看護部ブログ

2023-07-042-6病棟ブログ

こんにちは、2-6(呼吸器内科・呼吸器外科)病棟です。

今回は昨年に取り組んだQCサークル活動の一部をご紹介します。

 

QCサークル活動では患者さんに安全な看護を届けるために「術後患者の安全な離床の定着化」をテーマにリハビリスタッフと一緒に取り組みました。

 

当病棟では肺の手術を受ける患者さんが頻繁に入院され、手術翌日にはリハビリが始まります。

翌日にもう動くのか!と思うかもしれませんが、手術後になるべく早くベッドから離れること(早期離床)のメリットには以下のようなことが言われています。

  • 全身の血流がよくなることで術創の早期回復に繋がる
  • 体を起こすことで呼吸状態が改善される
  • 下肢のポンプ機能を促進することで、深部静脈血栓症の予防にもなる   などです。

リハビリスタッフと看護師がタイムリーに情報共有できるようにしたことで、今までよりも患者さんの離床安全に、かつ苦痛が少ないようにチーム医療で行われるようになりました。

また、離床基準を作成したことで、経験が少ない看護師にとっては、ベテラン看護師の判断を「見える化」することに繋がり、個々の経験値の差を少なくできたと思います。

 

写真は、作成した基準を使って術後の患者さんが初めて離床しようとしている場面です。

 

これからも術後の患者さんの安全・安楽な療養生活をサポートするために、多職種の医療チームでよりよい方法を考えていきたいと思います。

2023-06-12フィンドレー大学施設見学

6月5日、福井県立大学の学術交流で来福された、アメリカのフィンドレー大学の大学院医師助手学科院生4名と看護学部学生2名が当院に病院見学に来られました。

まずは、小松院長からの挨拶、病院概要説明がありました。なんと流暢な英語!

すばらしいプレゼンの後は、救急外来、1の6病棟、SCU、手術室等の見学をして頂きました。アメリカに留学経験のあるT看護師には、病棟案内を英語でして頂きました。「医療英語の説明は難しかったですが、勉強をし直すよい経験となりました。」との感想。

見学された学生さんが、積極的に質問や意見交換する姿が印象的でした。救急外来では、医療安全の6R確認はアメリカの病院でも同じだと話したり、転倒・転落の危険度の表示に興味をもってくれたりと、医療安全のリスクは世界共通なんだと改めて感じました。

又、このような機会があるといいですね。(とても英語は話せませんが・・)

Jun

  

 

2023-05-231-7病棟ブログ

こんにちは、1-7病棟です

木々の緑が日に日に濃さを増し、自宅の庭のシャクヤクが咲きほこり春の風を感じる今日この頃です。シャクヤクの花言葉は「はにかみ」「謙虚」「恥じらい」などがあるようです。

日々関わる全ての人に対して、シャクヤクの花言葉の一つである

「謙虚」を大切にしたいと思っています。

 

 

 

5月は日本赤十字社の創立記念であり「赤十字運動月間」です。

日頃、目にする赤十字マークの配色や意味について、改めて調べてみました。赤十字マークの配色は、赤十字の創設者アンリー・デュナンの祖国であるスイスに敬意を表して、スイス国旗の配色を逆にしたものが基になっているようです。

赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークです。紛争地域等で「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。つまり、赤十字マークは、いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークです。

また5月12日は、白衣の天使と言われたフローレンス・ナイチンゲール生誕記念日です。

1の7病棟では、赤十字運動月間として、朝の申し送りの時間に看護について語る活動を行っています。

赤十字の基本原則についての本に目を通して、赤十字の7原則の中から原則を一つ取り上げて自分の看護観を言葉で伝えています。自分の看護観を同僚に知ってもらうことの大切さや、他のスタッフの看護観を知り日々の看護について考える機会に繋がっていると思います。スタッフの看護観を聞き、スタッフの成長を感じることも多く、嬉しく頼もしい気持ちになり私自身も日々の看護について改めて考える機会となっています。

        

2023-05-16救護員任命式

こんにちは!教育推進室です。

5月9日 日本赤十字社福井県支部において「救護員としての赤十字看護師任命式」が行われました。

日本赤十字社では100年以上にわたり救護員としての赤十字看護師を養成しています。

赤十字科目・救急法の履修と赤十字施設での3年間の実務経験を以って、登録任命に至ります。

 

今年任命されたのは19名の看護師です。おめでとうございます!

これからは、平時でも有事でも、赤十字の理念である「人道」にもとづき、目の前の苦しんでいる人々に寄り添える救護員として活躍されることを期待しています。

   

2023-05-15またまたうれしいニュースがありました!

