地域医療連携課ブログ
2023年11月に行われた総合防災訓練では、地域連携課として初めて連携病院と合同で防災訓練を行いました。地震で被災した重症患者1名を受け入れ、赤十字病院からは軽症・中等症患者3名を連携病院に転院をお願いするという訓練です。
事前に打ち合わせを行い、訓練の目的を一致させました。また必要な情報を簡潔に確実に伝えるために、情報伝達シートの作成を事前に行いました。訓練当日は、確実な情報収集と本部への報告、連携病院への情報提供、交通手段の検討など落ち着いて対応することが出来たと思っていました。
しかし、年明けに発生した能登半島地震では、多くの患者が能登から被災地外へ搬送されています。地震発生直後の混乱した中では、救急車が利用できず、ライフラインが途絶え、電話・FAX等が使えず、混乱しました。今年度の訓練では、被災地域内の医療機関と連携した受け入れ訓練でしたが、能登地震の状況を見ると被災地域外の病院との連携も重要であると感じ、今後も検討していきたいと考えています。