看護部ブログ

2023-07-14新人研修修了式と多職種合同研修

7月10日に令和5年4月に入職した新人看護師34名が新人研修を修了し、晴れて一人の看護師としてそれぞれの部署に配属されました。

名前を呼ばれ返事をする一人ひとりの表情は3か月前より頼もしく見え、看護師として成長しているのを感じうれしく思いました。

午後からは4月に入職した医師やリハビリスタッフ、事務員などの多職種も加わりみんなでグループワークをしました。最初は遠慮や緊張が見られましたが、後半になると話し合いにも熱が入り椅子から立ち上がってみんなで一生懸命話し合う様子が見られました。

『どのような医療人なりたいか』というグループワークでは、「患者さんからも医療従事者からも信頼される医療人になりたい」というグループが多く、早く一人前の医療人として貢献したいという意欲が伝わってきました。そして、「患者さんの事を一番に考える」という意見も聞かれ、若い力で患者さん中心のチーム医療がさらに推進されることを期待します。

同期の仲間と考えた「なりたい姿」を大事にして、これから一緒に頑張っていきましょう。

                                    Yu-san

       

  

 

2023-07-14ようこそ、福井赤十字病院へ

7月10日、鯖江高校2年生6名が、探究活動の一環として「医療と福祉」に関する取材に来訪されました。質問内容として、「看護師として大切にしていることは何ですか。」「医療や看護を取り巻く現状や課題にはどのようなものがありますか。」等がありました。

対応した5年目のU看護師やS係長は、「患者さん一人ひとりを大切にすることを意識しています。」「患者さんの訴えに耳を傾け、自分が行う看護に責任をもって対応するようにしています。」と丁寧に答えていました。課題については、少子高齢化に伴う生産年齢の減少による医師・看護師不足についての話題が挙がりました。

話し合いは終始和やかで、私たちも元気パワーをもらいました。最後にヘリポート見学をしてもらいましたが、その時が学生さん達一番はじけてました!お疲れ様でした。

是非素晴らしい発表をして下さいね。                     Jun

 

      取材風景         ヘリポート見学

2023-07-13“はっぴーデイケア”を再開しました 

当院では、2018年から高齢者ケアとして院内デイケア(はっぴーデイケアといいます)をはじめましたが、コロナ禍において休止を余儀なくされていました。しかし、この度、コロナウイルス感染症が5類に移行されたのを機に5月8日からはっぴーデイケアを各病棟で行う形に変更し、再開しました。

デイケアは、認知症看護の院内実践リーダー看護師が担当し活動しています。

患者さんにとっては、入院は大きな環境の変化となります。そのような中、せん妄予防、認知症症状悪化予防を目的に、人と人のつながりを大切に、楽しく過ごせる時間を作りたいと考えています。

 

現在は、特定の病棟で月1回程度の開催です。デイケアを行う際には、デイケアグッズを収納したワゴンを作り、アクティビティーに活用しています。ワゴンには、ラジカセ、CD、かるた、折り紙、コップ、回想法に使用できるグッズなどを整備し、いろいろな出し物ができます。

 

 

参加した患者さん、スタッフからは「楽しかった。」「リフレッシュできた。」「気持ちが楽になった。」などの声が聞かれ、担当する私たちも「また頑張ろう。」という思いになります。

現在、参加人数を制限して開催していますが、今後は感染状況を見ながら、開催日を拡大していきたいと考えています。

2023-07-13健診センターブログ

健診センターです。4月より、新たな医師1名、看護師2名が配属されました。

今年は6月の少し早い時期に、急変対応訓練を行いました。

当センターは縦に長ぁ~い構造になっています。

そのため、何か“こと”が起こったときに、大声を出さないと人を集めることが難しい構造です😔

①        ② 

「どうかされましたか?」                  「大丈夫ですか?血圧を測りますね」

傍を離れず、「看護師を呼んできてください!」 

 

③         ④ 

「急変でーーーす!」と声を出し、人を集めます         事務「AEDつけました!」

                               背板を入れるのも忘れません                                

 

⑤             ⑥ 

                               最後はみんなで意見交換

看護師「胸骨圧迫します!」           

事務「ナースの手が足りないので、記録しますね」          

 

訓練をする前は、「シナリオありますか?」との声もありました😓が。

シナリオなんて、一切ございません。急変は突如やってくるのですから。。。

でも、安心してください!訓練はとってもうまくいきました。

 

事務は、普段触れることのないストレッチャーをすいすい動かし、新しく配属された看護師は、大声で指示を出し、みんなで一丸となり、役割分担して動くことができました👍😊

そしてなんと、この一週間後に、急変事案が起きまして。。。(汗)

訓練の大切さをつくづく感じた次第でございます。はい。

もちろん!安全第一!!

