2024-08-082-7病棟の取り組みについて
2-7病棟は整形疾患で予定手術を受ける患者さんと、大腿骨頸部骨折など思いがけない事故で緊急入院となる患者さんを受け入れています。
高齢の患者さんが多く、入院をきっかけに体力や認知機能が低下し、退院後の生活が難しくなることがあります。入院中は寝ている時間が長く、脳への刺激が少なくなりがちです。入院時に日頃の生活の様子を確認し、時計、カレンダー、写真や趣味(編み物や塗り絵等)の物を持参していただき、患者さんが興味をもてる活動をすすめています。
リハビリや食事時間以外にも、起きて活動する時間をつくれるよう「散歩をする」「造花を花瓶に生ける」「新聞や本を読む」「塗り絵」「パズル」「編み物」等患者さんの興味のあることを促しています。日々の関わりが、認知機能の低下防止、せん妄予防となり、リハビリの意欲向上に繋がり、在宅で過ごしている環境に近づけるよう整えています。
入院された患者さんが、住み慣れた地域で末永く生活ができるよう今後も患者に寄り添った治療や優しい看護を継続して行っていきたいと思っています。
2024-08-05福井県日赤有功会結成50周年記念式典
日赤有功会は、日赤から「有功章」を受章した方々が県支部を支援するために1974年に設立されました。その日赤有功会結成から50年目を迎え、7月25日にコートヤード・バイ・マリオットで記念式典がありました。
日本赤十字社の清家篤社長や中村保博福井県副知事を迎え、盛大に開催され、当院の看護係長2名も日本赤十字女子救護員制服(正装)を着てお手伝いをしました。
2024-07-127月 新人職員宿泊研修
4月に入職した看護師や医師、リハビリスタッフ、事務員などの多職種合同で、7月に1泊2日の宿泊研修を実施いたしました。医療チームの一員としての仲間作り、多職種協働推進のために、グループワークや研修に取り組みました。
『私はこんな医療人なりたい』グループワーク中
医療人として早く貢献したい、という意欲が伝わってきました。そして、「信頼」「博愛」「尊重」「患者さんを第1に」という意見がありました。若い力で、患者さん中心のチーム医療が、さらに推進されることを期待します。「なりたい姿」を大切に、一緒に頑張りましょう。
2024-07-01こんにちは!健診センターです。
健診センターでは、ベテランのパート看護師が活躍中です。
優しい健診で健康をサポートするために、そして、安全に検査を受けていただくために、
今までの経験を活かし、持っている知識をフル活用して、健診のサポートをしております。
看護師が日々行っていることを、一部紹介させていただきます。
これはブリーフィングの様子です。安全に健診を受けていただくために、翌日健診を受ける方すべてについて、検査を受ける際注意することはないかなど情報共有を行います。これにより問診もスムーズになります。また、健診センタースタッフ全員で毎日ミーティングを行っています。今日の健診で注意が必要であったことなど情報共有して今後の対策を考えています。
勉強会も行います。この日は、糖尿病と健診というタイトルで、長年糖尿病の勉強を続けてきた看護師が、研修会で得た最新の内容も取り入れて企画しました。
短時間の健診者の方とのお話の中で得た情報を、アンテナ高くキャッチできるかが鍵なので、幅広い知識は必要不可欠となります。
これは、新しく入職したスタッフへ胃の中の組織の一部をとる生検介助の方法について、ベテラン看護師がレクチャーをしているところです。練習キットを使用して本番さながら、真剣です。
私達健診センター看護師は、健診者の方のために、日々知識を増やし、技術を磨いて準備をしています。今後のご利用をお待ちしています。
また、一緒に働く仲間も募集中です。詳しくはホームページをご覧ください。
2024-06-13いきいきすこやか教室(赤十字健康生活支援講習)
赤十字健康生活支援講習とは、誰もが迎える高齢期を健やかに生きるために必要な、健康増進の知識や高齢者の支援・自立に向けた生活の仕方や工夫を習得できる講習です。来院された患者さんやご家族を対象に、第2・4水曜日、午前11時より、中央受付横で、希望者の方に講習会をショートバージョンで開催しております。
