看護部ブログ

第9回目になる連携実務担当者情報交換会(看看連携)が盛大に開催

今年で第9回目になる連携実務担当者情報交換会が平成29年7月13日 福井赤十字病院講堂で盛大に開催されました。今年度の開催目的は、「各医療機関の連携実務担当者(連携室退院支援関係者と看護管理者)で地域医療構想に伴う各施設の病床編成等の情報を共有し、患者・家族が安心して療養生活が継続できるように地域で支える連携体制を検討する。」でした。連携保険医療機関34施設(福井22 丹南9 坂井あわら2 奥越1施設)74名と院内の退院支援に関わる看護管理者と医療ソーシャルワーカー29名が参加しました。

話題提供1では、今年度より開始した認知症ケアサポートチームと物忘れ看護外来で、認知症高齢感謝の支援体制について紹介させて頂きました。認知症の対応に各施設とも困ることが多く98.4%の参加者より、参考になったと意見がありました。

話題提供2では、平時の退院支援実績と災害発生時の連携体制についての情報提供をさせて頂きました。

情報交換会では、連携保険医療機関の病床編成の状況を情報交換し、今後の患者紹介、逆紹介等の連携体制について話し合いました。情報交換会は非常に良かった53.1%、良かった16.9%と回答がえられました。情報交換の場は、連携強化に有効であると、100%の回答があった。理由としては、他施設の医療機能や病床編成の状況がつかめたことを評価していました。また、顔の見える情報交換により、信頼関係が強まるとの意見もありました。多くの病院が、嚥下機能に問題のある高齢者、経済的問題を抱える患者、独居・高齢者世帯など家庭での介護力が低い高齢者、身寄りのない高齢患者等の支援体制に課題を抱えおり、連携により地域で患者家族を支える体制について話し合うことが出来ました。