看護部ブログ

排尿ケアチーム(CST)について

 腎センターです。排尿ケアチームについて紹介します。

排尿ケアチームは、排尿ケアに関する専門的知識を有した医師、看護師、理学療法士、作業療法士の多職種で構成されており、病棟ラウンドを行っています。

↓ラウンドの実際の様子です。

 

 長い間膀胱留置カテーテルを入れている患者さんは、体力がなくなり自分でトイレに行けなくなることから、カテーテルを入れた期間が長くなることがあります。しかし膀胱留置カテーテルは、患者さんのQOLの低下や、尿路感染などのデメリットもあり、必要のない場合、早期に抜去することが望ましいです。

 理学療法士・作業療法士は、離床や排尿訓練を行い、専任看護師は病棟看護師へのカテーテル抜去を促し、導尿のタイミングや排尿誘導を具体的に指導していきます。支援していくうちに徐々におしっこが出るようになり、患者さんが排尿自立出来た時や、家族の「トイレに自分で行けるようになって帰ってきてほしい」という希望がかなった時、私たち排尿ケアチームは活動の大切さを感じます。

 排尿ケアは継続することが大切であり、医師と退院後の排尿管理を確認した上で、在宅や、転院先での排尿ケア方法の提案を行っています。外来通院時にご心配な点がありましたら、ご相談ください。