看護部ブログ

2-8病棟ブログ

皆さん、コロナ禍3年目の2022年は、どのように過ごされましたか? 

第8波の影響がありますが、スタッフみんなで協力し合いながら、なんとか感染の波を乗り越えたいと思っています。そのような中、福井県立大学看護福祉学部看護学科の藤田祐子先生にご指導いただきながら、看護研究をまとめあげました。今回は、この看護研究の紹介をします。

 

2-8病棟は、消化器センターとして主に消化器外科疾患の患者さんを受け入れています。消化器外科といえば、周術期の印象が強いですが、化学療法や緩和医療を受ける患者さんの入退院も多いです。特に終末期のがん患者さんは身体的・精神的・社会的に苦痛があり、全人的なアプローチが必要で、看護師は使命感をもち、患者さんと向き合っています。

しかし、時には患者さんの思いを叶えたいと思いながらも、治療や社会的背景の影響を受け、なかなか希望を叶えられずジレンマを抱える事もあります。

 

近年、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と盛んに言われるようになりましたが、常日頃、患者さんが望む医療ケアについて話し合い、意思決定をしていく過程の支援がとても重要となります。そのなかでも、患者さんが人生の最期をどのように過ごすかの療養場所の選択をテーマに、看護師が患者さんと関わる際に、どのような思いがあるのかを明らかにするために病棟スタッフにインタビューをし、「終末期がん患者の療養場所選択に関わる一般病棟看護師が抱える思いの様相」としてまとめました。

 

日々の業務で忙しいなか、業務と並行して論文をまとめあげたスタッフは、本当によく頑張ったと思います。

この研究をさらなるきっかけとして、質の高い看護サービスが提供できるよう取り組んでいきたいです。