看護部ブログ

2025-06-13新卒看護師臨床研修修了式・辞令交付式

6月9日、4月に入職した36名の新人看護師の臨床研修修了式とともに、辞令交付式が執り行われました。

2か月のローテーション研修が終了し、初めて配属になる部署が決まり緊張した面持ちで辞令を受け取っており、看護師としての覚悟と決意が伝わってきました。真鍋副院長兼看護部長から、「これからは専門職として患者さんから声をかけられます。」という言葉を聞き、背筋が伸びたように見えました。

新しい環境の中で、戸惑いや不安もあると思いますが、先輩看護師を頼って、日々学び成長していってほしいと思います。そして、患者さん1人1人に寄り添える優しい看護師を目指してください。皆で見守り応援していきます。

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2025-06-13救護員任命式

6月3日、日本赤十字社福井県支部において、救護員としての赤十字看護師の任命式が執り行われ、今回38名の看護師が任命されました。日本赤十字社は、明治23年に救護看護婦養成を開始しており長い歴史があります。看護師として3年以上勤務し、赤十字科目を履修した看護師を救護員として登録しています。

災害救護における看護師の役割は、迅速な救護活動、被災者の健康支援、こころのケアなど多岐にわたります。赤十字の人道に基づき、一人でも多くの人を救いたいという思いを胸に、いつでも救護員として活動できるように日常の臨床での学びを深めていきます。

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2025-06-052‐8病棟 新人看護師ローテーション研修

こんにちは、2-8病棟です。新年度となり、今年も新人看護師のローテーション研修が始まりました。今回は、新人看護師のみなさんの研修の様子を紹介したいと思います。

新人看護師ローテーション研修は4月~5月の2か月間、少人数ずつのグループで様々な部署を経験し、幅広く看護の知識や技術を習得できる期間となります。各部署で先輩看護師の指導を受けながら、患者さんのケアや看護技術の経験を積んでいきます。

1日の研修の終わりには、毎日先輩看護師と振り返りを行い、実践できたことや困ったことなど話し合いをしています。新人看護師からは、「今日は実際にストーマ(人工肛門)の管理の見学が出来ました。他の病棟では経験できないので、この病棟で体験できて良かったです」などの感想が聞かれました。

2025-06-05フィンドレー大学学術交流

6月2日、福井県立大学の学術交流で、アメリカの看護学生とフィジカルアシスタントの3名と県立大学学生2名をお迎えしました。

まず、小松院長の病院概要の説明後、アメリカの3名からは自己紹介のプレゼンがあり、家族のことや趣味のことなど話をしてくださり、温かい雰囲気の中で交流を深めることができました。

その後、2-7病棟・SCU・ICU・救急外来の4部署を見学しました。ICUと手術室の部署説明では、本院の看護師が通訳を務め、フィジカルアシスタントの方からの質問を受ける中で、日米の医療事情の違いなど知ることが出来、有意義な時間となりました。

 

今後もこのような交流の場を大切にしてきたいと思います。

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2025-05-28ANAよりすずらんが届きました

5月20日、全日空からすずらんの花としおりが寄贈されました。

すずらんは、『幸福』『再び幸せが訪れる』といった花言葉があります。入院している患者さんが、少しでも笑顔になり幸せな気持ちになることを祈って、各病棟に届けられました。

小児科病棟では、CAさんから直接すずらんを受け取り、「ありがとう!」と笑顔がこぼれていました。

しおりは、擦るとすずらんの香りが漂いメッセージと共に癒されます。

ANAさん毎年ありがとうございます。

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2025-05-20知事表彰

   看護協会で行われた5/18看護の日記念大会にて、当院の西川順子看護副部長が、知事表彰を授与されました。

看護職員の知事表彰とは、看護職員として献身的な活動を続け社会的功績が顕著であった方に対して贈られる賞です。

西川副部長は、長年にわたり認定看護管理者として看護管理にご尽力され、私達スタッフを支え導いてくださっています。仕事に対する細やかな気配りと、常にスタッフへの温かい配慮を欠かさない姿がとても素敵な副部長で、今回の受賞を私達後輩一同も、心より嬉しく思っております。今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

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2025-05-15ナイチンゲール生誕記念1分間スピーチ

5月12日は、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日で、看護の日に制定されています。当院では、記念事業としてナイチンゲール生誕記念1分間スピーチを行っており、今年で67回目を迎えました。

