中央手術室・滅菌室ブログ
私は四月に手術室に異動となった看護師長です。約30年ぶりの手術室勤務は、医療の進歩と手術室の環境の変化に驚く毎日です。腹腔鏡手術やロボット手術など患者さんに侵襲の少ない手術が行われ、手術室の中は多くの医療機器であふれています。看護スタッフは、人工関節チーム、ロボット手術チーム、眼科チームに分かれ、専門的な分野に特化し、より質の高いそして安全な手術を目指し日々マニュアル作成や勉強会、物品管理、業務改善を行っています。
当手術室では呼吸器外科、消化器外科、腎泌尿器科がロボット手術を行っています。そして6月からは当院では初めてとなる人工膝関節置換術におけるロボット手術が予定されています。手術室では、実際の器械を使用して、手術機械のセッティング、ナビゲーションの設定、実際に膝関節の骨切りまで行いながら事前トレーニングを開催しました。
トレーニングには医師、臨床工学技士(CE)、人工関節チームを中心とした看護スタッフが参加しました。今後は、手術室内のセッティング、医師やCEとの役割分担など話し合いが必要です。チームで共同し安全に手術が行われるよう準備を進めています。私も、手術室スタッフがやりがいを持ち働き続けられるような環境を整えられるよう頑張っていきたいと思います。