看護部ブログ

2024-09-18中央手術室・滅菌室 感謝を伝える「サンクスカード」

 中央手術室・滅菌室では、医師や臨床工学技士、レントゲン技師、看護助手などの多職種との協働が重要です。多職種との協働が充実し、働きやすい環境を整えることは、患者さんに安全で安心できる医療・看護が提供できる一つの要因だと考えています。そこで、「働きやすい環境作り」の一環として、今年度「サンクスカード」を手術に携わる多職種間で贈りあい、お互いに感謝を伝え合う取り組みを始めました。

 

 

 

 

 

 

 

ほんのちょっとしたことでもよいので相手に「ありがとう!」「この前手伝ってくれて助かりました」とカードを贈ることで、働きやすい職場環境作りの一環になってくれたらと思っています。医師更衣室にもこの「サンクスカード」を置いたところ、医師からも「〇〇さんへ、この前は緊急手術についてくれてありがとう」や「優しく声をかけてくれてありがとう」などといったカードを看護師に贈ってくれるようになりました。この「サンクスカード」の輪がもっともっと広がって、絶えずお互いに「ありがとう!!」と伝え合える職場になれたらと思っています。

 

サンクスカード:こんなにかわいいカードをもらうとうれいしですよね。

2024-09-132-8病棟 ❤ナースエイドの仕事紹介❤

 私たち2-8病棟は、看護師とナースエイドで力を合わせながら入院中の患者さんが快適に過ごせるようにケアを行っています。ナースエイドはチームの一員として大切な存在です。今回はそんなナースエイドの仕事の一部について紹介したいと思います。

 

看護師と一緒に1日の業務の打ち合わせをして仕事開始です。

 

入院している患者さんが快適に過ごせるよう、看護師と共に身の回りのお世話をします。

ベッド周囲の環境を整え、患者さんが気持ちよく過ごせるようにシーツ交換を行います。

シャワーができない患者さんには、身体を清拭し着替えのお手伝いや、洗髪・手浴・足浴を行います。

 

 

 

 

食事の時は、看護師が患者さんの状態の評価を行い、ナースエイドに食事の見守りを依頼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ナースエイドさんの、看護助手業務に対する感想を聞いてみました。

ナースエイドのおかげで、看護師は専門性を必要とする業務に専念することができます。看護師にとって、サポートしてくれるナースエイドの存在は大変頼もしく、なくてはならない存在です。ナースエイドは、医療チームの一員であり、これからも看護師と協働しながら患者さんに寄り添い、安心・安楽をめざした看護を提供していきたいと思います。

 

2024-08-141—6病棟 腎泌尿器科の紹介

1-6病棟は腎泌尿器科と循環器科の病棟です。今回は腎泌尿器科の紹介をさせて頂きます。腎泌尿器科では手術、化学療法、放射線療法、透析管理などを必要とする患者さんが入院されています。

看護師は、患者さん・ご家族に対して生活指導を行うことが多くあります。その中でも尿路ストーマ(ウロストミー)の手術を受ける方は、退院後もウロストミー管理していくため、大きく生活が変わります。退院後の生活を不安なく送れるよう患者さんに合わせて指導を行っています。患者さんの手術が決まった時から退院までの間、皮膚排泄ケアを専門的にケアする認定看護師とともに、患者さんの退院後の生活を一緒に考えて指導を行っています。また、ウロストミーの管理は、病棟のすべての看護師が、指導やケアが同じようにできるように、認定看護師から病棟看護師に勉強会をしてもらっています。患者さんお一人お一人の生活や背景に合わせながら、わかりやすい指導ができるように、スタッフ全員で日々勉強をしています。

 

パンフレットは患者さんやご家族が自宅に帰ってから見てもわかりやすいよう、実際の写真を掲載しています。実際に使用した患者さんから「とてもわかりやすい。これがあるおかげで安心して帰れる」と好評をいただきました。

これからも患者さんが退院後に安心して生活ができるように、病棟一丸となって取り組んでいきます。

2024-08-08暑い夏の一日看護体験

8月1日、市内の高校生が当院の一日看護体験に参加してくださいました。

一日看護体験」は福井県委託事業「看護の心」普及事業の1つです。

 

 

 

 