この度、真鍋副院長兼看護部長が知事表彰を受賞しました。

知事表彰は、公共の福祉増進に功労のあった方、その他広く県民の模範となるべき方を表彰して、その功績をたたえることを目的としています。真鍋副院長兼看護部長の長年に渡る看護の功績が認められました。

 

真鍋副院長は、福井県看護協会の理事として協会の運営をはじめ、県内各施設の看護管理者育成にも尽力してきました。また、当院では感染管理認定看護師として、コロナ感染症における診療体制や感染患者受け入れ調整などコロナウィルス対応全般に渡り指揮をとってきました。

 

5月13日に福井市のハピテラスで開かれた表彰式で中村副知事より表彰状を受け取りました。長年頑張ってこられた真鍋副院長の受賞は、共に働く私たちにとって大変うれしいです。

yu-san

                

2023-05-15ナイチンゲール生誕記念1分間スピーチ

5月12日は、近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ「看護の日」と制定されています。

 

当院では看護の日の記念事業の一環として、1分間スピーチを1958年(昭和33年)から行っており、今年で65回目を迎えます。

今年も各部署の看護師が患者さんや家族との看護にまつわる様々なエピソードを語り、看護への熱い思いが伝わってきました。この1分間スピーチを聞くと、改めて看護師を目指した頃の思いに立ち返り、看護のすばらしさに触れることができます。

フローレンス・ナイチンゲールの生誕から203年が経ちますが、看護への思いは繋がっていきます。                                                              

yu-san

2023-05-10うれしいニュースがありました!

この度、瑞宝単光章・看護業務功労を当院の内田智美元副院長兼看護部長が受章されました。

内田元副院長は、当院で41年間キャリアを積まれ、看護の発展に大きく貢献されました。

赤十字病院が力を入れている災害医療においても、看護師として当院初のDMAT隊員の資格を取り、2007年能登半島地震や2011年東日本大震災で救護活動をしています。

退職前の2年間は、コロナ対応に追われる毎日でした。コロナウィルス感染患者により良い看護を行うための体制を整え、わたしたち看護職員の身体的・精神的負担にも配慮してくださいました。これまでの功績が認められた今回の叙勲は、後輩のわたしたちにとって大変誇らしく、励みになります。

 

内田副院長は、厳しい判断を迫られる業務の中にあっても、周囲を和ませるかわいらしい笑顔がとても魅力的です。県庁で行われた授章式のあと、看護部にもご挨拶に来てくださいました。勲章を胸に、晴れやかでかわいらしい笑顔が見られたうれしいひと時でした。

                                    Yu-san

2023-05-09新人看護師ブログ

令和5年度は、35名の新人看護師が入職しました。

5月になり、ローテーション研修を始めています。各部署で先輩看護師に教えてもらいながら、様々な体験を通して看護の知識・技術を高めます。

先日の集合研修では教育担当者の指導のもと、注射の実習を行いました。お互いに注射をしあうのですが、実施する方もされる方も緊張していました。注射の技術を学ぶだけでなく、注射される患者さんの立場も体験することで、痛みや恐怖を感じる事ができたことと思います。この経験が今後の看護に活かされることを期待します。

yu-san

2023-04-10看護部ブログ

こんにちは! 看護部です。

4月1日付けで真鍋看護部長が副院長に昇任しました。また、副部長も内田と松田が加わり4人となりました。

 

今年度は、新院長の小松院長のもと病院の組織が新体制となりました。

看護部も目指す看護師像を明確に打ち出すと共に、次世代管理者の育成のため新たに看護主任という役割を設けました。

看護職員それぞれが自分の役割を果たしながら生き生きと看護ができるよう支援していきたいと思います。

 

 

2023-03-29健診センターブログ

健診センターへ、ようこそ。

毎年の胃カメラって、どうしてこんなにも気が重いのでしょうね☂。。。

そんな風に思っている皆様に、とってもいいニュースです。

細径カメラを用いて、口からの胃カメラができるようになりました!パチパチパチ👏

カメラ先端が 標準径「8.9mm」に対し、細径「5.4mm」とかなり細く、口から内視鏡を受ける方には、大変ご好評を得ております。

さて、どちらが「細径」の画像か、みなさん分かりますか?

「標準径」か「細径」か。実は、血管がよく見えている左側が「細径」です。

画質、かなり良いですよね。そして、生検(組織検査)だって、できます!

