール、計18名の方が実習に来て下さいました。実習生の皆さん、お疲れ様でした。無事に実習が終了してよかったです。

当院のことや今後の初期臨床研修のことなど気軽に話して頂けるよう交流会を行いました。職員食堂の美味しい料理を食べながら、当院の医師や研修医からは、職場環境や研修生活について、また国家試験に向けての対策などを紹介し、実習生の皆さんにエールを送りました。

実習生からは、「初期研修医の先生方から上級医の先生方まで、様々な方とお話できてとても有意義な時間を過ごすことができました。」「どの職員の方も親切で、とても気持ちよく実習できました。4週間ありがとうございました。」などコメントを頂きました。

6年生の皆さんにとってはまさに採用試験シーズン。面接など緊張するとは思いますが、落ち着いて乗り越えてくださいね。当院での研修を希望してくださっている皆さんと、来年度から一緒に研修できることを今から楽しみにしています。

福井大学以外の方でも当院に興味のある方は、勉強できる環境が揃っている当院に是非見学に来てみてください。お待ちしております!

当院研修医の日々(2019年4月)


桜の花が咲く季節、今年度は1年目初期研修医11名が採用になり、2年目とあわせて当院の研修医は21名になりました。去年に引き続き、最多人数更新中です。一年目の方、国家試験無事に全員合格して良かったです!おめでとうございます!

4月1日から3日間は、全職種合同での新人研修を行い、その後は研修医だけの新人研修を行いました。

カルテ記載やオーダー発行方法やマナー講習など、医師として社会人として働くためのスキルを教わりました。4月中旬からは、各診療科での研修が始まります。

写真は、新人職員全員のものと毎年恒例のヘリポートでポーズをとる研修医達です。

当院研修医の日々(2019年3月)


初期臨床研修医の修了証授与式を行いました。この3月、当院ではA・B・Cプログラム計6名の修了を認め、一人ずつ院長から修了証を授与されました。

研修医は指導医のもとで2年間臨床研修を行い、医師として必要な姿勢・態度、専門分野に限らず日常の一般的な診療に適切に対応できる基本的な診療能力を身につけました。初期研修の2年間は医師人生の基盤をつくる大切な時期です。当院での様々な経験を今後に生かし、各々の道で頑張って下さい。

当院研修医の日々(2019年2月)

2月21日(木)と25日(月)に、初期臨床研修医の症例発表会を開催しました。この発表は、平成25年度から毎年1回実施しており、今年は研修医が多数在籍しているため、2回に分けて開催しました。計17名の研修医が、緊張しながらも5分間にまとめたスライドで症例を発表。たくさんの上級医師と福井大学寺澤教授にご参加いただき、質問やアドバイスをいただきました。

採点を行い、高得点の優秀者となった2年目平野研修医、1年目和田研修医、佐古研修医、小田研修医には賞状と賞品が授与されました。