8名の看護師が、自分の看護実践の中での学びや、自分の体験を通して看護師として感じたことなどスピーチし共有しました。毎年、心温まるエピソードで看護を振り返る貴重な機会となっています。

スピーチ内容をご紹介します

 

2025-05-08新人研修

4月に入職した新卒看護師の皆さんの研修の様子をご紹介します。

現在、基礎的な技術を学ぶための研修を積み重ねているところです。各専門の認定看護師や教育委員の先輩達に教えてもらいながら、慣れない環境の中で、一生懸命1つ1つの技術に向き合い頑張っています。

 

病棟ローテーション研修をしながら基礎技術を学んでいくため、より実践に近い状態で研修できますね。これから確実に成長していく皆さんを楽しみにしています。

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2025-04-28院内実践リーダー看護師認定式

4月18日院内実践リーダー看護師の認定式が執り行われました。
院内実践リーダー看護師とは、中堅看護師が各専門分野でのスキルアップを図り、自分のキャリアを高める本院独自の教育プログラムの院内資格です。資格取得後は、各部署で看護ケアの実践リーダーの役割を担っていきます。
今回は『院内トリアージナース養成コース』の新規3名・更新5名、『認知症看護養成コース』の新規3名・更新2名、『がん化学療法看護』の更新2名の15名が認定を受けました。

例えば、認知症看護では、入院している認知症患者さんの症状をアセスメントし、環境を整えます。また、認知症ケアチームと協働してベッドサイドデイケアの推進者として活動していきます。

 

現場での実践リーダー看護師の活躍は、患者さんへの質の向上はもちろん、後輩たちの目指す姿となりチーム力がアップすることにも繋がると思います。皆さんのご活躍を期待しています。

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2025-04-22認知症マフ使用の取り組み

2024年12月末から、1-8、2-7、3-3病棟で、「認知症マフ」を使った取り組みを初めました。マフというのは、毛糸で筒状に編んだ防寒具でイギリスなどで、感覚療法のひとつとして使われているものです。認知症の人の落ち着かない手を穏やかに暖かく保ち、触覚や視覚という感覚を用いたケアに活用されていることから「認知症マフ」として知られています。しきりに点滴を抜こうとする方、興奮して叫ぶ方、そわそわと落ち着かなかった方に使用していただき、笑顔が増え、穏やかに過ごされるようになっています。

当院では、院内ボランティアや、大野編み物を愛する会の方々が中心となって、「認知症マフ」を制作して下さっています。アクセサリーやニギニギボールにも様々な工夫があり、素敵なものをたくさん制作していただき、本当に感謝しています。辛い症状や慣れない入院環境の中、「認知症マフ」が、穏やかな療養生活の一助になるよう、取り組みを継続していきたいと考えています。

 

2025-04-18特定行為研修修了認定授与式

 4月16日、特定行為研修修了証の授与式が執り行なわれました。

特定行為研修は、看護師がより高度な医療行為を行うための知識・技術を習得するもので、当院は7名の研修修了者が現場で活躍しています。今回授与された白崎看護師は、栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連の区分をすでに取得しており、さらに研修を積んで創傷管理関連を取得されました。

 

授与式では、院長から今後の抱負を聞かれ、床ずれ等の皮膚疾患の患者さんに寄り添いより専門的なケアを行っていきたいという意気込みを語られました。自信に満ち溢れていてとても素敵でした。より質の高い看護の提供を目指し、今後の現場での活躍を期待しています。

 

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2025-04-16令和7年度 入社式

桜も色づいてきた4月1日、新しい仲間をお迎えしました。

看護師は新卒者36名と既卒者5名が入社しました。院長から歓迎の言葉をうけ、赤十字の職員となったことを実感し、期待と不安の中緊張した様子でした。

座学研修後は、白衣に着替えて記念撮影をしました。

皆さんとても素敵な笑顔ですね。4/15からはローテーション研修が始まっています。現場で一緒に働ける日を楽しみにお待ちしています。

 

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2025-04-103-3・5病棟紹介

5病棟は、新型コロナ感染症に対応するため、一旦新型コロナ感染症患者さんを中心に受け入れてきましたが、2024年4月から結核患者さんの受け入れを再開し、1年が経とうとしています。 