まずは、健診者の方が安全に健診を受けることができるよう、問診も、検査中も、細心の配慮をしております。どうぞご安心してお越しください。

それでは、当院健診センターのご利用を、心よりお待ちしております🙇


                              

 

2023-07-042-6病棟ブログ

こんにちは、2-6(呼吸器内科・呼吸器外科)病棟です。

今回は昨年に取り組んだQCサークル活動の一部をご紹介します。

 

QCサークル活動では患者さんに安全な看護を届けるために「術後患者の安全な離床の定着化」をテーマにリハビリスタッフと一緒に取り組みました。

 

当病棟では肺の手術を受ける患者さんが頻繁に入院され、手術翌日にはリハビリが始まります。

翌日にもう動くのか!と思うかもしれませんが、手術後になるべく早くベッドから離れること(早期離床)のメリットには以下のようなことが言われています。

  • 全身の血流がよくなることで術創の早期回復に繋がる
  • 体を起こすことで呼吸状態が改善される
  • 下肢のポンプ機能を促進することで、深部静脈血栓症の予防にもなる   などです。

リハビリスタッフと看護師がタイムリーに情報共有できるようにしたことで、今までよりも患者さんの離床安全に、かつ苦痛が少ないようにチーム医療で行われるようになりました。

また、離床基準を作成したことで、経験が少ない看護師にとっては、ベテラン看護師の判断を「見える化」することに繋がり、個々の経験値の差を少なくできたと思います。

 

写真は、作成した基準を使って術後の患者さんが初めて離床しようとしている場面です。

 

これからも術後の患者さんの安全・安楽な療養生活をサポートするために、多職種の医療チームでよりよい方法を考えていきたいと思います。

2023-06-12フィンドレー大学施設見学

6月5日、福井県立大学の学術交流で来福された、アメリカのフィンドレー大学の大学院医師助手学科院生4名と看護学部学生2名が当院に病院見学に来られました。

まずは、小松院長からの挨拶、病院概要説明がありました。なんと流暢な英語!

すばらしいプレゼンの後は、救急外来、1の6病棟、SCU、手術室等の見学をして頂きました。アメリカに留学経験のあるT看護師には、病棟案内を英語でして頂きました。「医療英語の説明は難しかったですが、勉強をし直すよい経験となりました。」との感想。

見学された学生さんが、積極的に質問や意見交換する姿が印象的でした。救急外来では、医療安全の6R確認はアメリカの病院でも同じだと話したり、転倒・転落の危険度の表示に興味をもってくれたりと、医療安全のリスクは世界共通なんだと改めて感じました。

又、このような機会があるといいですね。(とても英語は話せませんが・・)

Jun

  

 

2023-05-231-7病棟ブログ

こんにちは、1-7病棟です

木々の緑が日に日に濃さを増し、自宅の庭のシャクヤクが咲きほこり春の風を感じる今日この頃です。シャクヤクの花言葉は「はにかみ」「謙虚」「恥じらい」などがあるようです。

日々関わる全ての人に対して、シャクヤクの花言葉の一つである

「謙虚」を大切にしたいと思っています。

 

 

 

5月は日本赤十字社の創立記念であり「赤十字運動月間」です。

日頃、目にする赤十字マークの配色や意味について、改めて調べてみました。赤十字マークの配色は、赤十字の創設者アンリー・デュナンの祖国であるスイスに敬意を表して、スイス国旗の配色を逆にしたものが基になっているようです。

赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークです。紛争地域等で「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。つまり、赤十字マークは、いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークです。

また5月12日は、白衣の天使と言われたフローレンス・ナイチンゲール生誕記念日です。

1の7病棟では、赤十字運動月間として、朝の申し送りの時間に看護について語る活動を行っています。

赤十字の基本原則についての本に目を通して、赤十字の7原則の中から原則を一つ取り上げて自分の看護観を言葉で伝えています。自分の看護観を同僚に知ってもらうことの大切さや、他のスタッフの看護観を知り日々の看護について考える機会に繋がっていると思います。スタッフの看護観を聞き、スタッフの成長を感じることも多く、嬉しく頼もしい気持ちになり私自身も日々の看護について改めて考える機会となっています。

