看護部ブログ

3-3・5病棟紹介

5病棟は、新型コロナ感染症に対応するため、一旦新型コロナ感染症患者さんを中心に受け入れてきましたが、2024年4月から結核患者さんの受け入れを再開し、1年が経とうとしています。 

 みなさん、結核ってもう日本ではかからない病気と思っていませんか? 世界でも日本でもまだ根絶できていない感染症です。日本では、高齢者と若い外国籍患者さんに二極化されています。令和5年の統計では、全国で1万96人、福井県では42人の新規結核患者さんがいました。県内では62%が60歳以上の方でした。高齢の方には典型的な症状が現れにくいといわれていますが、咳が2週間以上続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。早期発見・早期治療は本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場などへの感染拡大を防ぐためにも重要です。 

 外国籍の患者さんには通訳の方を交えての入院オリエンテーションや病状説明を行っています。またiPadの翻訳アプリを活用してコミュニケーションをとっています。外国籍の患者さんにも納得して治療を受けていただけるように工夫しています。