「じょっぱり」上映会
11月13日講堂で、映画「じょっぱり」の上映会が行われました。約50名の看護師が参加し、楽しい時間を過ごしました。
「じょっぱり」とは津軽弁の一つで、「意地っ張り、頑固者」と言う意味です。この映画は、戦中戦後の激動期に保健と看護に尽力し、「青森のナイチンゲール」と評された実在の人物・花田ミキ(1913~2006)の生涯を描いたものです。花田ミキさんは、従軍看護婦として3回招集され、20代のほとんどを戦場で過ごしました。多くの兵隊の死、治療をして動けるようになるとまた戦場に送られてしまう矛盾に「命を阻むものはすべて悪」との考えに至り、生涯にわたりその思いを実践に移しました。
花田ミキさんは、ポリオワクチンのない時代に、八戸赤十字病院で看護師としてポリオ集団感染の対応に取り組みました。また、青森県は、全国でも乳児死亡率が高く、経済問題をはじめ地域の保健衛生上の課題が多い地域でした。当時の知事の協力を得ながら、保健衛生状況の改善にも取り組みました。
参加者たちは、「保健と看護」生涯をささげた花田ミキさんの生き方に、感動しておりました。