2025-02-13看護部ブログ 2-4病棟
2-4病棟は、主に産婦人科、乳腺外科の患者さんと、産科の患者さんのケアをしている院内唯一のレディース病棟です。年間分娩数は約280件で、看護師・助産師が協働して妊産褥婦と新生児のケアを行っています。今回は、助産学専攻の実習施設として、学生を受け入れていることをご紹介します。

【助産学専攻学生が行った褥婦さんへの「指導」の様子】
産婦さんが分娩で入院されたら、病棟スタッフが助産学生に指導を行いながら一緒に経過をみます。助産学生は、陣痛を乗り越えている産婦さんに寄り添い、リラックスできるよう呼吸法で誘導します。

【褥婦さんへの「沐浴指導」の様子】
分娩となったら、安全、安楽に分娩できるように助産学生と一緒に介助し赤ちゃんをとりあげます。元気な赤ちゃんの泣き声を聞けた時は、緊張の中でもホッとすると同時に喜びを感じる瞬間です。
今年度実習された助産学生さんの感想を聞いてみました。
🌸どの助産師さんも、学生の「こうしたい」という思いに添ってアドバイスくださるので、主体的に実習を進めることができ、学びが大きかった。
🌸赤ちゃんの心音が下がるなどの素早い対応が必要なときは、即座に対応下さり、母子の安全を守りつつ実習ができる様、全力でサポートしてくださっていることが伝わり心強かった。
🌸分娩介助や指導に対する振り返りの場を必ず持って下さり、時間を割いて丁寧にアドバイス頂けたので、多方面からの視点で学ぶことができた。
🌸助産師に対して、最初はぼんやりしていたイメージが、何人もの助産師さんに指導を受け、「私ならこうする」といった熱意とポリシーを持った助言に触れ、理想の助産師像見がえてきた。
無事実習を終えた助産学専攻の学生の方が、多くのことを学ばれたことが分かり、2-4病棟一同大変うれしく思います。実習指導をとおして、私たちスタッフも日々研鑽をしながらがんばっていきたいです。
2025-01-30訪問看護ステーション紹介
R6年12月16日、福井赤十字病院在宅症例検討会に参加し、訪問看護の事例を提供しました。今回は、見える事例検討会(緩和ケア版)の手法を用いて、かかわりの困難と感じているところを明らかにし課題解決に向けて話し合いました。
「見える事例検討会」の手法とは、実際に今起こっている事例について、事例提供者にインタビュー形式で聞き出した情報を独自のマインドマップに描き、多職種の参加者からの質問に基づいて情報を集めることで、状況や課題を見える化します。そして、参加者それぞれの視点からの意見をまとめて考えアクションプランを決定していく方法です。
実際に事例提供したスタッフは、多職種を前に話をすることや質問に答えていくことに、緊張していましたが、新たな視点に気づくことができたと感想を述べており、ケアの方向性を見出すことができました。
今回のように、多職種の意見をいただける機会を逃さず、訪問看護師として成長できるように努めたいと思います。