看護部ブログ

2025-04-02ICU紹介

こんにちはICUです。

ICUでは、毎朝ベッドサイドカンファレンスを行っています。

主治医、麻酔科医師、看護師、理学療法士・作業療法士、薬剤師が集まり、患者さんの治療経過、今の病状やリハビリ状況、看護ケアの内容などを情報共有しています。多職種で情報共有し治療の方向性を統一することでチーム医療がより円滑に行われています。

 

また、早期リハビリ、早期栄養にも取り組み、多職種で専門職の意見を共有し連携することで患者さんに最も適した良質な治療を提供できるようにしています。

重症な患者さんの回復にリハビリ、栄養管理は欠かせません。人工呼吸器装着中の患者さんでもベッド上での呼吸リハビリ、離床、早期栄養を積極的に行っています。   

 

多職種が関わり、情報を共有し連携を図りながら協力することで多方面の専門的な立場から患者さんの回復へのサポートができます。私たちはこれからも患者さんのQOLを尊重し、早期回復と苦痛緩和にチーム一丸となって取り組んでいきます。

2025-03-11医療安全推進室の取り組み紹介

医療安全推進室の取り組み紹介

                                                医療安全推進室

入院中の転倒・転落は骨折などの大きなケガにつながる可能性があり、私達は、さまざまな対策をとっています。

今回紹介するのは、「衝撃吸収マット」です。このマットは、転倒・転落が起こった際、その衝撃を緩和することで、損傷を最小限にとどめることが可能な製品です。

患者さんが入院してきたとき、転倒転落の危険性のアセスメントを行い、マットの使用が望ましい患者さんのベッドサイドや、トイレまでの通路に使用しています。現時点では試用段階ですが、患者さんにとって安全な療養環境の提供に努めていきたいと思います。

 

 

 

                                         

2025-03-10第25回 福井赤十字病院QCサークル活動発表会

第25回 福井赤十字病院QCサークル活動発表会

 

  2025年3月8日、第25回QC大会が開催されました。今年度は各病棟、地域医療連携課、

 医事第一課、看護助手連絡委員会と、全9チームがエントリーしました。

  銀賞受賞された入退院支援センターの発表では、小松副院長から鋭い質問がなされ、会場と白熱したやり取りが行われました。

 

    

 

 

            

 

 QC初エントリーの看護助手連絡会(看護助手パワー)が、

金賞と院長特別賞をダブル受賞されました。

医療安全管理担当の山崎副院長からもQC継続のお言葉お頂き、看護助手チームのモチベーションは高まりました。       

                             

 

  笑顔の授賞式です。一年間の業務改善活動に取り組まれた皆様、おめでとうございました。

  さらなる、医療の質改善のために、QC活動を継続していきましょう。

      

2025-02-13看護部ブログ  2-4病棟

2-4病棟は、主に産婦人科、乳腺外科の患者さんと、産科の患者さんのケアをしている院内唯一のレディース病棟です。年間分娩数は約280件で、看護師・助産師が協働して妊産褥婦と新生児のケアを行っています。今回は、助産学専攻の実習施設として、学生を受け入れていることをご紹介します。

 

【助産学専攻学生が行った褥婦さんへの「指導」の様子】

産婦さんが分娩で入院されたら、病棟スタッフが助産学生に指導を行いながら一緒に経過をみます。助産学生は、陣痛を乗り越えている産婦さんに寄り添い、リラックスできるよう呼吸法で誘導します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【褥婦さんへの「沐浴指導」の様子】

分娩となったら、安全、安楽に分娩できるように助産学生と一緒に介助し赤ちゃんをとりあげます。元気な赤ちゃんの泣き声を聞けた時は、緊張の中でもホッとすると同時に喜びを感じる瞬間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度実習された助産学生さんの感想を聞いてみました。

🌸どの助産師さんも、学生の「こうしたい」という思いに添ってアドバイスくださるので、主体的に実習を進めることができ、学びが大きかった。

🌸赤ちゃんの心音が下がるなどの素早い対応が必要なときは、即座に対応下さり、母子の安全を守りつつ実習ができる様、全力でサポートしてくださっていることが伝わり心強かった。

🌸分娩介助や指導に対する振り返りの場を必ず持って下さり、時間を割いて丁寧にアドバイス頂けたので、多方面からの視点で学ぶことができた。

🌸助産師に対して、最初はぼんやりしていたイメージが、何人もの助産師さんに指導を受け、「私ならこうする」といった熱意とポリシーを持った助言に触れ、理想の助産師像見がえてきた。

