看護部ブログ

2013-12-24キャンドルサービス

恒例になったキャンドルサービス。

昭和31年から始めたキャンドルサービスが今年も20日に、職員230名が参加して行われました。

会議で遅れた私はキャンドルの明かりと歌声を頼りにカメラを持って病棟へ。

暗い廊下を照らすキャンドルの灯

・・ナイチンゲールもこのようにキャンドルを手に傷病兵を見回ったのだろう・・と約160年前のクリミア戦争にそんな思いをはせながら、撮った写真は真っ暗だったり、ボケボケだったり・・腕が悪いのか、カメラが悪いのか・・。

広報担当者の撮影した写真をもらいました。さすが、Aさん。バッチリです。

 

2013-12-20「感情労働」燃え尽きないで

上記タイトルの新聞記事を読みました。

『感情労働』は、『肉体労働』、『頭脳労働』に次ぐ第3の労働形態として、アメリカの社会学者アーリー・ホックシールドさんが提唱した概念で、看護職は高度な感情労働を必要とする職業の代表格であると言われています。

・・・感情労働は、肉体や頭脳だけでなく「感情の抑制や忍耐などが絶対的に必要」である労働を意味し、人間の感情に労働の負荷が大きく作用する。感情労働に従事する者は、たとえ相手の一方的な誤解や失念、無知、無礼、怒りや気分、理不尽かつ非常識、非礼な要求であっても、常に礼儀正しく明朗快活にふるまい、相手の言い分をじっくり聴き、的確な対応、処理、サービスを提供する・・。

そんな感情労働は燃え尽きやすい。

感情労働の研究者 武井麻子先生(日本赤十字看護大学教授)は、「燃え尽きてしまわないようにするには弱音も嫌な体験も率直に話すこと、『自分だけではない』と実感することや『わかってもらえた』と思えることが大切」と言われています。「話し合える時間があること」、「分かり合える仲間」がいることが大事かなと思います。

「わかってくれる人がいる」「わかってもらえたと思える」ことは頑張る力をくれます。それには、まず、話すこと。そして、聴く(聞くではない)ことから・・。

2013-11-29デイパートナー方式

福井赤十字病院では2011年から看護方式にパートナー制を取り入れてきました。

目的(期待していること)は

 一つ目は お互いが協力することで業務の効率化が図れること

 二つ目は タイムリーに確認作業ができて、医療安全につながること

 三つ目は OJTができ、お互いの学びになること

です。

今回、「看護主任業務」の11・12月号と「看護管理」の12月号で、デイパートナー方式を紹介することができました。

新人看護師や勤務交代で不慣れな看護師も安心して働けるシステムだと思います。お互いがパートナーとして信頼し合い、もっともっと「やさしい看護」ができるようになったらいいなと思います。

2013-11-27草津温泉に行ってきました

・・・・草津 よいとこ 一度はおいで

 ア ドッコイショ

 お湯の中にも コーリャ 花が咲くヨ

 チョイナ チョイナ

 お医者様でも 草津の湯でも

 ア ドッコイショ

 惚れた病は  コーリャ  治りゃせぬヨ

 チョイナ チョイナ・・・・

と歌われている草津温泉に行って来ました。

『くさい水』が『草津』になったとのことで、地元の人たちは「くさづ」というそうです。

自宅を出たのは朝の8時、草津温泉に着いたのは18時30分。なんでそんなに遅くなったか?いろいろトラブルがあって・・・。

草津に着いて、湯畑前で写真を撮っていたら、おじさんに「そんなとこで撮っても、煙ばっかしか映らんよ。下から撮らにゃ」と言われ、確かにバックは真っ白でした。翌日は反対側から撮りました。昔はこの湯畑から流れ落ちてくる下で温泉に入れたそうです。

なんと混浴だったと。しかも囲いなし。“pH2”なので、お持ち帰りは難しいようです。

湯だまりに投げられたお金も溶けていました。確かにイオウのにおいがプンプンして、温泉に来た!って感じです。ライトアップされた湯畑は10時間かけて来た甲斐がありました。サードレベル研修の同期生と美味しい料理をいただいて、たっぷり温泉に入り、身体も精神(こころ)もリフレックスした休日でした。

