看護部ブログ

訪問看護ステーション ブログ

在宅でのコロナ感染症への対応

 

オミクロン株により新型コロナ感染症の様子が変わり、無症状や症状が出るまでの潜伏期間が短く、

いつどこで感染するか予測不能な状態が続いています。在宅療養を支援する私たち訪問看護も予防しながら訪問して

いますが、在宅サービスで利用者の感染や濃厚接触が明らかになったとの連絡で、急遽コロナ対応のガウン等の装備を

行い、訪問することもありました。スタッフも家族の濃厚接触者として休まざるを得ないこともありましたが、

スタッフ間で協力しながら乗り越えています。

在宅では、入院することで認知症状が悪化するような高齢の利用者さんもいらっしゃるため、家族の協力を得ながら

在宅療養を続けることが望ましいことがあります。そこで、福井赤十字訪問看護ステーションでは、感染の情報を得ながら陽性になった利用者に対しても、N95マスク、ガウン、ヘッドカバー、シューカバー等フル装備をして療養支援を

続けました。

また、入院と違って在宅では面会制限はありません。県外からの介護や面会も多いため、ご利用者・ご家族と情報共有

しながら、感染対策の指導をさせて頂き感染予防に努めています。

母体病院が感染症指定病院であることで、感染管理に対する新たな情報や必要物品を入手しやすい環境にあることは、

私たちの対応の幅を広げてくれています。

私たち訪問看護師の安全を確保しながら、ご利用者・ご家族のQOLの維持と安全安心につながるよう努力していきたいと

思います。