無事実習を終えた助産学専攻の学生の方が、多くのことを学ばれたことが分かり、2-4病棟一同大変うれしく思います。実習指導をとおして、私たちスタッフも日々研鑽をしながらがんばっていきたいです。

2025-01-30訪問看護ステーション紹介

 R6年12月16日、福井赤十字病院在宅症例検討会に参加し、訪問看護の事例を提供しました。今回は、見える事例検討会(緩和ケア版)の手法を用いて、かかわりの困難と感じているところを明らかにし課題解決に向けて話し合いました。

 「見える事例検討会」の手法とは、実際に今起こっている事例について、事例提供者にインタビュー形式で聞き出した情報を独自のマインドマップに描き、多職種の参加者からの質問に基づいて情報を集めることで、状況や課題を見える化します。そして、参加者それぞれの視点からの意見をまとめて考えアクションプランを決定していく方法です。

 実際に事例提供したスタッフは、多職種を前に話をすることや質問に答えていくことに、緊張していましたが、新たな視点に気づくことができたと感想を述べており、ケアの方向性を見出すことができました。

 今回のように、多職種の意見をいただける機会を逃さず、訪問看護師として成長できるように努めたいと思います。

 

 

2024-12-25福井赤十字病院キャリア開発ラダー授与式

 2024年12月20日、福井赤十字病院キャリア開発ラダー、前期承認式が開催されました。今回は看護師 31名(実践者ラダーⅠ:18名、ラダーⅡ:9名、ラダーⅢ:3名、管理者ラ

ダーⅠ:1名)が、小松院長より承認を受けました。

キャリア開発ラダーは、赤十字施設の看護職(保健師、助産師、看護師)が段階的に看護実践能力を向上させ、それを組織が承認していく赤十字病院共通の継続教育のシステムです。 看護師一人ひとりのキャリアに応じた課題を行い、評価会でその実践力が認められるとラダーが認定されます。

本日キャリア開発ラダーを認定された看護職の皆さん、おめでとうございます。これから更に上の段階を目指して一緒に頑張りましょう。

 

 

今年度より看護助手キャリア開発ラダーが開始されました。看護助手キャリア開発ラダーとは、「①医療に従事する者としての仕事への取り組む能力、②赤十字に関すること③看護助手業務実践能力」の3つの領域に対して、看護助手が業務実施に必要な能力を段階的に表したものです。 

承認式では、本院初の看護助手ラダー取得者5名(看護助手ラダーⅠ:1名、ラダーⅡ3名、ラダーⅢ1名)が、院長より賞状とラダー取得を表した(★マーク)資格認定シールが授与されました。(名札に貼付することができます)

 

 

これからも、よりよい看護が提供できるように、看護チームとして一緒に頑張っていきましょう。

本日は、おめでとうございました。

2024-12-23お誕生日おめでとう

こんにちは!1-4病棟・BCです。

私たちの病棟は小児と成人の混合病棟で、ベビーセンターも併設しています。小児科では、小さな頃から病気と共に成長し、懸命に治療を受けられている方がいます。今回のブログでは、11月に20歳の誕生日を迎えた患者さんの「お誕生日会」の様子をご紹介します。

記念すべき20歳の誕生日ということもあり、病棟をあげてお祝いすることにしました。担当看護師が小児科医師・病棟師長・病棟スタッフ(看護師や保育士・看護補助者)の協力を得ながら準備しました。患者さんのご家族さんにもお誕生日会に向けて準備をしてくださいました。お化粧をしたり髪型を整えたりして大人の女性に変身しました。

当日は、こんなにたくさんの人たちが患者さんを囲んで、★Happy Birthday To You★を歌いました。みんなからの「おめでとう!!」の声が飛び交っていました。

2024-11-20第25回フォーラム  「医療の改善活動」全国大会in岐阜

11月15.16日、岐阜県において、第25回フォーラム「医療の改善活動」全国大会が開催されました。

当院からは、MSMリンクナース会、2の5病棟、看護係長会の3題が発表に臨みました。

結果は、係長会の「おかえりなさい」グループが優秀賞を受賞することが出来ました。

本当におめでとうございます。この発表は、看護師が働きやすい職場を目指すために、業務移行時間の明確化、リーダーによる業務調整、日勤・夜勤区別のための色違いのスクラブ導入等様々な対策を実施した結果、時間外の業務を改善することが出来た活動です。丁寧な分析をして対策を実施した効果が出ました。