        

2023-05-16救護員任命式

こんにちは!教育推進室です。

5月9日 日本赤十字社福井県支部において「救護員としての赤十字看護師任命式」が行われました。

日本赤十字社では100年以上にわたり救護員としての赤十字看護師を養成しています。

赤十字科目・救急法の履修と赤十字施設での3年間の実務経験を以って、登録任命に至ります。

 

今年任命されたのは19名の看護師です。おめでとうございます!

これからは、平時でも有事でも、赤十字の理念である「人道」にもとづき、目の前の苦しんでいる人々に寄り添える救護員として活躍されることを期待しています。

   

2023-05-15またまたうれしいニュースがありました!

この度、真鍋副院長兼看護部長が知事表彰を受賞しました。

知事表彰は、公共の福祉増進に功労のあった方、その他広く県民の模範となるべき方を表彰して、その功績をたたえることを目的としています。真鍋副院長兼看護部長の長年に渡る看護の功績が認められました。

 

真鍋副院長は、福井県看護協会の理事として協会の運営をはじめ、県内各施設の看護管理者育成にも尽力してきました。また、当院では感染管理認定看護師として、コロナ感染症における診療体制や感染患者受け入れ調整などコロナウィルス対応全般に渡り指揮をとってきました。

 

5月13日に福井市のハピテラスで開かれた表彰式で中村副知事より表彰状を受け取りました。長年頑張ってこられた真鍋副院長の受賞は、共に働く私たちにとって大変うれしいです。

yu-san

                

2023-05-15ナイチンゲール生誕記念1分間スピーチ

5月12日は、近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ「看護の日」と制定されています。

 

当院では看護の日の記念事業の一環として、1分間スピーチを1958年(昭和33年)から行っており、今年で65回目を迎えます。

今年も各部署の看護師が患者さんや家族との看護にまつわる様々なエピソードを語り、看護への熱い思いが伝わってきました。この1分間スピーチを聞くと、改めて看護師を目指した頃の思いに立ち返り、看護のすばらしさに触れることができます。

フローレンス・ナイチンゲールの生誕から203年が経ちますが、看護への思いは繋がっていきます。                                                              

yu-san

2023-05-10うれしいニュースがありました!

この度、瑞宝単光章・看護業務功労を当院の内田智美元副院長兼看護部長が受章されました。

内田元副院長は、当院で41年間キャリアを積まれ、看護の発展に大きく貢献されました。

赤十字病院が力を入れている災害医療においても、看護師として当院初のDMAT隊員の資格を取り、2007年能登半島地震や2011年東日本大震災で救護活動をしています。

退職前の2年間は、コロナ対応に追われる毎日でした。コロナウィルス感染患者により良い看護を行うための体制を整え、わたしたち看護職員の身体的・精神的負担にも配慮してくださいました。これまでの功績が認められた今回の叙勲は、後輩のわたしたちにとって大変誇らしく、励みになります。

 

内田副院長は、厳しい判断を迫られる業務の中にあっても、周囲を和ませるかわいらしい笑顔がとても魅力的です。県庁で行われた授章式のあと、看護部にもご挨拶に来てくださいました。勲章を胸に、晴れやかでかわいらしい笑顔が見られたうれしいひと時でした。

                                    Yu-san

2023-05-09新人看護師ブログ

令和5年度は、35名の新人看護師が入職しました。

5月になり、ローテーション研修を始めています。各部署で先輩看護師に教えてもらいながら、様々な体験を通して看護の知識・技術を高めます。

先日の集合研修では教育担当者の指導のもと、注射の実習を行いました。お互いに注射をしあうのですが、実施する方もされる方も緊張していました。注射の技術を学ぶだけでなく、注射される患者さんの立場も体験することで、痛みや恐怖を感じる事ができたことと思います。この経験が今後の看護に活かされることを期待します。

yu-san

2023-04-10看護部ブログ

こんにちは! 看護部です。

4月1日付けで真鍋看護部長が副院長に昇任しました。また、副部長も内田と松田が加わり4人となりました。

 

