看護部ブログ

2-7病棟ブログ

こんにちは。2-7病棟(整形外科)です。 今回は、“ベッドサイドデイケア”について紹介します。

 

新型コロナウイルス感染症の流行を機に、これまで行っていた院内デイケアが回数や参加人数を制限して開催しないといけない状況になってしまいました。そこで、患者さんの療養環境で、病状や苦痛に合わせ好きな活動を組みこむことで、孤独や不安を軽減し穏やかに入院生活を送っていただけるようにベッドサイドデイケアに取り組んでいます。

 

特に、整形外科病棟は、高齢者の骨折患者の入院が多く、7割の方が65歳以上です。

何もすることがないと、日々のリハビリと食事や排泄以外はベッド上で過ごす方も少なくなく、活動性が低下し、2次的に身体機能が低下してしまいます。また高齢になればなるほど認知症のリスクも増えます。せん妄といって、痛みや苦痛、感染など身体の問題で起こる脳機能異常による精神症状が出現することも増加するので、その予防のために、夜間の睡眠確保と日中の活動の工夫をし、昼夜のメリハリをつけることができるように働きかけています。

                                                                                  

 

造花の生け花、塗り絵、写経、広告を使った折箱作り、院内図書館の本を読む、新聞を読むなど、リハビリスタッフからの認知機能アセスメントを参考にしながら患者さんに合わせた過ごし方のご提案を行っています。苦痛の多い入院生活ですが、ほっとできるひと時を提供できるようにしたいと考えています。