6月12日は、健康生活支援講習指導員の尾崎師長が、「高齢者に起こりやすい病気と対応」について講習会を開催いたしました。
2024-06-13新人看護師臨床研修終了式・辞令交付式
新人看護師臨床研修終了式
4月に入職した40名の新卒看護師は、実技研修やローテーション研修を終え、真鍋照美副院長兼看護部長より修了証書が授与されました。
辞令交付式
勤務場所の辞令も交付され、研修生から看護師として、それぞれの配属部署での勤務がはじまります。
2024-06-071-8病棟ブログ「ベッドサイドで寄り添うケア」を大切に
【1-8病棟が大切にしていること】
1-8病棟では、「安全でやさしい看護の提供」を行うために、患者さんのベッドサイドで寄り添う看護を積極的に行っています。患者さんのそばにいることで、何気ない会話が増え、患者さんとの距離が今までよりも近づいたのではないかと感じています。患者さんがどんなことを感じたり、考えたりしているのかを知ることで、その人に合ったケアを実践できていると感じています。
【チームで寄り添うために】
チーム内で協力して、安全で安心できる看護を行うために、チームごとに1日の行動計画の確認や患者さんの状態を共有しています。話し合いには、ナースエイドさんも参加します。ナースエイドさんも、チームの一員として役割がとても大きいです。
患者さんからは「ナースコールの対応が早い」「そばにいてくれるから、すぐに対応してくれる」という言葉をもらっています。これからも、患者さんのそばに寄り添い、安心して治療を受けてもらえるような看護をスタッフ全員で実践していきたいと思います。
2024-06-07救護員任命式
令和6年6月5日(水)日本赤十字社福井県支部で、「救護員としての赤十字看護師」の任命式が執り行われました。
日本赤十字社の使命である「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。」を果たすために、日本赤十字社では120年以上にわたり救護員としての赤十字看護師を養成しています。
本日、新たに42名の看護師が任命されました。今後、国内の臨床現場はもちろんのこと、自然災害や事故などの人的災害に対して救護員としての、救護所設置・医療救護活動・避難所への巡回診療支援などの活動が期待されます。
2024-05-271-5病棟・脳卒中ケアユニット(SCU):脳卒中教室の紹介
1-5病棟には北陸最大級の脳卒中ケアユニット(SCU)が12床併設されています。
脳卒中の専門的知識を持つ医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーの専門チームにより、脳卒中の発症早期から24時間体制で集中的に患者さんの治療とケアを行っています。
そこで今回は、『脳卒中教室』についてお話ししたいと思います。脳卒中教室では、脳卒中といわれる「脳梗塞、脳出血、くも膜下出血」の病気について知ってもらい、再発予防を含めて今後の生活に役立ててもらえることを目的としています。『脳卒中教室』は、脳卒中学会が認めた脳卒中療養指導士の資格を持った看護師が担当しており、毎週木曜日の午後から30分間教室を開催しています。
【脳卒中教室での看護師による説明】
大きな画面を用いて、患者さんにわかりやすく説明しています。
脳卒中の初期症状、その対応や予防方法、退院後の生活の注意点等についてわかりやすく説明をしています。
【パンフレットと高血圧管理手帳】
【参加された皆様のご意見】
受講された患者さんからは、「自分がこんなんになると思っていなかった。」「この話を聞けてよかった。」「退院してから生活を見直さないといけないと思った。」「おかしいと思ったらすぐに病院に来るわ。」と意見をいただいています。
これからも入院された患者さんのために、SCUではチーム一丸となって質の高い看護を提供できるよう頑張っていきたいと思います。
2024-05-24エキナカフェ再開しました!!!
