看護部ブログ

医療安全推進室ブログ

医療安全推進室では院内の患者安全を確保するために医師、看護師、理学療法士、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、事務の多職種で構成される医療安全推進室メンバーによる院内医療安全ラウンドを月2回実施しています。

 病棟を訪問する場合は転倒転落防止ラウンドを行っており、患者さんが安全に療養生活を送ることができるよう、チェックリストを用いて環境、患者さんの履物、サポートカードの活用状況など様々な視点で確認を行なっています。

まず環境では、ベッドの配置や高さ、周囲の障害物の有無を確認し、必要に応じて調整の提案をします。病棟スタッフとやりとりをし、転倒リスクを最小限に抑えるための対策がとられているかについて確認しています。

また、患者さんの履物も転倒予防には重要な視点です。適切な靴やスリッパの着用は、足元の安定性を高め転倒リスクを軽減します。  ラウンドでは、患者さんが正しい履物を使用しているかを確認し、必要に応じて提案などを行っています。

さらに、サポートカードの活用状況も確認しています。サポートカードには、患者さんのADL状況や移動時に使用している予防具など転倒転落のリスクに応じた援助を行うために必要な情報が記載されています。ラウンドでは、サポートカードが適切な位置に配置され、活用されているかを確認しています。

 

 

 

医療安全推進室メンバーによる転倒転落防止ラウンドを通し、現場の状況を医療安全の視点でみつめなおし、各部署のスタッフと共により安全で質の高いケアにつなげることを目標として頑張っています。