看護部ブログ

2024-04-12新人看護師研修 臨床看護実践開始です

入社式終了後、4月10日より臨床看護実践に必要な看護技術習得のための研修が開始されました。本日は、クリティカルケア認定看護師の菅原愛子さんから、酸素療法に関する講義と酸素療法デバイスの取り扱いについて講義を受けました。新人看護師の研修生期間中に、技術指導を受けていくので、臨床に出ても安心です。

  

 

 

2024-04-08医療安全推進室ブログ

医療安全推進室では院内の患者安全を確保するために医師、看護師、理学療法士、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、事務の多職種で構成される医療安全推進室メンバーによる院内医療安全ラウンドを月2回実施しています。

 病棟を訪問する場合は転倒転落防止ラウンドを行っており、患者さんが安全に療養生活を送ることができるよう、チェックリストを用いて環境、患者さんの履物、サポートカードの活用状況など様々な視点で確認を行なっています。

まず環境では、ベッドの配置や高さ、周囲の障害物の有無を確認し、必要に応じて調整の提案をします。病棟スタッフとやりとりをし、転倒リスクを最小限に抑えるための対策がとられているかについて確認しています。

また、患者さんの履物も転倒予防には重要な視点です。適切な靴やスリッパの着用は、足元の安定性を高め転倒リスクを軽減します。  ラウンドでは、患者さんが正しい履物を使用しているかを確認し、必要に応じて提案などを行っています。

さらに、サポートカードの活用状況も確認しています。サポートカードには、患者さんのADL状況や移動時に使用している予防具など転倒転落のリスクに応じた援助を行うために必要な情報が記載されています。ラウンドでは、サポートカードが適切な位置に配置され、活用されているかを確認しています。

 

 

 

医療安全推進室メンバーによる転倒転落防止ラウンドを通し、現場の状況を医療安全の視点でみつめなおし、各部署のスタッフと共により安全で質の高いケアにつなげることを目標として頑張っています。

 

2024-03-313-3・5病棟ブログ

皆さんこんにちは (*^_^*)

新型コロナウイルスが流行してから4年が経過しました。現在私たちの病棟では、新型コロナウイルス感染症患者さんと、隔離期間を終えた患者さん、それ以外の疾患の患者さんが病棟のエリアを分けて入院していただいています。

患者さんに安心して入院していただくために、医療者が媒介にならないように、

いろいろな業務の見直しを行いました。当院の感染対策室の指導の下、感染予防対策はバッチリです!! 

新型コロナウイルス感染症患者さんへの面会は、従来は窓越し面会やiPadを利用してのリモート面会でしたが、終末期の患者さん等には、患者さんやご家族共に貴重な時間を過ごせるように配慮しています。

このことは、患者さんにとっても看護師にとっても満足のできる看護援助につながっていると思います。

私たちが大事にしてきた一人一人の患者さんに寄り添う看護をこれからも行っていきたいと頑張っています。!(^^)!

 

2024-03-301-6病棟ブログ

こんにちは! 1-6病棟です。

花粉症と格闘し、いろんな意味で目が真っ赤になっている今日この頃です。

 

1―6病棟は、腎臓泌尿器科と循環器科の混合病棟です。

今回は、循環器科の最近の取り組みについてお話しします。

キーワードは「心不全」「ハートノート」です。

超高齢社会となった日本では、現在進行形で心不全患者さんが増えています。

「心不全パンデミック」という言葉があるほどです。

 

心不全では、息切れやむくみなど様々な症状がおこります。軽症の場合は外来で経過観察できますが、重症な場合は入院治療が必要になります。一度入院すると心機能だけでなく、日常生活動作に支障を来しなかなか元には戻りません。そのため退院後の自己管理や

心不全増悪徴候の早期発見や早期治療介入につなげ、再入院を予防することが重要です。

 そこで、再入院予防の取り組みとして、「ハートノート」を導入することになりました。

「ハートノート」は指導パンフレットと自己管理ノートからできています。心不全増悪の徴候をポイントでカウントし、受診の目安が分かりやすくなっています。導入にあたり、医師、看護師、リハビリ、薬剤師、栄養士、医療社会福祉士、事務など多職種で運用方法などを検討しました。

 

このハートノートを活用し、患者さんがより良い状態を維持できるようにサポートしていきたいと思います。

 