こんにちは。緩和ケア(エキナケア)病棟です。
今年の4月から、コロナ禍で中止していたエキナカフェを再開することができました。
ボランティアの方が患者さん、ご家族が希望されたコーヒーやココアなどを病室まで運んでくれます。
「あーいい匂い」「ご褒美みたいや」
「おいしいね」などと
話しながら笑顔がこぼれるのを見て、
私たちも嬉しくなります。
6月からはエレクトーン演奏会も
再開予定です。
いつもきれいな音色でみんなの心を
癒してくれます。
懐かしい歌もあり、みんな口ずさみながら
昔を思い出す時間を過ごすのもいいですよ。
これからも患者さん、ご家族が安心して
穏やかに過ごすことができる場所となれるよう
スタッフ一同日々邁進していきたいと
思っています。
2024-05-23幸せを運ぶすずらんが届きました
すずらんの花言葉は、「再び幸せが訪れる(幸せの再来)・純粋」と言われています。今年で62回目となる幸福を運ぶすずらんの花としおりが、ANAグループから「入院中の患者さんに、心の花が咲きますように」と、寄贈されました。
すずらん娘の二人が、患者さんの幸せを祈り各部署にすずらんの花としおりを配りました。
2024-05-16知事表彰
5月11日看護協会で行われた「看護の日記念大会」で、当院の元看護副部長 西向秀代さんが知事表彰を授与されました。
看護職員知事表彰は、『多年にわたり医療機関等において看護職として献身的な活動を続け、社会的に功績が顕著である方々』(福井県HPより)を表彰するものです。
西向さんは柔軟な発想とバイタリティあふれる行動力で手術室や入退院支援センター等で様々な業務改革を行い、当院の医療と看護に大きな功績を残されています。
また、数々の研究発表をされ日本赤十字社医学会総会や日本病院学会では優秀演題に選ばれました。
今回の西向さんの知事表彰は、私たち後輩にとって本当に誇らしくうれしい受賞です。
2024-05-105月10日 ナイチンゲール生誕記念日
各部署から参加した9名の看護師が、それぞれの看護の体験を通して感じた学びや思いを語ってくださいました。
1分間スピーチの内容はこちら
2024-04-12新人看護師研修 臨床看護実践開始です
入社式終了後、4月10日より臨床看護実践に必要な看護技術習得のための研修が開始されました。本日は、クリティカルケア認定看護師の菅原愛子さんから、酸素療法に関する講義と酸素療法デバイスの取り扱いについて講義を受けました。新人看護師の研修生期間中に、技術指導を受けていくので、臨床に出ても安心です。
2024-04-09入社式
2024-04-08医療安全推進室ブログ
医療安全推進室では院内の患者安全を確保するために医師、看護師、理学療法士、診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、薬剤師、管理栄養士、事務の多職種で構成される医療安全推進室メンバーによる院内医療安全ラウンドを月2回実施しています。
病棟を訪問する場合は転倒転落防止ラウンドを行っており、患者さんが安全に療養生活を送ることができるよう、チェックリストを用いて環境、患者さんの履物、サポートカードの活用状況など様々な視点で確認を行なっています。
まず環境では、ベッドの配置や高さ、周囲の障害物の有無を確認し、必要に応じて調整の提案をします。病棟スタッフとやりとりをし、転倒リスクを最小限に抑えるための対策がとられているかについて確認しています。
また、患者さんの履物も転倒予防には重要な視点です。適切な靴やスリッパの着用は、足元の安定性を高め転倒リスクを軽減します。 ラウンドでは、患者さんが正しい履物を使用しているかを確認し、必要に応じて提案などを行っています。
さらに、サポートカードの活用状況も確認しています。サポートカードには、患者さんのADL状況や移動時に使用している予防具など転倒転落のリスクに応じた援助を行うために必要な情報が記載されています。ラウンドでは、サポートカードが適切な位置に配置され、活用されているかを確認しています。
医療安全推進室メンバーによる転倒転落防止ラウンドを通し、現場の状況を医療安全の視点でみつめなおし、各部署のスタッフと共により安全で質の高いケアにつなげることを目標として頑張っています。
2024-03-313-3・5病棟ブログ
皆さんこんにちは (*^_^*)
新型コロナウイルスが流行してから4年が経過しました。現在私たちの病棟では、新型コロナウイルス感染症患者さんと、隔離期間を終えた患者さん、それ以外の疾患の患者さんが病棟のエリアを分けて入院していただいています。
患者さんに安心して入院していただくために、医療者が媒介にならないように、
いろいろな業務の見直しを行いました。当院の感染対策室の指導の下、感染予防対策はバッチリです!!
新型コロナウイルス感染症患者さんへの面会は、従来は窓越し面会やiPadを利用してのリモート面会でしたが、終末期の患者さん等には、患者さんやご家族共に貴重な時間を過ごせるように配慮しています。
このことは、患者さんにとっても看護師にとっても満足のできる看護援助につながっていると思います。
私たちが大事にしてきた一人一人の患者さんに寄り添う看護をこれからも行っていきたいと頑張っています。!(^^)!