2013-11-25素敵なメッセージ

11月22日に入院中の患者さんが書いてくださった短冊が届きました。

「感謝」を短冊にして送っていただきました。

私たちのほうこそ患者さんに「元気をありがとうございます」と感謝です。

2013-11-19慰労会

日本赤十字社では、2011年10月から看護大学や全国赤十字病院の看護師が協力して、福島県いわき市浪江町で健康相談・健康調査に行っています。

福井からは相模看護係長を1か月間派遣しました。ちょうど『日赤なみえ保健室』の開所式があり、そこの責任者として、元宮内庁勤務をしていた中川直美さんが赴任しており、相模看護係長の活躍を高く評価していただきました。

同じ10月に消化器科の松永先生は伊豆赤十字病院へ応援に行かれていました。急性期の当院とは違い、ご苦労もいろいろあったようです。

そんな二人の報告も聞きながら、ささやかな慰労会をしました。

 

 

2013-11-13in 大阪

11月8日、病院からグアムに向かう人たちがいる一方、私たちは大阪の第15回フォーラム『医療の改善活動 全国大会 in大阪』に出かけました。

来年のフォーラムは当院が担当することになり、今回は視察。

8日は社員総会と幹事会があり、休憩なし3時間半の会議で、運用等について検討しました。

9日の午前中はセミナー。

9日の午後と10日はフォーラムでした。エントリー139題、参加者約850名。

学術集会とはどこか雰囲気が違って、同じ会場でいろんな職種の人たちの改善活動の発表があり、視点の違う質問があったりして参考になりました。

ちなみに当院からは3題の発表があり、2題が優秀賞に選ばれました。

9日の特別講演では従業員35名という東大阪市のアオキ社長のお話でした。

どんな会社かというと人工衛星「まいど」1号を作った会社、そしてボーイング社の認定工場・・・です。

野口院長とよく似た柄のネクタイをされて登場したアオキ社長は「いいネクタイでっしゃろ」と大阪弁で実に楽しくお話を聞かせてくださいました。

ボーイング社の認定工場に手上げをして、選ばれた理由が・・

・・「従業員の目が輝いているから」だったそうです。

9日の夜は懇親会。

大阪市立大学の方々の大阪らしいおもてなしを受けました。

著名な先生方と気安くお話をさせていただいて恐縮でしたが、教えていただくことがいっぱいでした。

 

2013-11-13院友会旅行はグアムへ

先週末は院友旅行はグアムでした。

こんな素敵なホテルのこんなリッチなお部屋に泊まり、こんなきれいなプールで泳ぎ、こんなお姉さんたちのダンスを見てきたみたいです。

 

 

若者たちは、グアムで何をして楽しんできたんでしょう?

2013-11-08プリンセス・シーナカリン賞

元法務大臣の南野知恵子先生がタイ王国プリンス・シーナカリン賞を受賞されました。

11月5日には、看護協会坂本会長や日本赤十字社小森看護部長らが発起人となって祝賀会が開かれたそうです。

プリンセス・シーナカリン賞は、2000年にプリンセス・シーナカリンの生誕100年を記念して創設されました。毎年1名(または1団体)に看護や助産などの進歩発展に寄与した人に贈られる国際的賞で、日本人としては2人目(1人目は南裕子元看護協会長)の名誉だそうです。

2013-11-08学会発表で座長賞をいただきました

今日の運勢は最下位だったけれど、朝からいいニュースがありました。

クリニカルパス学会に参加した相模係長と西川ナースから、参加報告がありました。

発表のポスターのできも上々で、発表の結果『座長賞』をいただいたと。

頑張っていることが認められてよかった!

