1-7病棟ブログ
1-7病棟には、血液疾患の患者さんが多く入院されています。血液疾患の治療の一つに、末梢血幹細胞採取があります。これは、骨髄から末梢血に出てきた造血幹細胞を採取することをいいます。末梢血幹細胞採取を行うには血液成分を分離するための装置やクリーンベンチ(埃や環境微生物の混入を避けながら作業を行うための装置)など特殊な装置が必要です。
今まで、末梢血幹細胞採取は病棟から離れた一室で行われていました。しかし、緊急対応や動線を短くするなどの利便性も考慮し、病棟内で実施することは出来ないかと考えました。多職種の意見を聞きながら管財課の協力を得て、昨年から準備をすすめ、11月には末梢血幹細胞採取を実施することが出来ました。病棟内で実施することで、処置をスムーズに行うことができ、物品の調達や病棟業務との連携もとりやすいと、スタッフからも高評価です。
医師・検査技師・病棟スタッフの協力や管財課の速やかな対応のお蔭で、安心して処置が行える環境を整えることが出来ました。これからもチーム一丸となって、患者さんにより良い環境で安全に処置を行えるよう努めていきたいと思っています。