高校生は白衣に着替え、各病棟で看護師と一緒に行動し、新生児のケアや患者さんの生活支援などの看護の仕事を体験しました。

 

参加したご意見の中では、「看護師さんは忙しく働いていたけど、患者さんへの笑顔よかった」「看護体験で看護師さんの仕事が少しわかった。」などの感想が聞かれました

 

 

 

 

 

 

 

一緒に行動した看護師も、「この中から将来一緒に働く仲間が誕生するとうれしいな」と、お互いに期待に胸を膨らませながら、暑い1日が終わりました。参加した皆さん、ありがとうございました。皆さんが輝く場所はここにあります。お待ちしております。

2024-08-082-7病棟の取り組みについて

2-7病棟は整形疾患で予定手術を受ける患者さんと、大腿骨頸部骨折など思いがけない事故で緊急入院となる患者さんを受け入れています。

高齢の患者さんが多く、入院をきっかけに体力や認知機能が低下し、退院後の生活が難しくなることがあります。入院中は寝ている時間が長く、脳への刺激が少なくなりがちです。入院時に日頃の生活の様子を確認し、時計、カレンダー、写真や趣味(編み物や塗り絵等)の物を持参していただき、患者さんが興味をもてる活動をすすめています。

 

リハビリや食事時間以外にも、起きて活動する時間をつくれるよう「散歩をする」「造花を花瓶に生ける」「新聞や本を読む」「塗り絵」「パズル」「編み物」等患者さんの興味のあることを促しています。日々の関わりが、認知機能の低下防止、せん妄予防となり、リハビリの意欲向上に繋がり、在宅で過ごしている環境に近づけるよう整えています。

 

 

 

 

入院された患者さんが、住み慣れた地域で末永く生活ができるよう今後も患者に寄り添った治療や優しい看護を継続して行っていきたいと思っています。

 

 

2024-08-05福井県日赤有功会結成50周年記念式典

日赤有功会は、日赤から「有功章」を受章した方々が県支部を支援するために1974年に設立されました。その日赤有功会結成から50年目を迎え、7月25日にコートヤード・バイ・マリオットで記念式典がありました。

日本赤十字社の清家篤社長や中村保博福井県副知事を迎え、盛大に開催され、当院の看護係長2名も日本赤十字女子救護員制服(正装)を着てお手伝いをしました。

2024-07-127月 新人職員宿泊研修

 4月に入職した看護師や医師、リハビリスタッフ、事務員などの多職種合同で、7月に1泊2日の宿泊研修を実施いたしました。医療チームの一員としての仲間作り、多職種協働推進のために、グループワークや研修に取り組みました。  

 

 

『私はこんな医療人なりたい』グループワーク中

 

 

医療人として早く貢献したい、という意欲が伝わってきました。そして、「信頼」「博愛」「尊重」「患者さんを第1に」という意見がありました。若い力で、患者さん中心のチーム医療が、さらに推進されることを期待します。「なりたい姿」を大切に、一緒に頑張りましょう。

2024-07-01こんにちは!健診センターです。

健診センターでは、ベテランのパート看護師が活躍中です。

優しい健診で健康をサポートするために、そして、安全に検査を受けていただくために、

今までの経験を活かし、持っている知識をフル活用して、健診のサポートをしております。

看護師が日々行っていることを、一部紹介させていただきます。

 

これはブリーフィングの様子です。安全に健診を受けていただくために、翌日健診を受ける方すべてについて、検査を受ける際注意することはないかなど情報共有を行います。これにより問診もスムーズになります。また、健診センタースタッフ全員で毎日ミーティングを行っています。今日の健診で注意が必要であったことなど情報共有して今後の対策を考えています。

 

 

 

勉強会も行います。この日は、糖尿病と健診というタイトルで、長年糖尿病の勉強を続けてきた看護師が、研修会で得た最新の内容も取り入れて企画しました。

短時間の健診者の方とのお話の中で得た情報を、アンテナ高くキャッチできるかが鍵なので、幅広い知識は必要不可欠となります。

 

 

これは、新しく入職したスタッフへ胃の中の組織の一部をとる生検介助の方法について、ベテラン看護師がレクチャーをしているところです。練習キットを使用して本番さながら、真剣です。

 

 

 

 