2024-03-29訪問看護ステーションブログ

訪問看護ステーションは、令和5年度初の試みとして、11/3に行われた福井赤十字病院総合防災訓練に、事業所として参加しました。訪問看護ステーションで作成した業務継続計画(BCP)通りに災害時対応ができるかを確認することが目的です。

 

利用者さんにも数名ご協力いただき、実際に安否確認のための電話をかけ、災害状況を確認するなどの訓練を実施しました。

訓練に参加したことにより、ご自身の災害時の対応を考えるきっかけになったと前向きなご意見の一方、どう対応したらよいかわからないというご意見もあり、より現実の災害時をイメージし、訪問看護師が継続して一緒に考えていく必要性を感じました。

  

能登半島地震では、県内でも大きな揺れで被害にあわれた方もおられます。日々、利用者さんとともに災害時対応の意識を高め、福井赤十字訪問看護ステーションが災害時対応まで考えてくれているという安心感を持っていただけるよう努めたいと思います。

また、令和6年度は訪問看護ステーション間や居宅介護支援事業所との災害時連携、在宅医療機関との連携についても検討しながら、訓練に参加していけたらと思います。

一緒に参加を希望される在宅サービス事業者の皆様、ぜひお声掛けください。お待ちしています。

2024-03-282-5病棟ブログ

こんにちは。2-5病棟です。

春は鳥のさえずり、梅や桜の花を愛でるなど耳や目で季節を感じられる楽しみな季節の一つですね。さて、2-5病棟は混合病棟で、主に耳鼻科・眼科・皮膚科・形成外科・歯科の患者さんが入院してこられます。感覚器疾患に不安を持たれて入院され、短期入院が多い中で、少しでも安心して退院出来る様退院前指導を行っています。

 

今回、病棟のQC活動で眼科の退院指導について取り組んだので紹介します。

眼科で手術を受けられる患者さんは、毎月100人前後おられます。術後は点眼薬が処方されますが、手術後はしばらくの間見にくい状態となること、また白内障手術は高齢の方がほとんどで細かい手先の作業が難しい方が多くいらっしゃることから、点眼の方法について、DVDを作成しました。 DVDでは、手術後の注意点や点眼時のポイントなど分かりやすく説明しています。そしてDVD視聴後、看護師が理解度を確認し、患者さんに合わせた点眼方法を一緒に考えていきます。

  

患者さんの病室で左の写真のようにDVDを視聴します。患者さんからは「分かるまで何回も見れて有難いです。」というご意見を頂きました。

 

このQC活動は、業務時間外に行うことが多かった眼科の退院指導をなんとか業務時間内に行いたいということから始まりました。DVD作成以外に、医師や薬剤師の協力を得て、患者パスを見直し分かりやすくするなど、退院指導にかかる作業を時間内に行えるように移行したことで、患者さん個々に合ったよりよい指導が出来るようになりました。

 

 

 

 

 

 

3月16日、院内でQCサークル活動発表会が開催され2-5 病棟/サークル名【eye(愛)向上委員会】がこの活動を発表し、なんと銀賞と院長特別賞のダブル受賞を獲得しました!

  

1年間活動してきたことが評価され、皆で喜びました。今後も、よりよい看護ケアのために業務改善活動を続けていきたいと思います。

2024-03-221‐4病棟ブログ

こんにちは、1-4病棟です。今回は、ベビーセンターの様子をお伝えさせて頂きます。

この2枚の写真は退院時にお渡しするアルバムを写したものです。退院されるお子さんのお気に入りの1枚を収めてもらうことができるように、アルバム台紙にスタッフからのメッセージをつけてお渡ししています。   

お子さんの出生後すぐに入院となり、ご両親は 不安や心配を抱えながら面会に来られています。 

そのようなご両親が、愛おしそうにわが子に触れたり声をかけたりする姿を見ると、私たちスタッフも幸せな気持ちになります。特に、保育器の中で過ごすお子さんにそっと触れたり、「生まれてから初めてちゃんと抱っこした」と嬉しそうに笑ったりするお母さんのお手伝いができることはベビーセンタースタッフの醍醐味です。

  

私たちは、ご両親との育児手技の指導や面会でのコミュニケーションを通して、退院後のお子さんとの新たな生活が不安なくスタートできるようにお手伝いしたいと考えています。

