看護部ブログ

2021-11-10特定行為研修修了者バッジ授与式

「特定行為研修制度」についてご存じですか。

専門的な知識と技術が必要とされる特定行為(診療の補助)を、研修を受けた看護師が医師の指示を受けて安全に行うことが出来る制度です。当院においても、特定行為研修を修了した看護師(当院では特定看護師と呼称)が4名います。

今年度、特定行為業務管理部会を立ち上げ、特定看護師が、臨床の場で特定行為を実施するための準備を行ってきました。

11月よりT看護師が、特定行為「抗精神病薬の臨時の投与」を、開始します。

それに先立ち、特定看護師として認識してもらうために、当院オリジナルのバッジを作成し11月4日、院長より授与式が行われました。

将来的には、院内のみならず地域でも活躍する場をつくることを予定しています。患者さんに、安全・確実に特定行為を実施出来るよう、今後も体制の整備に尽力していきます。

 

当院オリジナルのバッジです

2021-10-202-4病棟 部署紹介

2-4病棟は、産科を含むレディース病棟です。

今回は、当院の産婦人科の特徴でもある母子同室について紹介します。

母子同室は、早期からの母子の愛着形成・母乳育児の確立に役立ちます。

母子同室の開始は、出産の時間やお母さんの体調に応じて出産直後または翌日をお選びいただけます。「赤ちゃんの世話がちゃんとできるだろうか・・・」「自分が寝てしまったら、赤ちゃんが心配・・・」などと思われるかもしれません。同室後にお母さんの疲労が強い時は、スタッフステーションで赤ちゃんをお預かりするなど、病棟スタッフがサポートしますのでご安心ください。

=実際のお母さんの声=

・「3時間ごとの授乳は、夜も起きないといけないから大変でした。でも、家に帰ってからも同じだから、入院中に慣れることができて良かったです。」

・「今回、初めて母子同室を経験しました。上の子の時は、帰ってから戸惑うことも多かったので、入院中からずっと赤ちゃんと一緒に入れるのは良かったです。家に帰ってからも安心です。」

2021-10-11ICU看護師の役割紹介

こんにちは、ICUです。

令和2年度から始動したICU看護師のいろいろな役割を紹介します。

★RRT看護師★

RRS(Rapid Response System)って何? と思われる方も多いと思います。

RRSは、院内心停止をはじめとする重大な有害事象を早期に発見し、

早期介入に繋げる安全管理システムです。

当院では令和2年7月より活動開始し、医療安全推進室を事務局として、

RRT(Rapid Response Team)医師と看護師が対応しています。

現在看護師は、ICU5名と、1-5病棟2名の計7名がRRT看護師として

活躍しています。

病棟で「患者さんの状態を相談したい」

「患者さんの状態が悪化している。このままで大丈夫かな。早期に回復対応に繋げたい」

このような場合、RRT看護師に連絡が来て病棟へ急行しています。

★ドクターヘリ担当看護師★

令和3年5月から福井県もドクターヘリの運行が開始しました。

いつでも受け入れ出来るように毎日ドクターヘリ担当医師・看護師がいます。

看護師は、朝はICUの病床状況、緊急カテーテル受け入れ状況などを確認し

ドクターヘリ担当医師と情報共有します。

ヘリポートの階下に受け入れに必要な物品は整っているか確認し整備しています。

「ドクヘリ準備、ドクヘリ準備」

一斉放送が院内にかかったら始動開始、ヘリポートへ急行です。

 

このように患者さんの早期対応に日々奮闘しています。

2021-10-042-8病棟 病棟スタッフの活動紹介

こんにちは。2-8病棟です。今回は、病棟スタッフの活動について紹介します。

本館8階は消化器センターとして、消化器疾患の患者さんを受け入れています。2-8病棟は主に外科的治療や化学療法を受ける患者さんが入院されています。患者さんの治療や経過をふまえてより専門性の高い看護が提供されるよう、看護師が2つのチームに分かれて、お互いに協力しながら日々の看護業務を行っています。

 