今年度は、新院長の小松院長のもと病院の組織が新体制となりました。

看護部も目指す看護師像を明確に打ち出すと共に、次世代管理者の育成のため新たに看護主任という役割を設けました。

看護職員それぞれが自分の役割を果たしながら生き生きと看護ができるよう支援していきたいと思います。

 

 

2023-03-29健診センターブログ

健診センターへ、ようこそ。

毎年の胃カメラって、どうしてこんなにも気が重いのでしょうね☂。。。

そんな風に思っている皆様に、とってもいいニュースです。

細径カメラを用いて、口からの胃カメラができるようになりました!パチパチパチ👏

カメラ先端が 標準径「8.9mm」に対し、細径「5.4mm」とかなり細く、口から内視鏡を受ける方には、大変ご好評を得ております。

さて、どちらが「細径」の画像か、みなさん分かりますか?

「標準径」か「細径」か。実は、血管がよく見えている左側が「細径」です。

画質、かなり良いですよね。そして、生検(組織検査)だって、できます!

えづきはかなり少ないです。つまりは、「良いことづくめ👍😊」なわけです。

もちろん、カメラ中は看護師が優しく、背中をトントンいたしますよ。

ですので、安心してお越しください。

ではでは、当院健診センターのご利用を、心よりお待ちしております。

※内視鏡の画像は同意を得て当院の職員のものを掲載しております。

2023-03-29外来ブログ

こんにちは、外来です。

外来は、本館1階と2階にあり、福井赤十字病院の顔として、患者さんに気持ちよく受診していただけるよう職員一同日々頑張っています。

コロナ禍においては、入館時の検温、面会制限、付き添いの制限などにご協力いただきありがとうございます。

さて、コロナウィルス感染症の拡大に伴い、「院内にコロナウィルスを持ち込まない」「クラスター発生を防止する!」を目標に掲げ、令和2年12月より発熱スクリーニング用のコンテナ(写真参照)を院内駐車場に設置し、発熱などの症状のある患者さんの検査や診察を開始しました。毎日、当番医師と外来看護師が担当しています。発熱スクリーニング開設当時は、コロナ禍が3年間も続くとは全く考えていませんでした。今年の5月よりコロナ感染症のとり扱いが変わりますが、コロナウィルス自体が無くなるわけではありません。まだまだ油断はできませんが、これまでのように各職種が協力し、患者さんやご家族が安心して当院を受診していただけるよう感染防止取り組んでいきたいと思っています。

2023-03-29新型コロナ対応病棟だより

こんにちは、5病棟の紹介をします。

当病棟は、新型コロナウイルス感染症を発症した患者さんを受け入れています。

患者さんのお世話をするときは、防護具を着用し感染予防に努めながら看護を行っています。入院してくる患者さんの中には高齢者や認知症の方も多く、リハビリ療法の他に、デイルームを利用した『プチ院内デイサービス』を行い、入院によって起こる体力の低下やせん妄発症を予防するために取り組んでいます。また、ご希望に応じiPadを用いてのリモート面会や、1階の病棟ということもあり窓越しでの面会を実施しています。ご家族との時間を持つことで患者さんの表情がほころんだり、ご家族からは久しぶりに顔を見られて良かったという声をいただいたりしています。また私達にとっても、普段の患者さんの様子や、自宅での状況などをご家族からお聞きする機会にもなっています。

防護具を着用しての業務が続いており、心身共に感じる負担はありますが、患者さんが

安心・安全に回復できるよう、これからも優しい看護を心がけていきます。

※写真は患者さんの了承を得て掲載しております。

 

窓越し面会の様子

iPadはリモートでの診察の他、家族とのリモート面会や音楽鑑賞などに利用しています。

 

2023-03-28就職説明会ブログ

3月11日と18日に『福井赤十字病院看護職 就職説明会』を開催しました。

対面とWEBで80人近い方が参加してくださいました。

新人研修や福利厚生についての説明、先輩ナースと回る院内見学ツアー、交流会などを行いました。

最初は緊張していた参加者のみなさんも説明会が終了するころには、写真のように明るい笑顔になっていました。

皆さんと一緒に働ける日が待ち遠しいです。

看護職就職説明会は5月にも開催を予定しています。4月に入りましたら、ホームページでご案内しますので、当院に興味のある方は、是非参加してみてくださいね。

   