2024-03-301-6病棟ブログ
こんにちは! 1-6病棟です。
花粉症と格闘し、いろんな意味で目が真っ赤になっている今日この頃です。
1―6病棟は、腎臓泌尿器科と循環器科の混合病棟です。
今回は、循環器科の最近の取り組みについてお話しします。
キーワードは「心不全」「ハートノート」です。
超高齢社会となった日本では、現在進行形で心不全患者さんが増えています。
「心不全パンデミック」という言葉があるほどです。
心不全では、息切れやむくみなど様々な症状がおこります。軽症の場合は外来で経過観察できますが、重症な場合は入院治療が必要になります。一度入院すると心機能だけでなく、日常生活動作に支障を来しなかなか元には戻りません。そのため退院後の自己管理や
心不全増悪徴候の早期発見や早期治療介入につなげ、再入院を予防することが重要です。
そこで、再入院予防の取り組みとして、「ハートノート」を導入することになりました。
「ハートノート」は指導パンフレットと自己管理ノートからできています。心不全増悪の徴候をポイントでカウントし、受診の目安が分かりやすくなっています。導入にあたり、医師、看護師、リハビリ、薬剤師、栄養士、医療社会福祉士、事務など多職種で運用方法などを検討しました。
このハートノートを活用し、患者さんがより良い状態を維持できるようにサポートしていきたいと思います。
2024-03-29訪問看護ステーションブログ
訪問看護ステーションは、令和5年度初の試みとして、11/3に行われた福井赤十字病院総合防災訓練に、事業所として参加しました。訪問看護ステーションで作成した業務継続計画(BCP)通りに災害時対応ができるかを確認することが目的です。
利用者さんにも数名ご協力いただき、実際に安否確認のための電話をかけ、災害状況を確認するなどの訓練を実施しました。
訓練に参加したことにより、ご自身の災害時の対応を考えるきっかけになったと前向きなご意見の一方、どう対応したらよいかわからないというご意見もあり、より現実の災害時をイメージし、訪問看護師が継続して一緒に考えていく必要性を感じました。
能登半島地震では、県内でも大きな揺れで被害にあわれた方もおられます。日々、利用者さんとともに災害時対応の意識を高め、福井赤十字訪問看護ステーションが災害時対応まで考えてくれているという安心感を持っていただけるよう努めたいと思います。
また、令和6年度は訪問看護ステーション間や居宅介護支援事業所との災害時連携、在宅医療機関との連携についても検討しながら、訓練に参加していけたらと思います。
一緒に参加を希望される在宅サービス事業者の皆様、ぜひお声掛けください。お待ちしています。
2024-03-282-5病棟ブログ
こんにちは。2-5病棟です。
春は鳥のさえずり、梅や桜の花を愛でるなど耳や目で季節を感じられる楽しみな季節の一つですね。さて、2-5病棟は混合病棟で、主に耳鼻科・眼科・皮膚科・形成外科・歯科の患者さんが入院してこられます。感覚器疾患に不安を持たれて入院され、短期入院が多い中で、少しでも安心して退院出来る様退院前指導を行っています。
今回、病棟のQC活動で眼科の退院指導について取り組んだので紹介します。
眼科で手術を受けられる患者さんは、毎月100人前後おられます。術後は点眼薬が処方されますが、手術後はしばらくの間見にくい状態となること、また白内障手術は高齢の方がほとんどで細かい手先の作業が難しい方が多くいらっしゃることから、点眼の方法について、DVDを作成しました。 DVDでは、手術後の注意点や点眼時のポイントなど分かりやすく説明しています。そしてDVD視聴後、看護師が理解度を確認し、患者さんに合わせた点眼方法を一緒に考えていきます。
患者さんの病室で左の写真のようにDVDを視聴します。患者さんからは「分かるまで何回も見れて有難いです。」というご意見を頂きました。
このQC活動は、業務時間外に行うことが多かった眼科の退院指導をなんとか業務時間内に行いたいということから始まりました。DVD作成以外に、医師や薬剤師の協力を得て、患者パスを見直し分かりやすくするなど、退院指導にかかる作業を時間内に行えるように移行したことで、患者さん個々に合ったよりよい指導が出来るようになりました。
3月16日、院内でQCサークル活動発表会が開催され2-5 病棟/サークル名【eye(愛)向上委員会】がこの活動を発表し、なんと銀賞と院長特別賞のダブル受賞を獲得しました!
1年間活動してきたことが評価され、皆で喜びました。今後も、よりよい看護ケアのために業務改善活動を続けていきたいと思います。