看護部ブログ

中央手術室ブログ

こんにちは、中央手術室です。

手術室では外来手術を含め、毎月約500件の手術が行われています。

今回は最先端手術支援ロボット「ダビンチ」手術について紹介します。

2016年に最新型の手術支援ロボット「ダビンチXi」が手術室にやってきました。前立腺手術以降、現在に至るまでに腎臓、膀胱、胃、直腸と手術適応が広がり、今年度は膵臓、肝臓の術式が新たに実施されています。

ロボットといっても、勝手に機械が動いてくれるわけではなく、十分な技術を習得された医師が執刀医としてロボット本体を動かしています。大きな本体ですが、3本の鉗子の先端は非常にしなやかな動きで、細かな血管や組織剥離などの処理を行うことができます。そのため、開腹手術と比べて出血量が少なく、傷も小さいため術後の痛みが少ないなど、患者さんにとってメリットが大きくなりました。

私たち手術室看護師は、患者さんが安心して安全に手術を受けていただくことができるよう、術前より患者さんの状態を観察・評価し、手術の準備を整えていきます。今後もチームで円滑なコミュニテーションをとり、主治医、麻酔科医、臨床工学技師とも協働し、新たな術式導入にも備えていきたいと思います!