1チーム:化学療法と緩和チームに分かれて、患者さんにより良い看護が提供できるように、年間目標を立てて活動を行っています。

2チーム:手術看護チームとストマ管理チームに分かれて、知識・技術の向上を目指して活動しています

こちらは、リーダー会の様子です。1チーム、2チームのリーダー・サブリーダーと看護係長・看護師長がチーム活動や看護業務についてより良い病棟運営になるように話し合っています。

 

2-8病棟ではチーム会やリーダー会でスタッフみんなの意見を吸い上げ、日々の業務や活動について話し合いながら、病棟の目標「消化器疾患の患者に対し、安全で質の高い治療・ケアを提供する」が達成できるように、取り組んでいます。

 

 

2021-09-141-4病棟ブログ

こんにちは、1-4病棟です。

今回は小児科で入院中の患児が作った作品をご紹介したいと思います。

👆恐竜の骨格 月見教室の先生と折り紙約20枚で作り上げました。 

 

👆全て1枚の折り紙で出来ています。緻密ですね。

👆カブトムシとクワガタ

👆マンモスや恐竜

👆いろんな生き物が折り紙で作られています

 

これらは、なんと入院中の12歳の中学生A君が作った作品です。ある作品は、150回以上の折り方をして出来上がっていました。病室の床頭台やベッドサイドに吊ってあり、訪室の度に新しい作品が置かれていました。細かな細工と立体的な造形で毎回感動し、見応えがありました。

 あまりにも作品が素晴らしいので、病棟に入院する他のお子さんにも見せてほしいとお願いし、ナースステーションに飾らせてもらいました。また、職員食堂「さくら」の前にも作品を展示させてもらいました。

恐竜やペガサスなど、いろんな動物や昆虫の折り紙があり、小さなお子さんも興味を持って手に取ったり、遊んだりしました。

 

作品を提供してくれたA君に作品のすばらしさを伝えると、恥ずかしがっていましたが、

とても素敵な才能ですよね。A君は無事に退院しましたが、これからもいろんな作品作りを続けてほしいと思います。A君、新作が出来たら見せてくださいね★

2021-08-30脳卒中センターの紹介

こんにちは。1-5病棟です。今回は令和2年12月にリニューアルされた脳卒中センターを紹介します。脳卒中センター(SCU)とは、脳卒中の発症直後から急性期の患者さん(2週間ぐらいまで)の治療を行う病床です。病態だけではなく、それぞれの病気の重症度も異なるためSCUには意識がない方や手術後で絶対安静の患者さん、症状が軽い患者さんまで様々な方が入室されています。そういった患者さんがそれぞれ適切な治療を行うため医師だけではなく、看護師、リハビリスタッフや薬剤師、社会福祉士など様々な職種がチームとなって患者さんの病状や治療方針を共有して治療にあたります。

リニューアルされた脳卒中センター

リニューアルされた脳卒中センターは、病床数が今までの9床から12床に増床されました。ただベッドの数を増やしただけではありません。個室を2室増設し、人工呼吸器などの医療機器の充実を図りました。また、陰圧の個室を利用することで、感染症の患者さんの管理も行えます。この12床は、北陸最大級の病床数です。

脳卒中センター内個室

私たち看護師は、定期的に勉強会やシミュレーションを開催し知識や技術力の向上に努めています。また患者さんに今必要なことは何か、患者さんが求めていることは何かを常に考え観察やケアを行っています。これからも患者さんに安全で安楽な看護を提供できるようチーム一丸となって取り組んでいきます。

 

2021-08-19健診センター

当健診センターをご利用いただき、ありがとうございます。COVID-19感染の流行から1年以上が経過し、当健診センターでも様々な感染防止対策をとっており、変更した点があります。大きな変更点としては、1.出入り口の場所の変更 2.入口ドアの開放時間の変更です。まず、2箇所あった出入り口ですが、発熱等で入院される方と動線が重ならない場所に変更し1箇所に制限しました。また、健診センターの入口ドアの開放時間を8時開始と遅くしました。