 みなさん、結核ってもう日本ではかからない病気と思っていませんか? 世界でも日本でもまだ根絶できていない感染症です。日本では、高齢者と若い外国籍患者さんに二極化されています。令和5年の統計では、全国で1万96人、福井県では42人の新規結核患者さんがいました。県内では62%が60歳以上の方でした。高齢の方には典型的な症状が現れにくいといわれていますが、咳が2週間以上続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。早期発見・早期治療は本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場などへの感染拡大を防ぐためにも重要です。 

 外国籍の患者さんには通訳の方を交えての入院オリエンテーションや病状説明を行っています。またiPadの翻訳アプリを活用してコミュニケーションをとっています。外国籍の患者さんにも納得して治療を受けていただけるように工夫しています。

2025-04-082-6病棟「新しい看護体制の導入」

2024年は,4月に新しい看護方式をモデル病棟として導入, 10月には電子カルテ更新もあり,ようやく軌道に乗り始めています.今回は新看護方式(福井日赤看護方式)についてご紹介したいと思います.

今までの看護体制と異なる点は,病棟を3つの区画に分けて,患者さんを病室ごとに受け持つようになることです(図参照).そうすることで受け持ち患者さんは従来より少なくなり,記録やカンファレンスも担当区画内で行えるようになりました.

認知症やせん妄の患者さんが増えています.部屋単位での受け持ちは,部屋の近くや部屋の中で患者さんを見守ることもでき,動線の効率性は改善されました.

 ひとりで動くことに不安を抱いたスタッフもいましたが,他のスタッフを探さなくても区画内に看護師がいるので,すぐに相談でき,一緒に観察ができる利点があります.患者さんのケアを廊下で検討する場面も多くなっている印象です.患者さんの求めることを素早く捉え,必要なことは何かを考えて実践ができているように思います.

では,この新しい看護体制の日々の様子を一部写真でご紹介します(写真).

新しい看護方式は,患者さんの安全性と看護業務の効率性,そして自律した看護師の育成も考えています。患者さんの近くに居る時間が多くなり、患者の変化や必要なケアに気付き、先取り看護をできるようにするというものです。先取り看護・近くで見守る看護ができることでナースコールが減り、ナースコールの対応に振り回される悪循環も減らせ、患者さんの安全も守れると期待しています。

新しい看護方式の良さを発揮できるように,課題を見つけては見直しを行いながら,病棟一丸となって、日々の看護ケアの充実に努めたいと思います。

 

 

 

2025-04-03感染管理室の取り組み紹介

こんにちは、感染管理室です。

私たちは、患者さんや職員の皆さんを感染から守るために、日々活動を行っています。

感染対策というと、消毒剤の使用や、マスク・手袋の着用といったイメージが強いかもしれませんが、職員の皆さんを針刺し事故から守ることも重要な感染対策の一つです。安全装置付きの器材の導入、器材の安全な使用方法の周知など対策は色々ありますが、針などの鋭利器材を安全に、すぐに捨てることができる環境を整えることも必要です。

今年度は針捨て用ボックスの見直しを行い、針をすぐに廃棄できるように、トレイと針捨て用ボックスをセットで持っていける物を導入しました。

針刺し事故から職員の皆さんを守っていくために、これからも活動を継続していきたいと思います。

2025-04-032-5病棟 目標管理活動の紹介

こんにちは。2-5病棟での今年度の目標管理活動の紹介をします。

 2-5病棟は、眼科・耳鼻科・歯科・皮膚科・形成外科などの混合病棟です。

病棟の特徴は、クリニカルパス適応率90%前後で回転率が高く、手術の患者さんが多い病棟になります。しかし、合併症を併発した高齢者の入院患者さんも多くなり、疾患による治療の安静期間の間にADLが低下し、退院が延長することが多くなっていました。そこで、介助が必要な患者さんの入院前の状態を把握し、早期のリハビリ開始を意識し日中の活動を促すために、ADL目標を明確にして日々継続した看護が出来るよう対策を考えました。

※シート

ベットサイドにシート(※)を掲示し、担当看護師と担当リハビリスタッフがADLに関する目標や継続するケア内容を記載します。毎日の担当者は、継続して日中行うケア内容を確認し実施します。状態が変化すれば修正していきます。

目標に沿って、ポータブルトイレへの移乗介助・見守りや食事介助を行い、車椅子乗車時間を増やせるようにします。現段階の患者さんの状態をリハビリスタッフと情報交換しながら関わります。