えづきはかなり少ないです。つまりは、「良いことづくめ👍😊」なわけです。

もちろん、カメラ中は看護師が優しく、背中をトントンいたしますよ。

ですので、安心してお越しください。

ではでは、当院健診センターのご利用を、心よりお待ちしております。

※内視鏡の画像は同意を得て当院の職員のものを掲載しております。

2023-03-29外来ブログ

こんにちは、外来です。

外来は、本館1階と2階にあり、福井赤十字病院の顔として、患者さんに気持ちよく受診していただけるよう職員一同日々頑張っています。

コロナ禍においては、入館時の検温、面会制限、付き添いの制限などにご協力いただきありがとうございます。

さて、コロナウィルス感染症の拡大に伴い、「院内にコロナウィルスを持ち込まない」「クラスター発生を防止する!」を目標に掲げ、令和2年12月より発熱スクリーニング用のコンテナ(写真参照)を院内駐車場に設置し、発熱などの症状のある患者さんの検査や診察を開始しました。毎日、当番医師と外来看護師が担当しています。発熱スクリーニング開設当時は、コロナ禍が3年間も続くとは全く考えていませんでした。今年の5月よりコロナ感染症のとり扱いが変わりますが、コロナウィルス自体が無くなるわけではありません。まだまだ油断はできませんが、これまでのように各職種が協力し、患者さんやご家族が安心して当院を受診していただけるよう感染防止取り組んでいきたいと思っています。

2023-03-29新型コロナ対応病棟だより

こんにちは、5病棟の紹介をします。

当病棟は、新型コロナウイルス感染症を発症した患者さんを受け入れています。

患者さんのお世話をするときは、防護具を着用し感染予防に努めながら看護を行っています。入院してくる患者さんの中には高齢者や認知症の方も多く、リハビリ療法の他に、デイルームを利用した『プチ院内デイサービス』を行い、入院によって起こる体力の低下やせん妄発症を予防するために取り組んでいます。また、ご希望に応じiPadを用いてのリモート面会や、1階の病棟ということもあり窓越しでの面会を実施しています。ご家族との時間を持つことで患者さんの表情がほころんだり、ご家族からは久しぶりに顔を見られて良かったという声をいただいたりしています。また私達にとっても、普段の患者さんの様子や、自宅での状況などをご家族からお聞きする機会にもなっています。

防護具を着用しての業務が続いており、心身共に感じる負担はありますが、患者さんが

安心・安全に回復できるよう、これからも優しい看護を心がけていきます。

※写真は患者さんの了承を得て掲載しております。

 

窓越し面会の様子

iPadはリモートでの診察の他、家族とのリモート面会や音楽鑑賞などに利用しています。

 

2023-03-28就職説明会ブログ

3月11日と18日に『福井赤十字病院看護職 就職説明会』を開催しました。

対面とWEBで80人近い方が参加してくださいました。

新人研修や福利厚生についての説明、先輩ナースと回る院内見学ツアー、交流会などを行いました。

最初は緊張していた参加者のみなさんも説明会が終了するころには、写真のように明るい笑顔になっていました。

皆さんと一緒に働ける日が待ち遠しいです。

看護職就職説明会は5月にも開催を予定しています。4月に入りましたら、ホームページでご案内しますので、当院に興味のある方は、是非参加してみてくださいね。

   

※写真は参加した皆さんの了承を得て掲載しております。

2023-03-17中央手術室ブログ

こんにちは、中央手術室です。

手術室では外来手術を含め、毎月約500件の手術が行われています。

今回は最先端手術支援ロボット「ダビンチ」手術について紹介します。

2016年に最新型の手術支援ロボット「ダビンチXi」が手術室にやってきました。前立腺手術以降、現在に至るまでに腎臓、膀胱、胃、直腸と手術適応が広がり、今年度は膵臓、肝臓の術式が新たに実施されています。

ロボットといっても、勝手に機械が動いてくれるわけではなく、十分な技術を習得された医師が執刀医としてロボット本体を動かしています。大きな本体ですが、3本の鉗子の先端は非常にしなやかな動きで、細かな血管や組織剥離などの処理を行うことができます。そのため、開腹手術と比べて出血量が少なく、傷も小さいため術後の痛みが少ないなど、患者さんにとってメリットが大きくなりました。

私たち手術室看護師は、患者さんが安心して安全に手術を受けていただくことができるよう、術前より患者さんの状態を観察・評価し、手術の準備を整えていきます。今後もチームで円滑なコミュニテーションをとり、主治医、麻酔科医、臨床工学技師とも協働し、新たな術式導入にも備えていきたいと思います!