 

2013-11-05叙勲

前看護部長の青山操さんが瑞宝単光賞を受賞されました。

11月3日、文化の日の新聞に載っています。

そして、11月5日、県庁でいただいた勲章を持って、訪ねてくださいました。

先輩の受賞は後輩の励みにもなり、うれしいです。

今は、孫守りに専念されているという青山さん・・。

着物姿の青山さんと看護部メンバーで記念撮影をしました。

 

2013-10-28ANGKOR

10月24日~27日は院友旅行でシュムリアップに行って来ました。

シュムリアップはカンボジア第3の都市、アンコール遺跡がある街です。

日本からの直行便はなく、中部国際空港を11時15分に発って、ハノイ経由シュムリアップに到着は19時10分(日本時間)でした。

まず、驚いたのはシュムリアップでの入国手続き。

まずは顔写真撮影、次に両手の指紋撮影をして、やっと入国です。

その日はクメール料理を食べて、ANGKOR BEERを飲んで、おやすみ・・・・すればよかったのに、ホテルに入った私は、「コーヒー飲む?」とあれだけ禁じられていた水道水でコーヒーを入れてしまいました。

二人とも大丈夫のようなので、よかったですが・・・。

翌日朝から、アンコールトムやアンコールワットを回りました。

アンコール=王朝、都  トム=大きい  ワット=寺院

アンコールワットは一つの寺院ですが、アンコールトムにはいくつもの寺院があります。

本当によく歩きました。

夜は『足つぼマッサージ』に行きました。周りはスースー寝息が聞こえ始めたけど、私は痛くて体に力が入ってしまいました。(後半は眠ってしまいました)

 

出国もまた大変でした。手続きは遅いし、取り調べは靴も上着も脱がされ、ベルトも取って調べられるし、愛想はないし、日本ってなんていい国なんだろうと思いました。

2013-10-19日本赤十字社医学会総会 in 和歌山

10月17・18日、日本赤十字医学会総会が和歌山でありました。

ホテルの窓からは和歌山城の美しい姿が望めました・・

和歌山(紀州)は徳川8代将軍吉宗公の生地です。

吉宗公は藩政改革を行った人で、目安箱などが有名ですが、紀州藩を継ぐ前は越前国丹生郡の藩主でした。

お兄様方が亡くなられて、紀州藩を継ぎ、後には8代将軍となるわけです。

そんな和歌山で第49回の日赤学会がありました。

福井赤十字病院の看護部からは11題の発表がありました。

発表時間が幾つも重なっており、全部の発表が聞けなかったのが残念です。

みんな若干緊張はしていたけど、堂々とした発表でした。

夜の懇親会ではごちそうがいっぱい。マグロの解体ショーもありました。

ただ、参加していたのは看護師長だけ?

「みんなは院長や部長との食事は緊張するんじゃないですか?」と言われ、まぁ、そうか・・・ちょっとさみしい・・・と思う私でした。

2013-10-13岐阜は快晴

今回初めて岐阜駅で降りました。

新幹線を利用するようになって、『岐阜駅』を通ることも少なくなりましたが、ましてや降りたのは今回初めてです。

岐阜駅の前のローターリーには黄金の織田信長公がお出迎えでした。

 

全国の赤十字病院の看護部長会では看護職の処遇や体制等、7つのテーマについて検討を行っています。

私たちはその一つ「時間外勤務について」を担当しています。

ワークライフバランスを考え、できるだけ定時に帰宅することを目標に。

まずは現状調査をしようとしているところです。

2013-10-11接遇研修

2020年東京でのオリンピック開催が決まり、プレゼンテーションの「お・も・て・な・し」が話題になりました。

そう、「hospitality」ですよね。まずは、看護師長さんたちが患者さんの心に届く接遇ができるようにと、元福井赤十字病院看護師長で宮内庁に9年間勤務していた中川直美さんを講師に、3回シリーズで接遇教育をお願いしました。

接遇研修では、立ち振る舞い、コミュニケーションマナー、来客対応マナーなどを中心に講義していただきました。そして、そのことが日本赤十字社医療事業部通信で紹介していただきました。

 

2013-10-08石田まさひろ氏来福

10月1日に石田まさひろ氏が来福されました。

ファーストレベル研修の講義に来福中の大島敏子先生もご一緒に、歓談のひと時でした。

医療職(三)の現状とあり方についてお話がありました。これは今話題の一つです。

「2025年問題を目の当たりにして、だんだん進む少子化の時代に医療職を大事にした思い切った政策をとっていただかないと医療は成り立っていかないのではないか。日本看護協会長さんの言われるセカンドライフとして、定年後のスタッフが働くのも一つかもしれませんが、それだけでは解決しないでしょう。」と話しました。