いつでも、どんな事でも お声かけくださいね。♪

  

2024-03-21集中治療室

令和5年度、集中治療室(ICU)では、「ICUダイアリー」に取り組みました。

 

ICUに入室した患者さんは、ご病気が突然発症し、入院したことや麻酔薬の使用など様々な要因によって、記憶があいまいになることがあります。

この記憶のあいまいさは、のちに不安やストレスなど、こころに影響を及ぼすことがあります。

 

「ICUダイアリー」は、患者さんの療養生活の状況や、リハビリをがんばる姿を、写真や文章で日々記録に残します。

 

「ICUダイアリー」を患者さんと後日一緒に振り返ることで、断片的であいまいな記憶のすき間を埋め、ICUで過ごした日々の受け入れを手助けします。

また、面会制限がある中、日々の患者さんの様子を家族に知っていただくなど、患者さんと家族をつなぐ大切なツールとなります。

まだまだ始めたばかりですが、患者さんの笑顔の写真にスタッフも癒されています。

   

 

 

 

2024-03-18院内実践リーダー看護師認定式

院内実践リーダー看護師認定式を開催しました。

院内実践リーダーは当院独自のキャリアアップシステムです。看護の質向上を目的に、各部署において看護実践のリーダー的存在となる特定分野に精通した看護師です。

 

今回は、院内トリアージコースの新規11名・更新1名、入退院支援コースの更新3名、認知症看護コースの更新1名の合計16名が認定されました。

皆さん通常のお仕事をしながらの研修受講や学習、お疲れ様でした。中には、2種類の院内実践リーダーを更新されている方もいて、その頑張りは本当にすごいです。

 

皆さんが各部署で力を発揮されて、よりよい看護実践に繋がっていくことを期待しています。

      

2024-03-15就職説明会ブログ

R7年度入職の方を対象に、3月9日に就職説明会を開催しました。

県内外の学校から15名の方が参加してくださいました。病院概要や教育体制、福利厚生などの説明を聞いた後、先輩ナースと一緒に病院見学ツアーに出かけました。最後に先輩ナースたちとの交流会をして終了しました。

参加された学生の方々からは「先輩看護師との交流会でリアルな話を聞くことが出来た。」や「病棟見学があり、病棟内の雰囲気がわかってよかった。」という感想が寄せられました。

皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしています!

 

3月27日と5月5日にも開催します。福井赤十字病院を知っていただく良い機会なので、是非来て下さいね。

  

 

2024-03-08外来ブログ

こんにちは、外来です。

新型コロナ感染症が5類感染症となり、入院患者さんの面会が再開されたり、今まで閉鎖されていたいくつかの玄関が開放されたりと少しずつコロナ禍前の病院に戻ってきています。

私たち外来は、発熱スクリーニングを3年間運営し、コロナウィルスを院内に持ち込まないための水際対策に全力で取り組んできました。私たちと共に頑張ってきた発熱スクリーニング用コンテナも役目を終え、1月に解体されました。

しかし、5類になったからといって、コロナウィルスが消滅したわけでも感染力が弱くなったわけでもありません。外来に検体採取所を2ヵ所設置し、各診療科で熱のある患者さんには、適宜コロナ抗原検査を行い、感染防止に努めています。

 

          

  

2024-02-08地域医療連携課ブログ

2023年11月に行われた総合防災訓練では、地域連携課として初めて連携病院と合同で防災訓練を行いました。地震で被災した重症患者1名を受け入れ、赤十字病院からは軽症・中等症患者3名を連携病院に転院をお願いするという訓練です。

事前に打ち合わせを行い、訓練の目的を一致させました。また必要な情報を簡潔に確実に伝えるために、情報伝達シートの作成を事前に行いました。訓練当日は、確実な情報収集と本部への報告、連携病院への情報提供、交通手段の検討など落ち着いて対応することが出来たと思っていました。

 

しかし、年明けに発生した能登半島地震では、多くの患者が能登から被災地外へ搬送されています。地震発生直後の混乱した中では、救急車が利用できず、ライフラインが途絶え、電話・FAX等が使えず、混乱しました。今年度の訓練では、被災地域内の医療機関と連携した受け入れ訓練でしたが、能登地震の状況を見ると被災地域外の病院との連携も重要であると感じ、今後も検討していきたいと考えています。