2-6病棟ブログ
こんにちは、2-6(呼吸器内科・呼吸器外科)病棟です。
今回は昨年に取り組んだQCサークル活動の一部をご紹介します。
QCサークル活動では患者さんに安全な看護を届けるために「術後患者の安全な離床の定着化」をテーマにリハビリスタッフと一緒に取り組みました。
当病棟では肺の手術を受ける患者さんが頻繁に入院され、手術翌日にはリハビリが始まります。
翌日にもう動くのか!と思うかもしれませんが、手術後になるべく早くベッドから離れること(早期離床)のメリットには以下のようなことが言われています。
- 全身の血流がよくなることで術創の早期回復に繋がる
- 体を起こすことで呼吸状態が改善される
- 下肢のポンプ機能を促進することで、深部静脈血栓症の予防にもなる などです。
リハビリスタッフと看護師がタイムリーに情報共有できるようにしたことで、今までよりも患者さんの離床が安全に、かつ苦痛が少ないようにチーム医療で行われるようになりました。
また、離床基準を作成したことで、経験が少ない看護師にとっては、ベテラン看護師の判断を「見える化」することに繋がり、個々の経験値の差を少なくできたと思います。
写真は、作成した基準を使って術後の患者さんが初めて離床しようとしている場面です。
これからも術後の患者さんの安全・安楽な療養生活をサポートするために、多職種の医療チームでよりよい方法を考えていきたいと思います。