要求するからには、我々自身がそれに見合うよう自己研鑽しなければなりませんけどね。

 

2013-09-19変な音

17日の朝、出勤時に病院のご近所の方から、「病院から変な音が一日中してますよ。」と声をかけられました。

確かに、なんか変な「ジーーー」とも「ジリジリ・・・・」とも聞こえる音が・・どこからか聞こえてきます。

病院の中に入ると聞こえなくなるのですが、私の部屋(管理棟4階北側)の窓を開けたら、聞こえます。

何の音?虫の声?イヤ、それとは違います。

事務部の人に確認してもらったら、病室(陰圧室)の空調の機械の傷みだったとか。

早速修理の手配をしてくれました。

ご近所のみなさん、ご迷惑かけて申し訳ありません。

2013-09-18またまた、東京・・・

9月8~9日、日本看護協会(原宿)に行きました。

8日の午後、特急しらさぎに乗って、米原経由東京へという予定で指定席をとっていました。

時間通りしらさぎが福井駅に入ってきて、ホッとしました。

というのも8月23日には「風のため、しらさぎは12、3分遅れています。」

というアナウンスを聞いて、待つこと55分。今日は時間通りでよかった!!

さて・・・・列車に乗って約1時間後・・・・

「あと4分で米原です。米原でお乗換えのお客様は・・・・」

というアナウンスとともに列車のスピードが落ち、アナウンスが終わると同時に、列車は止まりました。米原駅が停電とのこと。

斜め後ろのオジサマは酔っぱらっているのか?大きないびき・・・時々わけのわからないこと叫んでいる・・・

アナウンスが何回もあり、謝罪と状況説明を繰り返していました。

そして、30分後、やっと米原駅構内に入りました。東京には65分遅れで到着。いろんなことが起こります。

しかし、頻回のアナウンスは大事だと思いました。

2013-09-17また東京に

看護管理学会の翌週8月29・30日も東京にいました。

日本赤十字社で看護部長研修に参加し、夜はナイチンゲール賞を受賞された石巻赤十字病院金副院長兼看護部長の祝賀会が竹芝で行われました。

レインボーブリッジやお台場、スカイツリー等眺めの素敵なところでした。

今年のナイチンゲール賞は世界で32名(日本:2名)が受賞され、日本ではトータル105名の方が受賞されています。

現役の看護部長さんとして赤十字の部長さんが受賞されたことは本当に誇りですよね。

ちなみに、福井赤十字病院でも、過去2名の方が受賞しています。

日本中で受賞された105名中2名が福井赤十字病院の看護部長なんてこれまた、すばらしいと思いませんか?

2013-09-13レインボーブリッジ・看護管理学会

お盆過ぎから、9月上旬とあわただしく過ごしました。

8月23日~24日は東京ビッグサイトで行われた看護管理学会に行って来ました。

ビッグサイトは新橋から『ゆりかもめ』に乗り、レインボーブリッジを渡って、フジテレビ前を通って行きます。

『ゆりかもめ』からフジテレビで『お台場合衆国』を開催しているのがよく見えました。

レインボーブリッジは遊歩道もあって、歩いて渡るのも楽しいです。途中には展望フロアがあって、説明もついています。

26日はレインボーブリッジ開通20周年で虹色に輝いたそうです。

学会は3000名を超える参加者で、どの会場も人でいっぱいでした。

私がこの学会に参加する楽しみの一つは研修仲間に会えること。

今回もセカンドレベルで、お世話になった先生やや同期の仲間と会って・・・

ほんのひと時でしたが、ホッとする時間でした。

菅田先生には福井県のセカンドレベルの研修もお願いしてお世話になっています。

日本看護協会から『看護の質』の評価項目が示されて、これからデータ収集が始まるという話がありました。『看護の質』をOutcomeで評価するのは難しく、最近は構造や過程で評価するという動きが出てきています。

全国レベルでデータ収集ができたり、自部署のベンチマークができるシステムなど、とても関心をもって聞いてきました。