※写真は参加した皆さんの了承を得て掲載しております。

2023-03-17中央手術室ブログ

こんにちは、中央手術室です。

手術室では外来手術を含め、毎月約500件の手術が行われています。

今回は最先端手術支援ロボット「ダビンチ」手術について紹介します。

2016年に最新型の手術支援ロボット「ダビンチXi」が手術室にやってきました。前立腺手術以降、現在に至るまでに腎臓、膀胱、胃、直腸と手術適応が広がり、今年度は膵臓、肝臓の術式が新たに実施されています。

ロボットといっても、勝手に機械が動いてくれるわけではなく、十分な技術を習得された医師が執刀医としてロボット本体を動かしています。大きな本体ですが、3本の鉗子の先端は非常にしなやかな動きで、細かな血管や組織剥離などの処理を行うことができます。そのため、開腹手術と比べて出血量が少なく、傷も小さいため術後の痛みが少ないなど、患者さんにとってメリットが大きくなりました。

私たち手術室看護師は、患者さんが安心して安全に手術を受けていただくことができるよう、術前より患者さんの状態を観察・評価し、手術の準備を整えていきます。今後もチームで円滑なコミュニテーションをとり、主治医、麻酔科医、臨床工学技師とも協働し、新たな術式導入にも備えていきたいと思います!

2023-03-14ICUブログ

こんにちは、ICUです。

当院は脳死下、心停止下の臓器提供を行うことが出来る病院です。

福井県内で最も最近行われた臓器移植は、2016年に当院で行われました。

私たち医療者は、臓器提供の意思がある方の思いをつなげる必要があります。

また、臓器移植について説明し、家族内で十分に考えていただくように支援することや、

移植まで円滑に進むように調整を行う役割があります。

当院には臓器移植院内コーディネーターが7名おり、普及啓発活動と体制整備を行っています。

脳死判定が行われる場合、ICUの個室を使用して実施します。

昨年11月に研修室で、脳死下臓器移植シミュレーションをおこないました。

医師、看護師、検査技師が集まり「脳死判定の手順」に沿って実施していきました。

関連部署スタッフの見学者も集まりました。

終了後は疑問点などを話し合いました。

参加・見学したスタッフからは「なかなか遭遇しない場面なので参加出来てよかった」という意見が聞けました。

 

臓器移植の思いをつなげるため、今後も啓発活動や体制を整えていきたいと思っています。

2023-02-09入退院支援センターブログ

こんにちは!今年ももう2月。もう雪は降らないでほしいと願う日々です。

入退院支援センターは、令和元年に開設し、4年が経過しました。入退院支援センターでは、予定入院される患者さんの基本情報や生活環境、退院後の療養場所などをお伺いし、事務員、看護師、栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種で、情報を共有し入院前から退院に向けた支援をおこなっています。

今年度は新たに入院前多職種カンファレンスを行っています。患者さんが自宅に退院するにあたりお困りになると思われることを入院前から様々な職種が集まって検討しています。このカンファレンスについて3つのポイントを説明します。

ポイント1

入院前に開催するということです。入院前から問題点を話し合い、退院支援を開始することで、スムーズな

退院を目指します。

ポイント2

多職種いう点です。看護師だけではなく、管理栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーが参加し、それぞれの専門的な立場からの意見を出し合います。

実際に開催したカンファレンスでは、公認心理師が参加した事例もありました。今後は必要に応じてリハビリスタッフ、認定看護師などにも相談していきたいと考えています。

ポイント3

外来、入院病棟、地域へ、診療と看護を継続するという点です。実際の事例では、話し合いの内容を病棟に継続し、病棟では入院時からすぐにカンファレンス内容を実践することで、退院までに内服薬を一人で管理が出来るようになり、介護サービスの利用をすることなくスムーズに自宅に退院することができました。そして自宅でもご家族の協力を得ながら、一人で内服薬を服用することが出来ています。

 

このようにいろいろな職種で話し合ったことを継続することで、スムーズな退院支援を行うことが出来ています。これからも入退院支援センターや地域医療連携室では、いろいろな職種でチームを組み、患者さんや御家族が安心して自宅へ退院し、安心して自宅で生活できるよう支援します。

 

在宅療養で心配なことがありましたら、いつでもご相談ください。