 

久しぶりに大会に参加させて頂いた感想は、発表される方々が楽しそうに生き生きしているなということです。QCサークルは「第一線の職場で働く人々が継続的に製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う小グループ」とされています。だからこそ、単発の発表に終わらずに、再度PDCAサイクルを廻すことが必要であり、継続した活動を行うことが、さらなる改善活動に繋がるということを改めて感じました。

毎日忙しい日々ですが、その中で継続して改善活動を行うことの大切さを改めて感じた2日間でした。参加された皆さま、おつかれさまでした。

                  JUN

 

駅前で、信長様がお出迎え

フォーラム会場前

参加者で記念写真

2024-11-15「じょっぱり」上映会

 11月13日講堂で、映画「じょっぱり」の上映会が行われました。約50名の看護師が参加し、楽しい時間を過ごしました。

「じょっぱり」とは津軽弁の一つで、「意地っ張り、頑固者」と言う意味です。この映画は、戦中戦後の激動期に保健と看護に尽力し、「青森のナイチンゲール」と評された実在の人物・花田ミキ(1913~2006)の生涯を描いたものです。花田ミキさんは、従軍看護婦として3回招集され、20代のほとんどを戦場で過ごしました。多くの兵隊の死、治療をして動けるようになるとまた戦場に送られてしまう矛盾に「命を阻むものはすべて悪」との考えに至り、生涯にわたりその思いを実践に移しました。

 花田ミキさんは、ポリオワクチンのない時代に、八戸赤十字病院で看護師としてポリオ集団感染の対応に取り組みました。また、青森県は、全国でも乳児死亡率が高く、経済問題をはじめ地域の保健衛生上の課題が多い地域でした。当時の知事の協力を得ながら、保健衛生状況の改善にも取り組みました。

 参加者たちは、「保健と看護」生涯をささげた花田ミキさんの生き方に、感動しておりました。

2024-11-15内科外来「持続グルコース測定器(リブレ)について」

内分泌・代謝科では糖尿病の患者さんが多く通院されています。今回は、2017年より、新たに保険適応になりました、持続グルコース測定器について紹介させていただきます。

 

【糖尿病と血糖管理】

糖尿病において、日々の血糖管理は治療の重要な指針になります。インスリン注射をされている患者さんの多くは、血糖値を自分で測定していただき、血糖値の記録をされています。血糖測定は、指先に針を刺して血液を出し、血糖測定器で血糖値を測定するという流れになりますが、指先に針を刺すことによる痛み、血糖測定を行う場所の配慮、血糖測定器の携帯、医療廃棄物が出るなど患者さんへの負担は非常に大きなものになります。

 

【持続グルコースモニタリング(以下リブレ)の紹介】

リブレは皮下センサーを留置し間質液中のグルコース濃度(血糖値に準じた値)を測定することができます。患者さんは2週間に1度500円玉程度の大きさのセンサーをご自身で装着していただきます。

 

スマートフオンを利用されている患者さんには、アプリをダウンロードしていただき、スマーフオンをかざすことでグルコース値をみることができます。スマートフォンを利用されていない方も、専用の読み取り機をかざすことで、同様にグルコース値を読み取ることができます。

 

 

 

【ご利用された患者さんからの感想】

 実際に装着された患者さんからは「血糖値の変動がグラフでわかるから、食事に気を付けるようになった」、「今まで指で測るのが痛かったから、これはいいね。」「寝てる時の値もわかるんだね。」等の声が聞かれています。実際に食事療法の変化に繋がった方や運動療法に繋がった患者さんもいらっしゃいました。 

 私たち看護師も、装着体験をさせていただき、「カレー食べるとすごく上がりますね。」と身をもって体感することができ、患者さんの療養指導にも活かすことができています。

 

 リブレはこのようにメリットがあります。ご興味がある方は、ぜひ内分泌代謝外来の看護師に声をかけてください。患者さんがよりよい生活ができるよう、看護師が支援させていただきます。

2024-11-08秋の叙勲

秋の叙勲で、井上和子元副部長さんが、瑞宝単光章を受章されました。おめでとうございます。

 

2024-11-08日本手術看護学会優秀演題受賞

今年度10月19.20日 札幌で開催された第38回日本手術看護学会年次大会において、中央手術室の演題(発表者岩佐友美係長、共同演者今村将也さん)が、優秀演題に選ばれました。

