2023年度石崎賞受賞!!
第24回日本認知症ケア学会大会において、当院の看護師 堀拓也さんが石崎賞を受賞しました。石﨑賞とは、日本認知症ケア学会大会において優秀な演題発表をした者に対し贈られる賞です。選考は発表内容に関する独創性・有用性・発展性を評価し、2023年は200演題の中から19演題に対して授与されました。
演題名は「離床センサーを使用している認知症高齢者に対する看護師の行動と思い~急性期病院感染症病棟の夜勤帯に焦点をあてて~」です。
堀さんに研究論文に取り組もうと思った動機と論文内容について聞いてみました。
『身体拘束に代わる手段、転倒を防ぐ機械として、離床センサーが広く医療現場に浸透しています。その一方で、離床センサーが鳴ると、ついつい患者さんの動きを制止する言葉かけが行われるなど、その使用に伴い倫理的な問題があるのではないかと考えるようになりました。また離床センサーは、身体拘束と異なり、設置しても患者に身体的な害がないため、倫理的問題として表面化しにくい特徴があることが分かりました。普段見逃されやすい離床センサーに伴う倫理的課題を再考する一助となればと思います。』
堀さんの研究を活かして、認知症の方に対して、よりいっそう一人ひとりを大切にした優しい看護を行いたいですね。
堀さん、受賞おめでとうございます。
yu-san