2023-03-14ICUブログ

こんにちは、ICUです。

当院は脳死下、心停止下の臓器提供を行うことが出来る病院です。

福井県内で最も最近行われた臓器移植は、2016年に当院で行われました。

私たち医療者は、臓器提供の意思がある方の思いをつなげる必要があります。

また、臓器移植について説明し、家族内で十分に考えていただくように支援することや、

移植まで円滑に進むように調整を行う役割があります。

当院には臓器移植院内コーディネーターが7名おり、普及啓発活動と体制整備を行っています。

脳死判定が行われる場合、ICUの個室を使用して実施します。

昨年11月に研修室で、脳死下臓器移植シミュレーションをおこないました。

医師、看護師、検査技師が集まり「脳死判定の手順」に沿って実施していきました。

関連部署スタッフの見学者も集まりました。

終了後は疑問点などを話し合いました。

参加・見学したスタッフからは「なかなか遭遇しない場面なので参加出来てよかった」という意見が聞けました。

 

臓器移植の思いをつなげるため、今後も啓発活動や体制を整えていきたいと思っています。

2023-02-09入退院支援センターブログ

こんにちは!今年ももう2月。もう雪は降らないでほしいと願う日々です。

入退院支援センターは、令和元年に開設し、4年が経過しました。入退院支援センターでは、予定入院される患者さんの基本情報や生活環境、退院後の療養場所などをお伺いし、事務員、看護師、栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種で、情報を共有し入院前から退院に向けた支援をおこなっています。

今年度は新たに入院前多職種カンファレンスを行っています。患者さんが自宅に退院するにあたりお困りになると思われることを入院前から様々な職種が集まって検討しています。このカンファレンスについて3つのポイントを説明します。

ポイント1

入院前に開催するということです。入院前から問題点を話し合い、退院支援を開始することで、スムーズな

退院を目指します。

ポイント2

多職種いう点です。看護師だけではなく、管理栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーが参加し、それぞれの専門的な立場からの意見を出し合います。

実際に開催したカンファレンスでは、公認心理師が参加した事例もありました。今後は必要に応じてリハビリスタッフ、認定看護師などにも相談していきたいと考えています。

ポイント3

外来、入院病棟、地域へ、診療と看護を継続するという点です。実際の事例では、話し合いの内容を病棟に継続し、病棟では入院時からすぐにカンファレンス内容を実践することで、退院までに内服薬を一人で管理が出来るようになり、介護サービスの利用をすることなくスムーズに自宅に退院することができました。そして自宅でもご家族の協力を得ながら、一人で内服薬を服用することが出来ています。

 

このようにいろいろな職種で話し合ったことを継続することで、スムーズな退院支援を行うことが出来ています。これからも入退院支援センターや地域医療連携室では、いろいろな職種でチームを組み、患者さんや御家族が安心して自宅へ退院し、安心して自宅で生活できるよう支援します。

 

在宅療養で心配なことがありましたら、いつでもご相談ください。

 

 

2023-01-262-6病棟ブログ

こんにちは、2-6(呼吸器内科・呼吸器外科)病棟です。

当病棟は、酸素投与が必要な方や、治療でステロイド剤・免疫抑制剤などを使用している人も多く入院しています。

そのため、新型コロナウイルス感染症のリスクも高く、常に感染対策に気を配って働いています。

今からの季節、乾燥や寒さで体調を崩しやすくもなるので、手洗い・うがい…と、私たちもより一層、体調管理・感染予防に注意していきたいと思います!

 

さて、話は変わりますが、皆さんは「気管支鏡」という検査を聞いたことがあるでしょうか。

気管支鏡は、口から気管支に胃カメラのようなカメラ(ファイバースコープ)を入れて、直接病巣の観察を行う、細胞をとる、などとても大事な検査・治療となります。

肺がんやその他の病気の診断としての検査だけではなく、当院では重症気管支喘息に対する「気管支サーモプラスティ」という最先端の治療も行っています。

 

医師は「咳ゼロ気管支鏡」をモットーとして、苦痛の少ない検査を心がけています。

看護師は、この検査・治療を受ける方に対して、検査前・後はもちろんのこと、検査中も「安全・安心・安楽」に行えるよう、看護支援を行っています。

 

初めての検査で不安や心配を抱く方、検査場所をみてドキドキが強くなる方もいます。

そのため、看護師は検査前から終了後まで、どう言葉をかけるとよいのか、何を観察すれば良いのか…、と考えて看護できるように学習をしています。

 

とくに、卒後3年目や異動してきた看護師には、実際に気管支鏡検査介助を通して学習できるように、教育を計画

しています。

 