演題は「対面式から非対面式(PHS)に方法を変更した術中訪問の課題」です。

「術中訪問」は、手術を待つ患者家族の不安軽減に効果があるとされていますが、看護師の負担や時間的制約などの理由から導入されている施設が少ないのが現状です。本院では、術中の家族のご不安を少しでも減らしたいと考え、6年前より術中訪問の方法を対面式からPHSを用いた非対面式に変更し、ほぼ全例の患者家族に実施することができるようになりました。

本院手術室での取り組みに、他施設からも質問が寄せられ、術中訪問の実施率向上に向けた課題とその改善方法に関心を持っていただけました。

 

2024-10-30第21回全国赤十字病院スポーツ大会

2024年10月26.27日、熊本で全国赤十字病院スポーツ大会が開催されました。

 

1日目の本戦では、熱い戦いを展開しましたが、残念な結果となりました。

2日目のフレンドリーマッチでは、両チームともに勝ちました。

 

病院の皆様、くまモン、ハートラちゃん、応援ありがとうございました。

2024-10-28がん診療センターブログ

【がんサロン】

がんサロン~おもいでな~は、今年度3回開催しています。

皆様の心の安らぎと癒しの場になるよう徐々に開催回数を増やしていこうと考えています。

 

 

 

 

 

【がん征圧月間】

 病院経営課との連携で市民公開講座を開催し、がん征圧月間にちなんだ院内展示も行いました。

講義を聞き「乳がんの事を知って、検診受けなきゃと思った」という声や展示物を熱心に見入っている患者さんの姿が印象的でした。

リレーフォーライフは、今年度から福井市中央公園で開催されました。街中散歩の方達が立ち寄られ賑わいました。ライトアップも美しかったです。

がんについて考えた月間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-10-281-7病棟 電子カルテ更新による病棟業務の変化

 こんにちは、1-7病棟です。

10月に電子カルテ更新があり、現在新電子カルテで業務を行っています。見た目は何も変化ない電子カルテですが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れたカルテです。

 導入直後のスタッフは右往左往し一緒に活用方法を模索していました。まだ不慣れな面はありますが、導入までに色々な準備をして導入後1週間が経過し少しずつ活用できるようになってきているのではないかと日々スタッフの様子を見ていて感じています。

 

 

 新しい電子カルテには便利機能があります。その一部を紹介したいと思います。

 これまで患者さんの、体温や血圧を測定後に数値を手入力していましたが新電子カルテでは自動で入力する機能がついています!電子カルテにある、読み取る部分に体温計などの機器をかざすと数値が自動で入力できます。

DXを活用し入力や記録の時間短縮により患者さんのケアの充実に繋げる機能だと思うので、ぜひベッドサイドでの患者さんの看護ケアの充実に繋げたいと思います。

 

 血糖値も測定値を患者さんのカルテに自動で入力されます!

 血糖値を読み込むポケットチャートは、その他にも便利機能があるのでITを活用して日々の業務を安全に行うことができるようにスタッフと共に歩んでいきたいと思います。

2024-10-10福井市健康フェアに体験コーナーブース出展

 令和6年10月6日ベルあじさいホールで福井市主催の健康フェアが開催されました。福井赤十字病院は参加団体の一つとして、体験コーナー「医療機器を使って健康チェック&ケガの手当てをしよう」を担当いたしました。

 

 

2024-10-10腎センターのリハビリについて

こんにちは

腎センターは、泌尿器科外来・腎臓内科・膠原病内科・透析センターからなっています。

今回は透析センターでのリハビリの様子をお伝えします。

 

透析の患者さんは、透析による活動時間の減少により運動が不足する傾向にあります。

そこで透析中の時間を利用して運動を行い筋力の向上や、体力の向上をはかっています。

 

透析中は、下の写真のような器械を使用して、下肢の持久力をつける運動(有酸素運動)をしています。

 

腎臓リハビリの研修を受けた看護師も指導や声かけを行っています。

 

上記運動の他、筋力をつける運動や、柔軟性を保つ運動なども行っています。

適度な運動をすることで、転倒予防や日常生活の活動性向上などの効果があります。

また食欲増進や、睡眠改善などの効果もみられます。

 

患者さんからは

「毎朝散歩をしている。歩く距離が長くなってきた。だけど疲れないようになった」

「床から立ち上がれるようになった」

という声が聞かれました。

 

運動は続けると必ず体力が向上し、やめると元に戻ります。

普段の生活でも少しでも動くことを心がけ、体力向上に努めるように声かけしています。