私達健診センター看護師は、健診者の方のために、日々知識を増やし、技術を磨いて準備をしています。今後のご利用をお待ちしています。

また、一緒に働く仲間も募集中です。詳しくはホームページをご覧ください。

2024-06-13いきいきすこやか教室(赤十字健康生活支援講習)

 赤十字健康生活支援講習とは、誰もが迎える高齢期を健やかに生きるために必要な、健康増進の知識や高齢者の支援・自立に向けた生活の仕方や工夫を習得できる講習です。来院された患者さんやご家族を対象に、第2・4水曜日、午前11時より、中央受付横で、希望者の方に講習会をショートバージョンで開催しております。

 

 

 

 

 

 

6月12日は、健康生活支援講習指導員の尾崎師長が、「高齢者に起こりやすい病気と対応」について講習会を開催いたしました。

2024-06-13新人看護師臨床研修終了式・辞令交付式

新人看護師臨床研修終了式

 4月に入職した40名の新卒看護師は、実技研修やローテーション研修を終え、真鍋照美副院長兼看護部長より修了証書が授与されました。

 

辞令交付式

勤務場所の辞令も交付され、研修生から看護師として、それぞれの配属部署での勤務がはじまります。

 

2024-06-071-8病棟ブログ「ベッドサイドで寄り添うケア」を大切に

【1-8病棟が大切にしていること】

1-8病棟では、「安全でやさしい看護の提供」を行うために、患者さんのベッドサイドで寄り添う看護を積極的に行っています。患者さんのそばにいることで、何気ない会話が増え、患者さんとの距離が今までよりも近づいたのではないかと感じています。患者さんがどんなことを感じたり、考えたりしているのかを知ることで、その人に合ったケアを実践できていると感じています。

 

 

 

 

 

【チームで寄り添うために】

チーム内で協力して、安全で安心できる看護を行うために、チームごとに1日の行動計画の確認や患者さんの状態を共有しています。話し合いには、ナースエイドさんも参加します。ナースエイドさんも、チームの一員として役割がとても大きいです。

 患者さんからは「ナースコールの対応が早い」「そばにいてくれるから、すぐに対応してくれる」という言葉をもらっています。これからも、患者さんのそばに寄り添い、安心して治療を受けてもらえるような看護をスタッフ全員で実践していきたいと思います。

2024-06-07救護員任命式

令和6年6月5日(水)日本赤十字社福井県支部で、「救護員としての赤十字看護師」の任命式が執り行われました。

日本赤十字社の使命である「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。」を果たすために、日本赤十字社では120年以上にわたり救護員としての赤十字看護師を養成しています。

 

本日、新たに42名の看護師が任命されました。今後、国内の臨床現場はもちろんのこと、自然災害や事故などの人的災害に対して救護員としての、救護所設置・医療救護活動・避難所への巡回診療支援などの活動が期待されます。

2024-05-271-5病棟・脳卒中ケアユニット(SCU):脳卒中教室の紹介

1-5病棟には北陸最大級の脳卒中ケアユニット(SCU)が12床併設されています。

脳卒中の専門的知識を持つ医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーの専門チームにより、脳卒中の発症早期から24時間体制で集中的に患者さんの治療とケアを行っています。

そこで今回は、『脳卒中教室』についてお話ししたいと思います。脳卒中教室では、脳卒中といわれる「脳梗塞、脳出血、くも膜下出血」の病気について知ってもらい、再発予防を含めて今後の生活に役立ててもらえることを目的としています。『脳卒中教室』は、脳卒中学会が認めた脳卒中療養指導士の資格を持った看護師が担当しており、毎週木曜日の午後から30分間教室を開催しています。

 

【脳卒中教室での看護師による説明】

大きな画面を用いて、患者さんにわかりやすく説明しています。

                     

 

                      

脳卒中の初期症状、その対応や予防方法、退院後の生活の注意点等についてわかりやすく説明をしています。

 

【パンフレットと高血圧管理手帳】

 

【参加された皆様のご意見】

受講された患者さんからは、「自分がこんなんになると思っていなかった。」「この話を聞けてよかった。」「退院してから生活を見直さないといけないと思った。」「おかしいと思ったらすぐに病院に来るわ。」と意見をいただいています。

 

これからも入院された患者さんのために、SCUではチーム一丸となって質の高い看護を提供できるよう頑張っていきたいと思います。 

 

2024-05-24エキナカフェ再開しました!!!