看護師教育を計画的におこなうようになり、部署には気管支鏡の検査介助ができる専門的な知識・技術を持った看護師が増えてきました。

2023-01-242-7病棟ブログ

こんにちは、2-7病棟です。2-7病棟は整形外科の患者さんが主に入院されています。本病棟では退院前訪問を行っており、そのことについてお伝えしていきます。

退院前訪問指導は『地域医療支援病院として、地域の在宅療養診療への貢献と患者家族が安全に安心できる在宅療養支援を目的に、看護師、リハビリスタッフ等が自宅へ退院前訪問を実施する』ことです。平成30年度から開始となり退院前訪問を行っていましたが、新型コロナウィルス感染症の流行により訪問ができなくなっていました。しかし今年度から訪問を再開しました。今回大腿骨頚部骨折で人工骨頭置換術を受けた患者さんが自宅退院となり、退院前訪問を行いました。その時の様子を紹介します(^^)/

まずは道路から自宅玄関までの歩行状態、段差の昇降の確認です。その後室内での歩行状態、入浴動作やトイレ動作、ベッドへの移動動作の注意点を確認しました。また自宅で歩行する場所に不要な物は置かない、風呂場では滑り防止用具を置く等、患者さんとご家族と一緒に確認していきました。

実際に生活する場での退院指導は、患者さんや家族にとって退院後の不安の軽減に繋がります。また患者さんやご家族が退院後の生活をイメージでき、万全な準備をして自宅に戻ることができます。

まだまだ限られた条件の中での訪問ですが2-7病棟では必要な患者さんには退院前訪問を行う準備を整えています。

ご希望の方は病棟看護師にお気軽に声をかけてください。

 

 

 

※写真は、患者さんの同意を得て掲載しております

 

2023-01-24看護業務の効率化“幸せふくいへの挑戦事例”アワード2022 表彰式

1月21日福井県看護協会で、“幸せふくいへの挑戦事例”アワード表彰式があり、当院2-4病棟が受賞しました!

看護業務の効率化“幸せふくいへの挑戦事例”アワードは、看護業務の効率化を図るための職場での取り組みに対し表彰されるものです。

2-4病棟では、「周産期のメンタルヘルス支援体制」というテーマで、産後うつ自己評価表を活用したセルフチェックや、「ママサポート外来」を開設し公認心理師との面談実施など、周産期メンタルヘルスの新たな取り組みを行いました。助産師であり、係長でもある皿澤さんを中心に、医師や公認心理師とも協力して妊産婦さんに優しい取り組みを行ったことが、タスクシフト、多職種連携部門で高く評価されました。

表彰式には、真鍋看護部長、西川副部長、2-4病棟深尾師長もかけつけて、喜びを分かち合いました。おめでとうございます。

 

 

 

 

 

2023-01-182-8病棟ブログ

皆さん、コロナ禍3年目の2022年は、どのように過ごされましたか? 

第8波の影響がありますが、スタッフみんなで協力し合いながら、なんとか感染の波を乗り越えたいと思っています。そのような中、福井県立大学看護福祉学部看護学科の藤田祐子先生にご指導いただきながら、看護研究をまとめあげました。今回は、この看護研究の紹介をします。

 

2-8病棟は、消化器センターとして主に消化器外科疾患の患者さんを受け入れています。消化器外科といえば、周術期の印象が強いですが、化学療法や緩和医療を受ける患者さんの入退院も多いです。特に終末期のがん患者さんは身体的・精神的・社会的に苦痛があり、全人的なアプローチが必要で、看護師は使命感をもち、患者さんと向き合っています。

しかし、時には患者さんの思いを叶えたいと思いながらも、治療や社会的背景の影響を受け、なかなか希望を叶えられずジレンマを抱える事もあります。

 

近年、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)と盛んに言われるようになりましたが、常日頃、患者さんが望む医療ケアについて話し合い、意思決定をしていく過程の支援がとても重要となります。そのなかでも、患者さんが人生の最期をどのように過ごすかの療養場所の選択をテーマに、看護師が患者さんと関わる際に、どのような思いがあるのかを明らかにするために病棟スタッフにインタビューをし、「終末期がん患者の療養場所選択に関わる一般病棟看護師が抱える思いの様相」としてまとめました。

 

日々の業務で忙しいなか、業務と並行して論文をまとめあげたスタッフは、本当によく頑張ったと思います。

この研究をさらなるきっかけとして、質の高い看護サービスが提供できるよう取り組んでいきたいです。