看護体制

福井日赤看護方式

福井赤十字病院では、2024年度に看護体制を変更しました。

新しい看護体制は、ゾーニング式とチームナーシングを併せ持つ方式『福井日赤看護方式』です。

福井日赤看護方式では、看護師がゾーン内で協働しながら患者さんのそばで先取りケアを行うことを目的として、病棟を2~3つの区画に分け、それぞれのゾーンに看護師が配置されます。看護師は担当するゾーン内の患者さんを受け持ち、病室や廊下など、患者さんのそばで全ての看護業務を行います。

看護師が患者さんのそばにいることで、ささいな変化やニーズにもすぐに気づくことができ、異常の早期発見やきめ細やかな看護につながります。

また、ゾーン内では看護師同士が相談したり助け合ったりしやすく、安心して看護が行える環境が整っています。

さらには、担当看護師がどこにいるのかが分かりやすいため、医師や他の医療スタッフも声をかけやすくなり、多職種協働がより円滑に進むことも大きな特徴です。

毎朝のブリーフィングでチームワークを強化

毎朝ゾーン内でブリーフィングを行い、一日のスケジュールの調整や注意事項の共有をしています。この時間を通じて、スタッフ全員がその日の流れや重要なポイントを把握し、スムーズな業務遂行につなげています。

看護助手との協働による患者ケア

患者さんのケアは看護助手と協力して行っています。看護助手も大切なチームの一員であり、互いに役割を分担しながら、患者さんにより良いケアを提供できるよう努めています。

相談しやすい環境で安心して働ける

一人で患者さんを担当する際、不安を感じることもありますが、すぐ隣の部屋には先輩看護師がいるため、いつでも相談できる環境があります。

患者さんと向き合い、自ら考え実践する看護

患者さんとしっかり向き合い、話を聞くことを大切にしています。その上で、自分自身で考えながら看護を行うことで、より質の高いケアを提供しています。