こんにちは。緩和ケア(エキナケア)病棟です。

今年の4月から、コロナ禍で中止していたエキナカフェを再開することができました。

ボランティアの方が患者さん、ご家族が希望されたコーヒーやココアなどを病室まで運んでくれます。

 

「あーいい匂い」「ご褒美みたいや」

「おいしいね」などと

話しながら笑顔がこぼれるのを見て、

私たちも嬉しくなります。

 

 

6月からはエレクトーン演奏会も

再開予定です。

いつもきれいな音色でみんなの心を

癒してくれます。

懐かしい歌もあり、みんな口ずさみながら

昔を思い出す時間を過ごすのもいいですよ。

 

 

これからも患者さん、ご家族が安心して

穏やかに過ごすことができる場所となれるよう

スタッフ一同日々邁進していきたいと

思っています。

2024-05-23幸せを運ぶすずらんが届きました

 

すずらんの花言葉は、「再び幸せが訪れる(幸せの再来)・純粋」と言われています。今年で62回目となる幸福を運ぶすずらんの花としおりが、ANAグループから「入院中の患者さんに、心の花が咲きますように」と、寄贈されました。

       すずらん娘の二人が、患者さんの幸せを祈り各部署にすずらんの花としおりを配りました。

2024-05-16知事表彰

5月11日看護協会で行われた「看護の日記念大会」で、当院の元看護副部長 西向秀代さんが知事表彰を授与されました。

 

看護職員知事表彰は、『多年にわたり医療機関等において看護職として献身的な活動を続け、社会的に功績が顕著である方々』(福井県HPより)を表彰するものです。

西向さんは柔軟な発想とバイタリティあふれる行動力で手術室や入退院支援センター等で様々な業務改革を行い、当院の医療と看護に大きな功績を残されています。

また、数々の研究発表をされ日本赤十字社医学会総会や日本病院学会では優秀演題に選ばれました。

今回の西向さんの知事表彰は、私たち後輩にとって本当に誇らしくうれしい受賞です。

 

2024-05-105月10日 ナイチンゲール生誕記念日

各部署から参加した9名の看護師が、それぞれの看護の体験を通して感じた学びや思いを語ってくださいました。

 

1分間スピーチの内容はこちら

 

 

2024-04-12新人看護師研修 臨床看護実践開始です

入社式終了後、4月10日より臨床看護実践に必要な看護技術習得のための研修が開始されました。本日は、クリティカルケア認定看護師の菅原愛子さんから、酸素療法に関する講義と酸素療法デバイスの取り扱いについて講義を受けました。新人看護師の研修生期間中に、技術指導を受けていくので、臨床に出ても安心です。

  

 

 

2024-04-08医療安全推進室ブログ

医療安全推進室では院内の患者安全を確保するために医師、看護師、理学療法士、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、事務の多職種で構成される医療安全推進室メンバーによる院内医療安全ラウンドを月2回実施しています。

 病棟を訪問する場合は転倒転落防止ラウンドを行っており、患者さんが安全に療養生活を送ることができるよう、チェックリストを用いて環境、患者さんの履物、サポートカードの活用状況など様々な視点で確認を行なっています。

まず環境では、ベッドの配置や高さ、周囲の障害物の有無を確認し、必要に応じて調整の提案をします。病棟スタッフとやりとりをし、転倒リスクを最小限に抑えるための対策がとられているかについて確認しています。

また、患者さんの履物も転倒予防には重要な視点です。適切な靴やスリッパの着用は、足元の安定性を高め転倒リスクを軽減します。  ラウンドでは、患者さんが正しい履物を使用しているかを確認し、必要に応じて提案などを行っています。

さらに、サポートカードの活用状況も確認しています。サポートカードには、患者さんのADL状況や移動時に使用している予防具など転倒転落のリスクに応じた援助を行うために必要な情報が記載されています。ラウンドでは、サポートカードが適切な位置に配置され、活用されているかを確認しています。

 

 

 

医療安全推進室メンバーによる転倒転落防止ラウンドを通し、現場の状況を医療安全の視点でみつめなおし、各部署のスタッフと共により安全で質の高いケアにつなげることを目標として頑張っています。