毎年ご利用されている方がいつもの出入り口に来られて、「出入り口はどこ?」と迷われるようで、大変ご迷惑をおかけしています。健診をお申し込みいただいた方には、出入り口の場所変更の地図を同封しておりますが、気づきにくかったかと思います。今後は、皆様に気づいていただけるような表示に変更していきます。又、早くに来てお待ちいただく方に椅子の用意がなく、大変ご不便をおかけしております。感染対策上、新たに椅子を設置することは避けたいため、椅子に座ってお待ちになりたいという方は、健診センターの手前に位置する27番の内視鏡検査室前の椅子をご利用ください。そこから左手に健診センターが見えますので、センター内の電気がついたら入室することが出来る合図となります。電気が点灯しているのを確認した後に、右に折れてスロープを下った先にある健診センターの出入り口にお進みください。

至らない点が多々あるかと思いますが、お気づきの点はご意見をいただけましたら、健診職員一同、改善に向けて取り組んでまいります。今後ともどうか宜しくお願い致します。

     

2021-08-10医療安全推進室ブログ

こんにちは、医療安全推進室所属の看護師長Sです。

日ごろから看護部門の事柄に限らず、院内で起こっている様々な事例の情報を収集しています。得られた情報から、患者さんに対して安全な医療を提供できるよう提案や改善を行ったり、全職員に対し、職場の安全確保に関する啓発活動や対策の周知などを行っています。

 本院の医療安全のための考え方は以下の通りです。

全職員が「患者さんの安全を守る」ことを考え、部署間・職種間も連携し病院全体で取り組むのはもちろんのこと、お名前の確認や転倒事故の防止等については、患者さんのご協力も得ながら安全で安心な病院となれるよう、取り組んでいきたいと思います。

2021-07-13ローテーション研修修了式

7月9日、新人看護師のローテーション研修修了式がありました。

当院では、4月に入職してから約3か月間、各部署での研修を行います。又、その間集合研修として、看護技術の実技トレーニングや、看護倫理や感染予防、医療安全等の講義を受けます。新人看護師は、この7月1日から部署配属となりました。

久しぶりに会った顔は引き締まり、皆それぞれに良い顔をしていました。

これからの、新人看護師の成長を見守っていきたいと思います。

 

 

 

2021-07-09第69回日本病院学会 優秀演題に選ばれました。

 今回、N看護師長さんが発表された「入院早期の介護連携を強化した入退院支援体制が病院経営に及ぼす影響~入院当日の病棟看護師発信の介護連携の取り組み~」が、日本病院学会の優秀演題に選ばれました。この活動は、地域医療支援病院としての介護連携の強化に繋がります。今後も活動を継続していきます。 

2021-06-282021年度前期 キャリア開発ラダー認定授与式

当院は、赤十字施設のキャリア開発ラダーを採用しています。 

キャリア開発ラダーは、赤十字施設の看護職が段階的に看護実践能力を向上させ、 

それを組織が承認していく継続教育のシステムです。 

6月23日 キャリア開発ラダー認定者の授与式がありました。今回、管理ラダー2名、 

実践者ラダー28名の計30名が認定を受けました。おめでとうございます。 

今後も看護専門職として、自己研鑽してください。 

2021-06-03感染管理室ブログ

こんにちは、感染管理室です。

 

当院では『うつらない・うつさない・拡げない』ことをモットーに、全職員をあげてCOVID-19と

闘っています。

全職員が常にサージカルマスクを着用し、手指消毒剤を個人携帯しています。又、患者さんに対応する際はフェースガードの着用を徹底しています。職員自身が感染しないためには、個人防護具を正しく着脱できることが重要であるため、感染管理認定看護師が実際に現場に行き、着脱方法を指導しています。

正しく感染防御をすることが、職員の不安の軽減に繋がっているとの声も聞かれています。

今後も職員と病院に訪れるすべての人を感染から守るために、感染防止対策の強化に努めていきます。

研修を行う際には、間隔をあけ密にならないように、人数制限を設けて行っています。

防護具の着脱訓練を一緒に行い、感染のリスクが高まらないようにしています。

2021-05-27しあわせの花、すずらんが届きました。

5月26日、ANAグループ様から「すずらんの花」と「しおり」が当院に届けられました。

この取り組みは、昭和31年(1956年)からご協力いただいており、「しあわせの花 すずらん」は、今回で61回目を迎えます。

「すずらんの花」と「しおり」は、「すずらん娘」として選ばれた看護師KさんとUさんが、各部署に心をこめてお届けしました。

すずらんのさわやかな香りとともに、皆さんにしあわせが届きますように。

                                    看護部

2021-05-17訪問看護ステーションブログ

こんにちは。訪問看護です!

