部署紹介⑭(透析センター)
透析センターの紹介をします。
近年、透析センターでも高齢者が増加し、自力で歩けない方が増えてきました。
車椅子や杖歩行で来院される方が多い中、4時間の透析中に運動してみたらどうだろう?
サルコペニア※1やロコモティブシンドローム※2が減るかもしれないと期待し、患者さんに運動してもらっています。
90を切っていた血圧が、2ヶ月で100mmHg以上になり杖歩行できるようになりました。
エルゴメーター※3で、負荷をかけて15分運動中。透析開始直後は2台しかないエルゴメーターの取り合いです。
運動するようになってから、足が軽くなった、足つりが減った、眠れるようになった等の効果を感じている方が増えてきました。
看護師の私たちも、運動しなくちゃいけませんね。
(用語解説)
※1 サルコペニア:
骨格筋量の低下に加えて、筋力低下・身体能力の低下がある状態
※2 ロコモティブシンドローム:
運動器の障害によって、移動機能(歩行・立ち座りなどの移動に関わる機能)が低下した状態
※3 エルゴメーター:
運動負荷をかけて、体力トレーニングや体力測定を行う器具。自転車のペダル踏み装置など。