 

看護師は、交代制勤務のため、勤務開始時は患者さんの状態をカルテ等で把握しています。今回の取り組みでベットサイドの表示をすることは、より分かりやすく患者さんの状態と目標が確認できます。また、患者さんとも目標を共有することも出来ます。患者さん1人ひとりに合わせた看護ケアが日々実践できるよう、多職種と協働しこの活動を今後も継続していきたいと思います。

2025-04-03入退院支援センター

入退院支援センター(以下センターとします)です。

センターでは、入院の決まった患者さん一人ひとりに個別に対応しています。

 

(※)入院に必要な説明

入院に必要な説明(※)を行います。患者さんは、入院前の検査や診察を受けた後センターで説明を受けるので、来院から帰宅まで長い時間かかってしまう場合があります。

 

私たちは、患者さんに快適にセンターを利用して頂きたく業務改善に取り組みました。

【改善点】

    1. 検査・外来診察日とセンター説明日を別の日にする事前予約制を薦める
    2. センター説明日設定のルール作成 
      ・入院予定日の2週間前
      ・手術などで事前に中止しなければならない内服薬がある場合は、内服を中止する時期

上記のルールを外来スタッフに説明し協力をお願いしました。

 

取り組みの結果、午後の混雑が緩和され、患者さんをお待たせすることなく支援が開始できるようになりました。更に、センターを利用してくださる患者さんが増えました。

そして、なにより中止薬の中止忘れによる事故の予防になり、患者さんが安全に入院・手術を受けられることにつながっています。

今後も患者さんが、安心して入院生活が送れるよう支援していきたいと考えています。

 

2025-04-02ICU紹介

こんにちはICUです。

ICUでは、毎朝ベッドサイドカンファレンスを行っています。

主治医、麻酔科医師、看護師、理学療法士・作業療法士、薬剤師が集まり、患者さんの治療経過、今の病状やリハビリ状況、看護ケアの内容などを情報共有しています。多職種で情報共有し治療の方向性を統一することでチーム医療がより円滑に行われています。

 

また、早期リハビリ、早期栄養にも取り組み、多職種で専門職の意見を共有し連携することで患者さんに最も適した良質な治療を提供できるようにしています。

重症な患者さんの回復にリハビリ、栄養管理は欠かせません。人工呼吸器装着中の患者さんでもベッド上での呼吸リハビリ、離床、早期栄養を積極的に行っています。   

 

多職種が関わり、情報を共有し連携を図りながら協力することで多方面の専門的な立場から患者さんの回復へのサポートができます。私たちはこれからも患者さんのQOLを尊重し、早期回復と苦痛緩和にチーム一丸となって取り組んでいきます。

2025-03-11医療安全推進室の取り組み紹介

医療安全推進室の取り組み紹介

                                                医療安全推進室

入院中の転倒・転落は骨折などの大きなケガにつながる可能性があり、私達は、さまざまな対策をとっています。

今回紹介するのは、「衝撃吸収マット」です。このマットは、転倒・転落が起こった際、その衝撃を緩和することで、損傷を最小限にとどめることが可能な製品です。

患者さんが入院してきたとき、転倒転落の危険性のアセスメントを行い、マットの使用が望ましい患者さんのベッドサイドや、トイレまでの通路に使用しています。現時点では試用段階ですが、患者さんにとって安全な療養環境の提供に努めていきたいと思います。

 

 

 

                                         

2025-03-10第25回 福井赤十字病院QCサークル活動発表会

第25回 福井赤十字病院QCサークル活動発表会

 

  2025年3月8日、第25回QC大会が開催されました。今年度は各病棟、地域医療連携課、

 医事第一課、看護助手連絡委員会と、全9チームがエントリーしました。

  銀賞受賞された入退院支援センターの発表では、小松副院長から鋭い質問がなされ、会場と白熱したやり取りが行われました。

 

    

 

 

            

 

 QC初エントリーの看護助手連絡会(看護助手パワー)が、

金賞と院長特別賞をダブル受賞されました。

医療安全管理担当の山崎副院長からもQC継続のお言葉お頂き、看護助手チームのモチベーションは高まりました。       

                             

 

  笑顔の授賞式です。一年間の業務改善活動に取り組まれた皆様、おめでとうございました。

  さらなる、医療の質改善のために、QC活動を継続していきましょう。