 

昨年からの新型コロナ感染症は、改めて在宅での感染を広めないための様々な取り組みを考える契機になりました。その一つが訪問看護記録の電子化です。

訪問看護師に感染者が出て事業所閉鎖にならないために、少しでもスタッフ間の接触を減らす必要があります。時には時差出勤や訪問先への直行直帰も必要になるかもしれません。 訪問看護は単独で利用者さんのお宅に訪問するため、全員でのミーティングを夕方実施し、情報共有に努めています。その際必要な情報を電子カルテに移行し、これまで一部電子化、一部紙カルテだったものを完全電子化にすることでスマートフォンやiPadで完結できるようにしました。

とはいっても100名を超える利用者さんの情報の移行を、普段の業務と並行して実施するのは大変な作業です。電子化に不慣れな看護師も日々奮闘しています。

電子化を進める中で、大変なことばかりではありません。緊急電話相談をいただいた時に、事務所にいなくても利用者さんの情報を確認し、より適切な判断と対応に努めることができるようになりました。また、読み手が理解できる記録になるよう記録内容の見直しも行っています。他の看護師の観察やケアの技を記録から学び、指摘し合う場面もあり、看護の質向上に役立っているように思います。

今後も、困難な時こそ「利用者さん、スタッフ共に安心、安全に過ごせること」を第一に考え、寄り添う看護の実践を継続していきたいと思います。

2021-05-12ナイチンゲール生誕記念

こんにちは

陽気が暖かくなってきましたね。

5月は赤十字月間です。看護部では、毎年この時期にナイチンゲール生誕記念として、各部署からの代表者が「1分間スピーチ」を行います。今年は、5月7日に行われました。

コロナ禍であり、例年より参加者を制限し、間隔を拡げ、感染予防を徹底しました。

スピーチを行った看護師は、年齢も経験年数もそれぞれ違いますが、その人なりの看護に関する感じ方や思いを知り、聴く側まで暖かい気持ちになりました。

朝の短い時間の中で、飾られた花、ナイチンゲール像(これは、旧看護専門学校に置かれていたものです。)皆の真摯な姿、一つひとつの場面が、多忙な日常を忘れる癒しになったのは、私だけではないと思います。

どの話も、心の奥まで染み渡りました。

この素敵な行事が今後も継続して行われるようにしていきたいと、改めて感じました。

2021-04-12新年度が始まりました

今年度、34名の新人看護師が入職しました。

この1年、私達医療職もコロナ禍で大変な時期でしたが、それは看護学生だった新人も

同じで、厳しい1年だったと思います。

十分な実習が出来なかった学校もあったと聞いています。

その中で国家試験の勉強に励み、無事に試験に合格して入職してきた新人看護師を、

今後大切に育て、成長を見守っていきます。

今年度も宜しくお願いします。

 

2021-03-151-7病棟ブログ

 1-7病棟には、血液疾患の患者さんが多く入院されています。血液疾患の治療の一つに、末梢血幹細胞採取があります。これは、骨髄から末梢血に出てきた造血幹細胞を採取することをいいます。末梢血幹細胞採取を行うには血液成分を分離するための装置やクリーンベンチ(埃や環境微生物の混入を避けながら作業を行うための装置)など特殊な装置が必要です。

 今まで、末梢血幹細胞採取は病棟から離れた一室で行われていました。しかし、緊急対応や動線を短くするなどの利便性も考慮し、病棟内で実施することは出来ないかと考えました。多職種の意見を聞きながら管財課の協力を得て、昨年から準備をすすめ、11月には末梢血幹細胞採取を実施することが出来ました。病棟内で実施することで、処置をスムーズに行うことができ、物品の調達や病棟業務との連携もとりやすいと、スタッフからも高評価です。

 医師・検査技師・病棟スタッフの協力や管財課の速やかな対応のお蔭で、安心して処置が行える環境を整えることが出来ました。これからもチーム一丸となって、患者さんにより良い環境で安全に処置を行えるよう努めていきたいと思っています。

2021-02-17★★ 多職種協働の入院前支援スタート! ★★

2019年5月から正面玄関右側に開設して2年が経過し、少しずつ業務を拡大しています。事務職は入院時書類等の説明を詳しく行います。

看護師は、クリニカルパスや療養支援計画書を用いて、安心して療養生活が出来るよう説明を行います。

また、患者さんの情報をお聞きし、少しでも安心して地域に戻ることができるようソーシャルワーカーとも連携しています。

そして2020年9月より管理栄養士、11月より薬剤師も患者さんへの対応を始めてより安全に療養生活が送られるよう支援しています。

入院や手術が予定された患者さんは、とても不安な気持ちでセンターに来られます。

明るい雰囲気の中で、患者さんおひとりおひとりに合わせた丁寧な対応を心掛けていきます。 

【管理栄養士による入院前栄養評価】

 入院前に、食物アレルギーの確認や右のスクリーニング表に沿って面談し入院後の栄養指導や相談につなげています。

【薬剤師による休薬説明】

抗凝固剤や抗血小板薬(血液さらさらの薬)などを内服している患者さんは、手術前や侵襲のある検査の前に一定期間休薬する必要があります。そのため薬剤師が持参薬の確認と休薬予定の薬剤をカラープリントして休薬日時を明記した用紙を用いて分かりやすく説明しています。

 

 

                                                  

 

2021-02-042021年のはじまり

気が付けば立春も過ぎていました。お久しぶりになりました。

今年は、お正月明けの大雪で始まりました。

この1月の大雪時には、降雪前に帰宅を早急にするよう院内掲示がありました。

職員も足早に帰宅していきました。院内では、3年前の豪雪の経験をもとに、

帰宅困難の職員のための宿泊設備を設けて対応しました。

3連休中の大雪明け、業務に支障を来たすことなく、職員は出勤しています。

遠方在住の職員は、前述の宿泊施設を利用したり、2時間徒歩で通勤したり、駅周囲のホテルで宿泊したりと様々な工夫をして通勤していたと聞きました。

雪国ならではなのか、県民性なのか、皆さん忍耐強く、静かに地道に頑張るなあと、同じ職員として感心しました。

なかなかコロナの収束が見えない時期が続いています。

大変な時期においても、患者さんが回復することが医療者としての私達の願いです。

1日1日を大切に、職員一丸となって頑張っています。      JUN

   

      

3密を避けて、空間を広げて簡易ベッドの準備

2020-12-24中央手術室ブログ

こんにちは。

手術室では、年間約6000件の手術を行っています。しかし、今年はコロナ禍においていろいろな状況が変化し、4月5月は手術制限をせざるを得ない状況となりました。現在は通常の手術件数で行われていますが、全身麻酔手術においては、患者さんに感染予防のため術前に新型コロナの検査を受けて頂いている状況です。

 手術室では新型コロナの疑似症例もしくは陽性の患者さんの受け入れができるようマニュアルを整備し、緊急手術にも対応できるようシミュレーションを実施してきました。今後も、意識を高めて対応していきます。

今回のブログでは、コロナ禍で手術制限の時期に手術室スタッフが作成したマスクについて紹介します。きっかけは看護部からの不織布再利用によるマスク作りの提案です。不織布とは、手術に使用する機械の滅菌時に使用する布で、高密度・柔軟性・通気性が高くマスクにも適すると考えました。手術室看護師は、手術が少ない日に毎日交代で病棟応援に行く等勤務調整していましたが、空いた時間を利用してマスク作りを開始しました。マスクが手に入りにくかった4月5月に、入院されている患者さんや、救急に来院された患者さんに使用してもらえるよう配布しました。手術に来られる患者さんが、自分達が作ったマスクを付けて入室されたときには、少し感動も覚えました。今は院内でもマスクが入手できるようになり作成することはなくなりましたが、当時は少しでも患者さんに寄り添える活動が出来てよかったです。1日でも早く通常の生活が出来るよう、皆で祈りたいと思います。